ライト文芸 人情小説一覧
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元々は、
山里の小さな町にあった...。
「麺一徹」という、
小さなラーメン屋のお話。
店主の伊東さんは、
「なんとかなるさぁ〜」と口癖のように言う、素朴で温かみのある人柄の持ち主。
しかし、町の人口減少により店の売り上げも落ち込み、存続が危ぶまれていた。
その矢先、隣町の再開発の影響で「麺一徹」は、
立ち退きを求められてしまう。
伊東さんは、動じることなく「なんとかなるさぁ〜」と呟き、家族とともに都会へ出ていくことを決意するのです。
都会では、小さな店を構えるも...
当初は客足が思わしくありませんでした。
しかし、そんな事で、落ち込む伊東さんでは、ありません。
決して諦めずに...
いつものように、素朴で味わい深いラーメンを提供し続けます。
それは、次第に人々に評価される結果となり、人気店として発展していきます。
さらに、
「前を向いて進めば道は拓ける」と言葉を投げかけ、絶望の縁にいた若者達を勇気づける場面も...。
店は、ますます人々の心の拠り所にもなっていきます。
都会の喧騒の中に佇む、
伊東さんの素朴な心意気が詰まった「麺一徹」。
『なんとかなるさぁ〜』
という言葉が象徴する前向きさと、
人々に寄り添う温かみが、大切な糧となり人に愛される店へと成長をとげるショートストーリー。
文字数 1,296
最終更新日 2024.06.12
登録日 2024.06.12
猫を介していろんな人たちと繋がるほっこりストーリー。
(*改稿版)
はじまりは777の数字。
小城梨花。二十五歳独身、ちょっとめんどくさがり屋のダメな女子。
仕事を辞めて数か月。
このままだと、家賃も光熱費も食費もままならない状況に陥ってしまうと、気が焦り仕事を探そうと思い始めた。
梨花は、状況打破しようと動き始めようとする。
そんなとき、一匹のサバトラ猫が現れて後を追う。行き着く先は、老夫婦の経営する花屋だった。
猫のおかげというべきか、その花屋で働くことに。しかも、その老夫婦は梨花の住むアパートの大家でもあった。そんな偶然ってあるのだろうか。梨花は感謝しつつも、花屋で頑張ることにする。
お金のためなら、いや、好きな人のためなら、いやいや、そうじゃない。
信頼してくれる老婦人のためなら仕事も頑張れる。その花屋で出会った素敵な男性のことも気にかかり妄想もしてしまう。
恋の予感?
それは勝手な思い込み?
もしかして、運気上昇している?
不思議な縁ってあるものだ。
梨花は、そこでいろんな人と出会い成長していく。
文字数 171,142
最終更新日 2022.01.19
登録日 2018.03.20
なんとなく教員になって、20年、冴えない43歳地歴高校教師の櫻井が転勤してきたのは通信制高校だった。ほとんどの生徒が何らかの問題で「ふたつめの学校(セカンドスクール)」である環境の中で、任された部活はハチャメチャな軟式野球部だった。櫻井はキャプテンの堀井に助けられながら、野球のノックもしたことのない櫻井が、愚直に生徒と共に練習を積み重ねていく。城南高校の悲願は全国大会出場だった。
櫻井は心に深い闇を持つ女子生徒やがらっぱちな年配の生徒との関わり合いの中で、時に自分が教師であることを忘れ、様々な生徒の人生に入り込むことで逆に生徒から教えられる。『のめり込み過ぎてはいないか。』と、自問自答しながら教師がとるべき生徒とのベストな距離感を探しながら櫻井は教師としてだけでなく、ひとりの人間として成長していく。
おっさんのセカンドステージ、ここに開幕!
文字数 114,485
最終更新日 2019.04.14
登録日 2019.03.15
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