ライト文芸 日常の謎小説一覧
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部員と実績不足を理由に廃部になった写真部復活の実績作りのため、生徒会の下請け仕事や人づてに持ち込まれる校内外のやっかいごとを引き受けて学校中を駆け回る僕、四持《よもつ》太陽。そんな僕がある日出会ったのは、なぜかモデルガンを構えたヤベー女、比楽坂優里先輩だった。
学内外で発生するやっかいな事件の現場でたびたび顔を合わせるうち、僕は彼女が使いこなす大量のガジェットに加え、並外れた知識と推理力、そして毒舌に隠された優しい心根に次第に惹かれるようになる。
だが、彼女は間違いなく当校の生徒でありながら、どのクラスでも彼女の姿を見ることはない。
ミステリアスな彼女の正体、そして彼女が抱える闇が次第にあきらかになり、同時に僕と彼女との距離も次第に近づいていく。
だが、そんな日常がいつまでも続くかと思われたある日、彼女は突然失踪し、謎をはらんだメールが送られてくる。
文字数 124,108
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.12.02
とある中学を中心に、あれやこれやの出来事を綴っていきます。1.「まずいはきまずいはずなのに」:中学では調理部に入りたかったのに、なかったため断念した篠宮理恵。二年生になり、有名なシェフの息子がクラスに転校して来た。彼の力を借りれば一から調理部を起ち上げられるかも? 2.「罪な罰」:人気男性タレントが大病を患ったことを告白。その芸能ニュースの話題でクラスの女子は朝から持ちきり。男子の一人が悪ぶってちょっと口を挟んだところ、普段は大人しくて目立たない女子が、いきなり彼を平手打ち! 一体何が?
文字数 8,984
最終更新日 2023.05.23
登録日 2023.04.30
周囲からの祝福を受けて、結婚したユリ。
長い交際期間のせいで、キラキラしたときめきや初々しさはなかったが、穏やかにスタートした新婚生活。
小さな不平や不満はあるけれど、たぶんこれが幸せ。
そう、信じてる…
※実際にあった出来事をもとにしています。色々なとらえ方があったのですが、作者が一番納得できた意見を軸にしています。すっきり解決!はしませんが、一度、形にしてみたかったので…ご意見・ご感想を聞かせていただけると嬉しいです。
文字数 38,313
最終更新日 2022.05.14
登録日 2022.04.15
県立東大正高校、その新聞部に所属する1年生の小池さん。
彼女の身の回りで発生するちょっとした不思議な事件の数々……そこには、少し切ない後悔の物語が隠されていて……。
日常の『小さな謎』と人間模様に焦点を当てた、ポップでビターな学園ミステリ。
高校エントランスに置かれたパノラマ模型には、何故、『ないはずの施設がある』のか……?
体育祭の朝、何故、告発の予告状が張り付けられていたのか……?
旧友は、何故、お茶の誘いを頑なに断るのか……?
身に覚えのないラブレターが、何故、私の鞄の中に入っていたのか……?
数年前には、数時間前には、数秒前には、もう2度と戻れない。輝かしい青春の学園生活の中で、私たちがずっと見落としていた、後悔のタネ。
だったらせめて、心残りのある謎は、納得のいくまで解いてあげよう。
キラキラしていて、だけど切なくてほろ苦い。
青春ミステリ作品集、どうぞお楽しみください。
※カクヨムにて連載中『【連作ミステリー】東大正高校新聞部シリーズ』の、一部修正を加えたアルファポリス移植版です。
文字数 289,889
最終更新日 2019.04.18
登録日 2019.03.30
女生徒≪小沢さん≫は、学校の不思議な変わり者。あらゆる行動が常識外れでエキセントリックなお方である。五月三十日。主人公、山田島辰吉(やまだじまたつよし)は不運なことに、学校の課外活動を彼女と二人きりで行うことになってしまった。噂に違わぬ摩訶不思議な行動に面食らう山田島であったが、次第に心が変化していく。
人に理解され、人を理解するとはどういうことなのか。思い込みや偏見は、心の深淵へ踏み込む足の障害となる。すべてを捨てなければ、湧き上がったこの謎は解けはしない。
始まりは≪一本の傘≫。人の心の糸を紡ぎ、そして安らかにほどいていく。
これは人が死なないミステリー。しかし、日常の中に潜む謎はときとして非常に残酷なのである。
その一歩を踏み出せ。山田島は背を預けていた『安楽椅子』から、いま立ち上がる。
文字数 3,207
最終更新日 2018.03.11
登録日 2018.03.11
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