「単」の検索結果
全体で3,642件見つかりました。
僕らは、ある日突然「椅子取りゲーム」に招待された。
僕の他には同じクラスの高田がいた他にもたくさんいたが知らない人ばかりだった。
?『ようこそ、椅子取りゲームへ』
放送から不気味な男の声が聞こえてきた。
?『この椅子取りゲームのルールは簡
単、家に帰っても、学校に行って
も、何をしてもいいただし1日に1
度音楽が聞こえてくるこれがなっ
たら音楽が消える前に椅子に座る
こと。音楽が消えた時に椅子に座
っていない又は全ての椅子がうま
った場合座れなかったものは死ぬ
それだけがこの椅子取りゲームの
ルールだ。』
文字数 241
最終更新日 2019.09.21
登録日 2019.09.21
在宅ワーカーのお盆休みさんと営業職で社畜の平日さんのお話。
疲れて帰ってきてソファに倒れる平日さんと構って欲しいお盆休みさん。
一応簡単なキャラ紹介。
お盆休みさん
在宅ワーカー。毎日が休日。たまに修羅場。夏の私服は着流し。
平日さん
営業職。日々酷暑を駆け回る社畜。連勤記録更新中。そろそろしんどい休みたい。
ちなみにお二人は同居してます。
文字数 1,476
最終更新日 2022.08.13
登録日 2022.08.13
「君は元の世界を離れて別の世界に転移する事が確定した。
…。
一方的な声の宣告でわたしは一本道RPG+シミュレーション風味なレトロゲームに似た異世界に召喚されました。
…苦労は確定で、死は未定ですか!
でも割と簡単に強くなりました。
それでも予告された確定の苦労はありました。
Lv2のわたしに仕事はありません。
生きるだけなら楽ですが、生活は不自由なこの世界。
わたしは目的を持って、帰ることを目標にする事になります。
文字数 112,110
最終更新日 2016.07.18
登録日 2016.07.17
ちょっと間が空いて単発の詩を投稿。どうも西野です。あ、はい、西野です。……いやだから西野です。はい。いやもう西野ですよって、おばあちゃん、にーしーのーでーすーよ。あ、いや「ニシノデス」ではないです。「ニシノ」だけです。うー、ああもう、「ニシノダケ」って誰ですか。もはやキノコじゃん。私はしめじが好きですけどね。いやだから、何でそうどうでもいいところばっかり拾うかなもう。「キノコジャン」とかいう人間がいると思いますかあなたは? はいじゃないんだよ。素直に返事しない。めんどくさいなあんた。なんだよもう。西野だっつってんだろ。ナ行イ段の「に」とサ行イ段の「し」とナ行オ段の「の」で西野!……あああああああああ、何で伝わらないかねぇ!は?トイレくらい勝手に行っていいよ何でいちいち聞くんだよ。別に呼び止めてないし。場所は知らん!自分で探せ!いや、老眼だから文字が読めないはもっと知らん!老眼鏡持ち歩けや!インフォメーションセンターでも行けば教えてくれるだろ!だあぁぁ、インフォメーションセンターって言うのはあの向こう側の角を右に曲がったところにあるお姉さんたちが色々教えてくれるところだよ!さっさと行ってほら!歩く歩く!杖もついてないんだから行けるって!ついでに老眼鏡の売り場も聞いてきとけ!
