小説一覧
静岡県伊豆の南端部にある架空の県立伊豆南(いずみなみ)高校。この男女共学の学校に、新入生として塚原明香里(つかはら あかり)が入学した。彼女は幼い頃から、とある夢を持ち、その夢を叶える為、演劇部への入部を希望した。しかし、部活見学早々に、現演劇部員たちの問題行動により学校側から廃部を命じられてしまうのだった…。
文字数 19,650
最終更新日 2016.04.29
登録日 2016.04.21
焔。
それを人は怨弧という。怨弧は人を喰らう妖怪であった。そんな怨弧は自らの娘を愛した。そのために命を落とした。怨弧の娘、焔の娘。彼女は人型をしていた。怨弧の番は人間だったからだ。しかし長い髪と怯えた瞳は紅く光っていた。
「そなたは本来ならここで消えている」
「しかしそなたはいささかこのまま消すには惜しい存在のようだ。スィッセフ様の仰せなのだ、仕方あるまい」
「そなたを生かしておけばなんとでも良いと命令されたのだが…」
「きめたぞ」
着物を翻し彼女の顎を人差し指でなでた。
「お前はこの瞬間から、私の奴隷だ」
引きつった顔が妙に愛おしい。
しかし私はそんなに悪趣味ではないのだ。
どこかの誰かさんとは違う。
「奴隷、では言葉が悪いかもしれんな。失礼、言い直そうか」
「お前は私の嫁だ」
「いいね?レイ」
「…はい」
*若干の性的描写注意
レイ
焔(怨弧)の娘。死にそうになっている所でいつの間にか暗闇の中にいた。赤の目とストレートロング。大胆かつ鈍感。
エスタルト
中級位の神。白髪を肩あたりまで伸ばしている。普段着はローブ姿。
メイダ
家に住み着く妖精。家政婦。白フリルのロリータ系ドレスを着ている。
文字数 9,537
最終更新日 2016.04.29
登録日 2016.03.24
これは、随分と珍しいお客様がお見えになられたようですね。
ここは、アンデッドである魔王様と死ぬことで転生を繰り返す魔女様が暮らしているお城です。
二人は長き時を共に過ごした仲良し夫婦なのです。いつもいちゃいちゃしています。
たまにですが、魔王様は皆の前で奥方様のおしりを触ろうとして殴られたりしています。
でも、二人っきりの時はベタベタしているのは皆知っていることなのに、何故か隠そうとするのです。
不思議です。
そんな魔王様ではありますが、そのお仕事は実に多岐に渡たります。
流通量が不安定になりがちな、作物や薬草を魔物共に作らせては各地に安価で卸したり、各地のダンジョンを整備・点検・補修を徹底して冒険者たちの安全を確保したり、勿論、この時アイテムの補充をするのも魔王様の大切なお仕事の一つです。
そして、魔王様の奥方である魔女様のお仕事も実に多いのです。
悲しくも戦災孤児や奴隷狩りにあい、行き場をなくしてしまった子どもたちを集めては、魔術や錬金術などを教え将来手に職を持てるよう教育したり、治療の困難な病を治すための治療法を研究したりしています。
えっ? 世界を征服しないのか? ですか?
残念ながら、魔王様はそんなことは考えません。
何故か? ですか?
それは、面倒だからです。
今だって魔物共の管理をしなければいけないのに、世界を征服したら人まで管理しなくてはならなくなります。
それを魔王様は大変、嫌がっておられるのです。
なので魔王様夫婦は、有り余る時間を使って今日ものびりと忙しい日々を送っております。
ですが……
たまにではあるのですが、魔王様を尋ねてやっくるお客様がおります。
その方々は、何故か皆殺気だっており少々怖い印象を受けます。
しかし、そこはお客様。魔王様の顔にドロを塗るような振る舞いは出来ません。
失礼がないよう、丁重におもてなしをさせて頂いております。
それが、私の仕事ですので。
おや? 新たなお客様がお見えになられたようですね……
魔王様に報告に行きましょう。
あっ、私とした事がまだ自己紹介もしておりませんでしたね。
私は魔王様方に仕えるメイド、悠久人形のドロシーと申します。以後お見知り置きを。
お客様。どうぞ、ごゆるりとご滞在ください。
我らが一同、異世界からの来訪者様を心より歓迎いたします。
文字数 104,120
最終更新日 2016.04.28
登録日 2016.03.21
