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物置き小屋と化した蔵に探し物をしていた青年・山本颯飛は砂埃に塗れ、乱雑に山積みにされた箱の中から一つの懐中時計を目にした。 それは、不思議と古びているのに真新しく、底蓋には殴り書いたような綴りが刻まれていた。 特に気にも留めずに、大切な彼女の笑いの種するべく、病院へと歩みを進めていった。 それから、不思議な日々を送ることに……?
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文字数 23,611 最終更新日 2024.05.04 登録日 2024.04.30
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