……えー、お騒がせしました。どうぞ召し上がれ。
何で戻ってきたのおばあちゃん!いやちがう私は西野!西野低気圧なの!キノコジャンじゃないの!……松茸のソテーなんか知らん!食べたくなるでしょそんなこと話したら!醤油で炙って焼くのが一番とか言うな、お腹すく!おばあちゃんの知恵袋いらないから!この口論嫌だよ結局私になんの得もない!……いやだからね、どうしてニシノダケに戻ったんだい?低気圧だってついさっき言いましたよー?ねー、おばあちゃん。いいこだからねー、さああっちへ行きましょうね~。ねー。
……いやだからねぐるっと一周回るんじゃなくてね!あのね!もうね!………………。
文字数 734
最終更新日 2019.02.18
登録日 2019.02.18
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誰もがみんな憧れる花形職業といえば、もちろん勇者である。
では、勇者になるためにはどうすればいいか。
答えは簡単だ。
名門・王立グロワール高校を首席で卒業できれば、無条件で勇者の称号を与えられるのだ。
ヤニックは優等生の幼なじみモナに誘われ、ダメモトで受けたグロワール高校に合格してしまった。
学校の成績を決めるのは、ラケットで砲弾を打ち合う「トゥーネス」と呼ばれる格闘技。
まぐれで入学したヤニックは、当然のように1学期の期末トーナメントで最下位になり退学、つまり追放処分を受けてしまう。
しかし、夜になると姿を見せる不思議な少女コトネとの出会いをきっかけに、ヤニックは無敵アイテムをゲット。
物語はたちまちチート&ハーレム展開へと突入していく。
かつての担任教師やクラスメイトたちはヤニックの復学を懇願しに来るが、すでに無双状態となったヤニックにとって、もはや学校など無意味な存在だ。
教師やクラスメイトを足蹴にしながら、さまざまな強敵を倒し、勇者へ──そして魔王討伐への道をザクザクと突き進む少年の物語!
文字数 101,848
最終更新日 2022.12.09
登録日 2022.10.27
南の地の魔物を倒し、世界を救ったばかりの五人の英雄。
そんな彼らに再び降りかかった一つの難題。
それは【伝説の魔王】を倒して欲しいという故郷からの手紙だった。
エルフの白魔導師・ヴァイスを中心に、天真爛漫な少年魔導師、炎の戦士、ダークエルフの双剣士♀、獣人猫族の少女――五人の仲間が再び世界を救うために立ち上がる!
【飛空艇】で最初に目指すは、空に浮かぶ【空中都市】。
【人魚】【ハーピー】【兎耳娘】【ドワーフ】【ドラゴン】とファンタジー要素が盛りだくさん!
所々に【童話】のオマージュが隠されています。見つけてみてね!
魔王に隠された真実を暴け!
※本作は「はじまりの詩」の続編ですが、この作品から読み始めても大丈夫です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883240772
◆◆主要登場人物◆◆
◆ノエル(魔導師)
12歳の少年魔導師。性格は無邪気で天真爛漫。たまにちょっと小生意気。
「大丈夫。負けるつもりなんてないよ!」
◆ヴァイス(白魔導師):この話の主役
ホワイトエルフの白魔導師。20代後半。性格は真面目で几帳面。
「ノエル様に付いていくと、誓ったのです」
◆カッツェ(勇者)
戦斧《アックス》と弓を装備する重量型《パワータイプ》の戦士。30代前半。炎の魔導術が少しだけ使える。性格は豪快・実直で、やや単純。
「俺達に任せておけ。なんたって俺達は【伝説の勇者】様だからな!」
◆レイア(双刀使い)
ダークエルフの女戦士。20歳前後。普段は無口で感情をあまり表に出さないが、根は優しい性格。
「カノアのことは、私が守る」
◆カノア(薬師見習い)
薬師の修行をしている獣人猫族《ケットシ―》の少女。7歳。猫のように気まぐれな性格。基本的に無邪気で楽天家。
「ボクたち獣人猫族《ケットシ―》は、鼻が効くんだニャン♪」
こんな感じの五人が繰り広げる、ほのぼの・王道の冒険ハイファンタジー!