西暦20XX年、某国の強硬姿勢に端を発した領土問題は激化し、アジア内部での多国間紛争に発展。日本もこれに巻き込まれ、これを機にアジアにおける影響力を高めようとした欧米諸国によって争いは全世界に飛び火、文字通り世界中が戦場になる第三次世界大戦がはじまった。各国が資源、食料などを求めて争ったこの戦争はその資源を損なわぬよう局地戦の様相を呈していた。しかし東南アジア諸島で核が使用されたことにより全世界の争いは急速に激化、世界人口は3分の2近くまで減少した。その後世界各地で人間とは明確に異なるが人間と同種であり、人間と全く変わらない思考能力を有する生物が世界中で発見され始める。人間と異なりながら、同種であり遺伝的にも似通う彼らは「亜人」と呼称されるようになる。しかし異形であり、人にはもちえない身体能力などを持っていた彼らは戦時下のこの情勢において人々に受け入れられず、迫害、『人体』実験などの極めて非人道的な扱いを受けた。これに対し彼らは集結し、人間に対して自らの生存圏確保を求めテロ組織化。彼らの組織は急速にに拡大しその身体能力と人間にはない個々の特殊な能力により人類戦力に匹敵するほどに成長、本格的な抵抗を開始した。この事態を重く見た各国首脳部は急遽形骸化していた国際連合の名のもと多国籍軍を組織。亜人との本格的な戦闘を開始した。こうして第三次世界大戦の決着も見えぬまま第四次世界大戦、通称:人類戦争は開始した。それから15年。終結の兆しはいまだ見えぬままである。
(国防軍公式発表より一部抜粋)
*ストックが無い&書くの遅いので投稿不定期です。駄文ですがもしよければ読んでやってください。酷評でも感想があるときっと喜びますm(_ _)mただ、合間縫って書いてるので返信できるかはわかりませんが必ず読むのでお許しください(懇願)
小説家になろうとの同時投稿です
文字数 25,763
最終更新日 2016.04.28
登録日 2016.04.28
文字数 3,863
最終更新日 2016.04.28
登録日 2016.04.10
文字数 35,233
最終更新日 2016.04.28
登録日 2016.04.21
女神を奉る神殿で穏やかに暮らしていたセシリア。
ある日突然何者かに海に投げ込まれて意識を失う。
目を覚ましたのは遠い異国だった。
***
突然居場所と視力を奪われた少女と彼女を支える青年のお話です。
「小説を読もう」にも投稿しています。
文字数 64,811
最終更新日 2016.04.28
登録日 2016.04.28
独りの女が忘れた記憶の中で何かを思い出そうとする。あまり思い出せないがあの日聞いた音を聞くと思い起こせるような気がした。それは本当に正しい選択肢なのかそれともただの自分の妄想だけなのか苦しみ続ける恋愛物語
文字数 99
最終更新日 2016.04.28
登録日 2016.04.28
いろいろな種族の遊女や娼婦たちのお話で、
メインの登場人物は5人です。
でも、性的な表現は、極力避けるつもりです。
一人ひとりの想いや日常を書いていこうと思っています。
文字数 618
最終更新日 2016.04.27
登録日 2016.04.27
明治十九年、熱烈な恋愛の末に勝海舟の三男梅太郎と国際結婚したアメリカ人クララ・ホイットニー。彼女が明治八年、十五歳の誕生日の直前、家族と共に日本にやってきて以降、明治二十四年までの間に記した大小十七冊にも及ぶ日記。そのラノベ風翻訳がこの日記形式の小説の原案である。
十代の普通のアメリカ人少女の目を通してみた明治初期の日本。「そのありのまま」の光景は今日の我々に新鮮な驚きをもたらしてくれる。
しかも彼女の日記には明治初期の著名人が綺羅星の如く登場する。後に義父となる勝海舟は勿論、福沢諭吉、森有礼、新島襄、大久保一翁、大鳥圭介、徳川宗家第十六代徳川家達などなど、数え出せばキリがない。そして何より、教科書や歴史書では窺い知れない彼らの「素顔」は、明治という時代をより身近に感じさせてくれる。
同時にこの日記は現代を生きる我々からすれば「失われた一つの文明」の記録でもある。
我々が何を得て何を失ったのか。それを一人のアメリカ人少女の目を通して目撃していくのがこの物語である。
文字数 732,582
最終更新日 2016.04.27
登録日 2015.12.29
自称、全国一の進学率を大々的に掲げる私立、教徳高校。
文武両道、泰然自若を校訓とし、国内全ての学校、生徒の模範として君臨していた。
その、国を代表する教徳高校のトップ、17歳にして絶対君主・藤間中流は、自らの理想を校内に敷き、思うがままに学校を作り上げていた。
生徒も教員も校長も教育委員会すらも力の及ばない彼を、人は「神の高校生」と陰で呼び、崇拝と畏敬を以て他者の干渉を悉く禁じていた。
しかし、彼の威厳が損なわれ、日本の歯車が狂った時、人々は深淵に潜む怪物を目の当たりにする。
果たして、彼は人か、神か……。
文字数 23,191
最終更新日 2016.04.26
登録日 2016.04.05
黒い森で口笛を吹いてはいけない。バケモノがやってくるから。そう教えてくれた祖母が亡くなった。学校でイジメを受ける鈴木鈴菜は自分のことを幽霊だと感じるようになっていた。祖母の通夜の準備に向かうと黒い森が鈴菜を待っていた。
