生贄と生贄の家族小説一覧

1
「ねえ姉さん、どうせ生贄になって死ぬのに、どうしてご飯なんて食べるの? そんな良いものを食べたってどうせ無駄じゃない。ねえ、どうして食べてるの?」  ねっとりと息苦しくなるような声で妹が言う。  私はそうして、一緒に泣いてくれた妹がもう存在しないことを知ったのだ。 ****リハビリに書いたのですがダークすぎる感じになってしまって、暗いのが好きな方いらっしゃったらどうぞ。
24h.ポイント 383pt
小説 3,346 位 / 185,527件 ファンタジー 526 位 / 42,581件
文字数 6,497 最終更新日 2024.04.14 登録日 2024.04.14
1