たまにバトルもあるよ☆
※本作「魔王の手紙」では、エルフの青年・ヴァイスの目線で物語が進みます。
登録日 2017.06.23
好きじゃない、単なる遊び相手。
それは、お互い様。
めんどくさい関係なんて嫌だし、友情が壊れるのも嫌だーー。
気楽な関係だった、でも、そうじゃなくなった。私は落ちていく。その、深淵に。
文字数 15,066
最終更新日 2021.01.28
登録日 2021.01.28
この世界では、長い間人間族は差別に遭い続けてきた。
この世界上では、様々な動物の姿をした、高度な知能を持つ生物、日本で言う、「人間」的な存在のものが生活している。それらは、「民」と呼ばれる。しかし、彼らは人間の姿とは限らず、犬、猫、猿、馬、牛、様々な姿をしており、それぞれ「犬族」「猫族」などと言った風に呼ばれる(この呼び方は”民”種差別に当たるため、廃止が検討されている)。その中でも、人間のような姿をした民は、「人間族」及び「ヒト族」と呼ばれる。
ちなみに、動物と民を見分ける最も簡単な方法は、彼らが四足歩行しているか、二足歩行しているかどうかである。
人間族は、毛が生えているのは頭など一部だけ、など、他の種に比べて特異な点があるために、長い間他の種の民によって差別に遭い続けていた。
その背景として、指先に毛がないことから、細かい作業のために奴隷として駆り出された過去が一つ挙げられる。そのおかげで産業は発展したため、むしろ他の民は人間族に感謝すべきであるが、やはり、その特異な見た目上、差別は決して絶えることがなく、むしろ、近年の機械化によって人間族の良さが失われつつあることで、差別は一層加速していた。
仕事を失った人間族は、行き場を失い、スラム街を形成し始める。差別のせいで都市部のアパート、マンションは軒並み断られるうえ、労働の賃金も安かったためである。
そのスラム街には、他の民は決して近付こうとはせず、その近辺には、ほとんど人間族以外は住んでいない。
ただ、誰もいないというわけではない。そのスラム街に、小さな街が隣接していた。そこには、人間族への配慮があり、人間族への差別を撤廃しようと努力する民の姿があった。
彼らは、人間族のために都市部から食料や日用品、家電、建築資材…あらゆる物を仕入れては、人間族に販売していた。当然、人間族が都市部の店へ行ったところで、入店拒否であるためだ。
では、肝心の人間族は収入をどこから得ているのか…
その街に、とあるIT企業の姿があった。
登録日 2021.02.20
停戦中の隣国の暗殺者に殺されそうになったフェルナンド・ガジェゴス伯爵令息は、目を覚ますと同時に、前世の記憶の一部を取り戻した。
どうやらこの世界は前世で妹がやっていた恋愛ゲームの世界であり、自分がその中の攻略対象であることを思い出したフェルナンド。
だがしかし、同時にフェルナンドがヒロインとハッピーエンドを迎えると、クーデターエンドを迎えることも思い出した。
もしクーデターが起これば、停戦中の隣国が再び侵攻してくることは間違いない。そうなれば、祖国は簡単に蹂躙されてしまうだろう。
後味の悪いハッピーエンドを回避するため、フェルナンドの戦いが今始まる!
文字数 117,328
最終更新日 2021.08.25
登録日 2021.07.03
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一回、読んでみ?
毎日、たまに、時々、無性に溢れ出てくるものを文字に落とし込んでいる作業をしています。
読みやすいように、分かりやすいように、読むことを楽しんでほしいから書いています。
内容は、一応、詩(という名の、たぶん?、エッセイ)です。
ーー。人間ってなんやろな、って思いながらつくってます。(完)
…………………………言いたいこと?
はい。そうですか、
伝えたいことを一言にしますと、そうですね。
「「愛されたい。話を聞いてほしい。頷くだけでいい。何も言わないで。放っておいてよ!!何で言うの。幸せ。そう思えてる?実は人を見て自分を見ているんだ。でも叱られたくない。幸せになんかなれない。そうなりたくない。そう思うことは罪なの?悪いことって何?正義ってどうして痛いんだろう。逃げたい。お別れしよう?どうして。これは違うっっ!!!だから?はぁ。えーと。うぅん。あーあ。本当はね。好きです。だいっっっ 嫌いとか言いたくなかったんだ。ごめんね。ごめんありがとう。すみません。それで?それが?心配しちゃう。私がかわいい。あなたは誰?わたしはどこにいるんだろう。きっと知らないし知りたくもない。だったのに。それなのに。
だから、
話を聞きたくない。」
思った気持ち。
それをシンプルに、くどくなくて良いから、すなーおに言ってほしいーー
(大丈夫、大丈夫だよ。それは、誰にも否定できない事実なんだから。私は聞くことが趣味だから、聞いてみたいんです。良かったら、聞かせてよ。
食事しながらでも。
でも、ごめんね、本当は、私も心が塞がって、苦しくても泣けなくて、眠れなくなってしまう。それだから、聞けないときもある。
手間にはなるけれど、それでも、伝えたいことがあったら私は知りたい。
私とあなたのために、あなたの今の気持ちも言えなかった言葉も、すべて、すべて、すべて、できる限りで良いから。
紙に書いておいてくれませんか……。あなたの渡したいときに渡してね。傷付くのは、あなたが好きで、愛しているから。)
ーーそんなことが言えるくらい、それが出来ている人に、私はなりたいから、これを書いているんです。
あと、ここをお借りして、セラピーさせて貰ってます。本当にありがとうございます。
です。」
長いですか?短くしろと、はあ、まあ、その言い分、百里くらいありますね。
それなら、簡単です。
「いま笑えてる?」
って、聞きたいから書いてます。
まあ、笑えない人生なんて、なかなか無いですし。
本の一部分を切り取ったら、そうなるかもしれませんが、笑うのは、笑えるようになる自分を作るのは自分ですからね。
ってのを、細々と書き連ねて、いつか落ち込んだ自分や誰かのための文を作り置きする場にしている場所がここです。
文字数 20,990
最終更新日 2022.10.20
登録日 2022.10.13
浮気して、他に好きな人ができたからって、私に家を出ていけですって?孤児だからと、私を見下す彼に私は思った。今に見てなさい?
