シェフ小説一覧
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皆さん初めまして!新米従業員の莉乃です。
私は、名高いレストランで皿洗いとして働き始めて、約3ヶ月。厳格でプロフェッショナルな恭介シェフの下で、毎日一生懸命働いています!
シェフの料理は絶品で、それだけじゃなくて、自分にも他人にも厳しくてそれが何よりかっこい…っと。
シェフの話はここまでにして、シェフのことがとにかく大好きなんですけど、シェフはそうでもなさそうで…
シェフが私のことを好きになる確率は一体何%ですか!誰でもいいので教えてください!
文字数 32,212
最終更新日 2024.12.04
登録日 2024.08.13
正義のない街で生まれ育ったディルは母親と双子の妹との四人暮らし。
気付いたら帰ってこなくなっていた父親のことを恋しがることはなく、その日食べる物を心配して生きていた。
仕事に出かけた母親が何日間か帰ってこないことは日常茶飯事となった中、まだ幼い妹たちを飢えさせないために食糧調達にある場所へと向かった。
金はない。小銭一枚だって持ってはいない。ボロ布を纏い、足を守る靴もなく、地面を裸足で歩きながらそーっと踏み込んだのは広大な畑。
国が唯一所有する森のすぐ傍に作られた畑にはたくさんの野菜が育っており、生でも食べられる野菜を持って帰ろうとキャベツを選んでコッソリ持って帰ろうとしたとき、畑を所有する店の店主と目が合った。
逃げることは許されず掴まり店内へと連れて行かれたディルの前に出てきたのは拳ではなく湯気立つ暖かな食事。
涙が出るほど美味しかった。
単純だが、ディルはその日、恋をした。美味しいと食事をする靴も履いていない汚い子供に見せるその笑顔に、その優しさに。
一生この人と一緒にいたい。そう思える初恋をした。
でも貧乏人に優しい未来はない。当たり前にあるようで存在しない幸せを願うことさえ許されない環境の中、少年は真っ黒な渦に飲み込まれながら必死に足掻き、暗闇の中で光る小さな幸せを掴もうとしていた。
※重暗い話となっていますので苦手な方はご注意ください。
文字数 390,915
最終更新日 2023.09.04
登録日 2023.06.01
公爵家の令嬢、ナタリーは継母から虐待を受けていた。ある日、屋敷のコックに料理を振る舞っているところを継母と婚約者に見つかり、一方的に婚約破棄された挙げ句、屋敷から崖下へ突き飛ばされて瀕死の重傷を負う。
そこをハーフエルフのエメラダに助けられ、料理ができることから冒険喫茶のシェフとなる。そこではナタリーを苛める人はおらず、幸せに包まれていく。
一方、継母たちには破滅の始まりが襲いかかっていた……
文字数 19,777
最終更新日 2021.10.15
登録日 2021.10.12
料理が苦手なあなたへ贈るラブストーリー
3流シェフのカケルに料理を作ったら、具が大きいとか、盛り付けが下手とか、さんざん言わました。
料理以外の家事はやるから、料理はお願いと言ったら、家でも仕事したくないと、怒られました。
ん?おかしいですね?
私も働いているので、家事は二人の仕事でしょ?
それを言ったら、婚約破棄されました。
見栄は張る人だったので、慰謝料を相場の100万いただきました。
美味しい物でも食べてこようかしら?
文字数 18,313
最終更新日 2021.10.09
登録日 2021.09.26
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