コメディ6小説一覧

1
 ある日のこと、三流冒険者の俺は女神を名乗る怪しげな少女と出会った。 「【女神の加護】安くしておくので、買ってください」 「いらねえ」 「今なら、【ハイヒール】のおまけ付きですよ」 「靴の尖った部分で、人のことを踏もうとすんな!」 「むしろ、ご褒美なんですよね?」 「俺に特殊な趣味はねえよ!」 「素敵な回復魔法ですのに」 「むしろ、ダメージ受けるだろうが!」 「お試しでいいですから、貰ってください!」  涙眼の少女。人相の悪い俺。ざわざわと騒ぎだす周囲。このままでは、俺は通報されるかもしれない。 「わかったよ。試しな」  もちろん、俺はこの時の選択をすぐに後悔することになるんだぜ。
24h.ポイント 0pt
小説 194,096 位 / 194,096件 ファンタジー 44,520 位 / 44,520件
文字数 553 最終更新日 2018.08.04 登録日 2018.08.04
1