文字数 1,439
最終更新日 2022.10.29
登録日 2022.10.29
高田瑞希(享年45歳)。
背中に手製のボーガンの矢を受けて死亡。
目を開くとお花畑だった。
「キャプテンウルトラかよ」
『ふふふ。有る意味宇宙の果てでは有りますね』
首を横に向けたら、先程の言葉をピアノの音色の様に奏でた、白い服を着た高貴な感じの二十代半ばの人が(女神)がいた。
『貴女変わった殺され方をしたわね。落ちてた五百円玉を拾おうとして、三階から矢を射られて死ぬなんて。・・・あっ、向こうでは死んだけど此方では私が再生中よ。それでね貴女を聖女として私の世界に迎えたいの、そこでえ~、聖魔法と亜空間魔法インベントリーは固定スキルなんだけど、一年間分のお金・・・日本円換算で五百万円分のこちらのお金と、インベントリーに3ヶ月分の食糧とか調理器具に、涌き出る聖なる水瓶を入れておくわね』
「ふえ?」
『さてと後は生活援助スキルね。好きな物3つ選んでね。水魔法とか火魔法とかよ』
「金運と男と腕っぷしの強さ」
『・・・聖女に金運は付けられないわね。聖女は結婚しても良いけど、倫理上男遊びは駄目よ。何せ教会のシスターだからね。腕っぷしは・・・魅了とか器量良しとか品行方正とかにしないかなあ』
「魔法と剣と腕っぷし」
『はあ~、魔法は土魔法にするね。剣は・・・風の聖剣で、剛腕っと。いちおう貴女の希望は叶えたわ、聖女らしく無いけど。う~ん・・・私が喚ぶ聖女なんで、簡単に死なれても困るから、合成の秘術を授けるわ。これは無属性魔法の上位に当たる物で、魔法とかの合成が出来る術よ。
私の世界へようこそミズキ。さあ降りなさい』
神界から地上へ降ろされたんだけどねえ・・・。
「何で川の中洲へ置き去りやねん!。・・・しかも川幅1キロぐらい有るし」
文字数 59,263
最終更新日 2024.01.27
登録日 2023.09.09
「まさか、こんなことが起こるなんて……」
十六歳のアトロポスを襲った悲劇は、王宮のクーデターだった。
最愛の王女アルティシアを護るため、アトロポスは単身、剣を振るう!
