現代ファンタジー/ローファンタジー小説一覧
ダンジョン。
突如世界中に現れたそれは、人々に様々な恩恵をもたらした。
だが、その影では多くの命が、夢破れて散って逝った。
それでも彼らは危険を省みず、挑戦するのだ。
『探索師』として。
探索師を目指す青年・一輝は、自身の目標と目的のために日夜ダンジョンへと足を運んでいた。
しかし、彼がダンジョンから与えられた能力は『調理』。携帯食料などが豊富な現代においては、なんの役にもたたないものであった。
戦闘にもダンジョンアタックにも役立たない一輝は、ダンジョンでも最弱のE級モンスターにさえやられてしまう始末。
そんな一輝を心配する者も少なからずはいた。
ある日の事。
いつものようにダンジョンでモンスターに追い回されていた一輝は、帰り道で謎の横穴を見つけてしまう。
何度地図と見比べてもそのような横穴の記載はなく、すなわち未踏の通路を発見してしまったのだ。
前人未踏。
その抗いきれない甘美な響きにつられた一輝は、横穴へと足を踏み入れてしまう。
だか、そこに待っていたのは金銀の財宝などではなく、一流探索師が束になっても敵わないと言われる、S級モンスターであった。
文字数 279,801
最終更新日 2021.01.24
登録日 2020.12.02
現代ダンジョン運営のお供は可愛いわんこ!
二十歳の女子大生卯月晴は心臓とダンジョンコアが融合し、ダンジョンに訪問者を招いてDPを稼がなければ死んでしまうダンジョンマスターになってしまった。
だけど良いことも……犬派の晴のナビゲーターは、ときに黒い豆柴、ときに巨大なオルトロスの可愛いわんこ、タロ君だったのだ!
晴とタロ君のダンジョンのんびり運営日記です。
なろう様でも公開中です。
サブタイトル頭に※がついているときがタロ君視点です。
計算や数字がおかしいところは、ちょこちょこ直してます。お話に影響はありません。
冬人君が九月生まれになっていたところ訂正しました。
文字数 257,801
最終更新日 2020.03.01
登録日 2019.09.28
レベルとステータスが存在する現代日本に生きる人々の日常です。短編。
ある人が願った。
「努力した人が正当な評価をされる世の中になりますように」
願いは聞き届けられ、技術(スキル)に「経験値」が入るようになり、「レベル」が表示されるようになった。
ある人が願った。
「スキルレベルで全てが判断されるのはおかしい。生まれ持った才能、経験値では測れない能力、個人の素質、性格がもっと尊重される世界であるべきだ」
願いは聞き届けられ、世界中の人々が互いに「ステータス」を見られるようになった。
こうして世界は「レベルとステータスが存在する世界」へと変貌した。
文字数 4,382
最終更新日 2019.08.18
登録日 2019.08.08