文字数 27,718
最終更新日 2016.04.26
登録日 2016.04.26
少女(伊織)が通う学校で次々と人が殺されていく。そのなかで(伊織)と仲間たちがひたすら逃げ続ける物語。金色の鉄球や全身緑色の人の形をした、人食い。最後には、仲間だった奴から逃げるはめに…。
文字数 2,254
最終更新日 2016.04.26
登録日 2016.04.26
地上から2000km上空に、1万機以上の通信人工衛星が飛び交う未来。
人間の進歩、進化は留まること無く、適正に続いていた。その幾千もの進歩の中に、近年の人間の在り方さえ変えてしまった発明がある。外部記憶領域技術と外部記憶領域装置だ。人間の脳の記憶を電気信号として処理し、脳外部に作った記憶領域に保管運用できる革新的技術のことである。
そのお伽話の様な技術が世に生み出されて10年が経とうとする現在、一人の青年が小さくて大きな野望を果たすため、社会や未知の害獣と生存闘争を始める。
文字数 18,103
最終更新日 2016.04.26
登録日 2016.04.25
赤いリンゴは 幸せのために。
白いリンゴは 平和のために。
それじゃあ、
他の色はどうだろう。
文字数 990
最終更新日 2016.04.25
登録日 2016.04.25
文字数 771
最終更新日 2016.04.25
登録日 2016.04.25
「ゲームを作ろう」
「はぁ?」
平凡な高校生活を送っていたK高校一年 神崎健人は、ゲーム制作部に入部させられる。なんとその部員達は学校の有名人ばかり。(女子)
「何としても制作に加わってもらうぞ。」
「だから、無理!」
健人は強制的にゲームを作ることに。ジャンルはエロゲー&ギャルゲー。
神崎健人と愉快な部員達のちょっと微妙な学園ラブコメが始まる。
文字数 3,668
最終更新日 2016.04.25
登録日 2016.04.24
暴力や犯罪が絶えないこの町は、東京。
過去のような栄はもうない。
東京の町を守るため立ち上がる少年少女二人
その名はランパンマン。
文字数 768
最終更新日 2016.04.25
登録日 2016.04.25
白黒ハッキリ、恋愛より仕事な男前女子・石崎舞は面倒見がよく、後輩に慕われるタイプだった。
彼女はある日入社してきた新人社員・前園柚の教育係に任命される。
彼はツンデレ王子という愛称で呼ばれ、容姿端麗なので女子社員には人気だった。
そんな彼が女子社員の告白を断り続けるわけとは・・・
文字数 11,310
最終更新日 2016.04.25
登録日 2016.04.06
文字数 2,971
最終更新日 2016.04.25
登録日 2016.04.25
獄暦五〇八年…
地獄の底で、悪賢い鬼達はまた新たな商売を思いついた。
その商売は、人が人為らざる者へと変貌した妖怪の一種、「妖魔」を使う。
そして、現世にて安楽の生活を送っている「人間」が商売の対象だ。
鬼達は他の誰かが苦しむのを見るのが大好きだ。
誰かが提案し、「妖魔売り」を始めると、それはあっという間に鬼の間で広がっていった…。
近未来の様で少し違う、「ジパング」が舞台のバトルアクション!
その身に妖魔を宿らせた者達が、大事なモノを守る為、戦う!
文字数 6,333
最終更新日 2016.04.25
登録日 2016.04.13
文字数 45,194
最終更新日 2016.04.25
登録日 2016.04.25
殺戮者と呼ばれた少年がいた。
一夜にして数百人のターゲットを無慈悲に葬ることから彼はこう呼ばれていた。しかしそんな少年にも転機と言うものは訪れる。
学園への編入。
なんの冗談か、彼はエリアの運営する唯一の高等学校、域立魔士育成学園に通うことになる。しかもその学園には彼にとって最も大切な人たちもいた。
殺戮者―黒野 冥斗 (くろの めいと)はこのとき、人殺しであり、学生でもあるという数奇な運命を歩き始めた。
文字数 9,407
最終更新日 2016.04.24
登録日 2016.04.22
ある日ラブラブで有名なあるカップルがいた。誰しも羨むそんなカップルに訪れたいきなりの別れ
彼氏の坂本圭吾は彼女からの遠距離は無理と言う誰しも使うであろう言葉を信じきって忘れようと決意した。そんな時に訪れた様々な試練とは……
文字数 998
最終更新日 2016.04.24
登録日 2016.04.12
通背拳を極めたカンフー少女が日本で暮らし始めたものの生活に困って始めたのがワックス脱毛だった。
文字数 2,212
最終更新日 2016.04.24
登録日 2016.04.24