だが、アルティシアは捕らえられ、アトロポスには屈辱の試練が待っていた。
自分のすべてを捧げて愛したアルティシアを殺され、アトロポスは復讐を誓った。
『アトロポス、知っているかしら? 運命の女神って三人いるそうよ』
『三人ですか?』
『そう。運命の糸を紡ぐ女神、その糸に運命を割り当てる女神、そして死の瞬間にその糸を断ち切る女神……』
『糸を紡ぎ、割り当て、断ち切る……』
『私は運命の糸を紡いでみたい。この国の民が幸せになれるような糸を紡いでいきたい。それが王家に生まれた者の務めだと思うの』
『姫様……。姫様ならきっとできます。民の幸せの糸を紡ぐことが……』
アルティシアの言葉を胸に、アトロポスは百人の騎士が待つ南外門前広場に単身で襲撃をかけた。
民衆に晒されたアルティシアの御首を取り戻すために……
後に冒険者ギルド最強の女剣士と呼ばれる少女の冒険が今始まった。
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています。
文字数 566,943
最終更新日 2021.11.20
登録日 2021.07.18
近年、他人の脳に侵入・同化し、意のままに操って犯罪に加担させる「人格ハッキング」または「意識乗っ取り」と呼ばれる犯罪が頻発していた。
貝原葉子は、ナタアナヤ意識操作研究所で働く優秀な「追跡者」。ハッキング被害を訴える容疑者の記憶にダイブし、乗っ取りを証明する情報を集めて、冤罪を防ぐために日々奮闘している。
そんなある日、横領事件の容疑者の男性が、人格ハッキング被害を訴えて研究所を訪れた。
葉子はいつものように、男性の記憶にダイブする。
単純な乗っ取り事件だと思われたが・・・
文字数 30,128
最終更新日 2020.12.31
登録日 2020.12.23
舞台は宮城県仙台市にある大手文具メーカー『あけぼの文具堂東北営業部』。
その営業二課(卓上文具担当)には名物社員が2人いる。
1人は、見目麗しく、人望もあって、その上仕事も出来る完璧主任・伏見潤。
そしてもう1人は、眼光鋭く、口数も少ない中途入社の平社員・片岡藍。
ある日伏見が研修から戻ってくると、部下の片岡藍が一言もしゃべらなくなってしまっていた。
顔の半分を覆ってしまうマスクを装着し、会話はすべて筆談形式という徹底ぶり。
仕事は出来るが恋愛に関しては鈍感な伏見は、奥手すぎる藍のアプローチに気付けるのか?!
※1/28より番外編が始まりました。こちらもぜひ。
※途中まで性別を明記していないキャラクターがいます。想像して楽しむも良し、好きなように当てはめるも良し(どこかで性別を決定付ける単語が飛び出した時、ショックを受けないようにしてください)です。が、もし、質問されても、こればかりは答えられません。ご了承ください。
文字数 88,069
最終更新日 2020.01.30
登録日 2020.01.16
ザッザッザッーーー
白く、純白で、書き始めのノートのような雪上に2人の男女が痕跡を残す。今、女と女になった。
「なあ、熱くねえか?」
「いや、脱がないでもらえますか? 女体化しないでもらえますか? 剣を扇風機みたいに振り回さないでもらえますか?」
静かに、だが必死ように言う彼女の服装はバニーガールであった。トントンである。
灼熱のように赤い髪を乱雑に切りそろえた彼女はボーイッシュ風で、腹を出したスポブラ、ホットパンツな服装で歩いている。片手に大剣を持ち、簡単そうに振り回している。細い腕で振り回しているのが幻のように感じてしまう。
一方の彼女はバニー姿である。腰ほどまでに揃えられた黒髪は彼女の本来の素材を活かすものになっており、大和撫子のような。淑やかさと、芯の強さが見れる容姿である。一歩歩くごとにツッコミを入れなきゃ気が済まないのか2人の移動は賑やかなものになっていた。
両方が、両方。美人で美女なのだ。見ている分には癒されるものがあるだろう。
だが、世界は世紀末であった。パンデミックがあった。
数十人を残して過去の行動を繰り返すだけの、形を似せた異形が住む世界には同じ周期の歯車しか存在しない。
月曜日は月曜日として機能し、一週間後には同じ月曜日が始める。例えるならNPCしか存在しない世界である。
そんな世界で生き残った人を救うための戦いが、戦うには女体化しなければいけない筋肉質のイケメンと、戦闘力はミジンコ程しかない目の保養要員の大和撫子の2人によって始まっていく。
文字数 5,263
最終更新日 2020.09.16
登録日 2020.09.13
俺は俺の三人目。
オリジナルの分身体の2番目であり、オリジナルの三番目、識別のためサードと呼ばれている。
俺のオリジナルは忍者の末裔、そして数百年再現できなかった分身の術を成功させた。
でも分身の術で顕現した分身体にはオリジナルと違う独自の人格があった。
もちろん感情もあるし、恋もできるが分身体だという絶望感も半端ない。
簡単に術が解かれると俺の存在は消える。
所詮ただの分身体の俺が、それでも女の子のために一生懸命「生きる」ことになった。
それは恋なのかもしれない。
文字数 6,053
最終更新日 2022.01.01
登録日 2021.12.31