現代文学 モラトリアム小説一覧
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砂抜きで塩水に浸けられている浅蜊(あさり)たちは、数珠玉の実の色に似ている。
子供の頃、数珠玉の実の中身を穿り出すのが好きだった。
出てきた中身は愛おしかったが、外殻は祖母に渡していた。
これでアクセサリーを作るかと聞かれたが、断った。
――空っぽになるのは、あっけなかった。
文字数 2,586
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.05.11
紫色の花が揺れる。
この季節になると、私は君を思いだす。
※この作品はエブリスタ、小説家になろうに掲載しています。
文字数 5,898
最終更新日 2022.12.31
登録日 2022.12.31
大学の英文学科に通う男性、甲斐翔洋。
夏のある日、近くの公園を散策していた彼は、セミの幼虫が死んでいくところを目撃し、自然界の無常さに感じ入る。
そして、それをきっかけに突如セミの幼虫に変身して生きる日々を手に入れ、困惑しつつも生活していく。
世間の話によれば、幼虫が羽化に成功する確率は8割前後。いいかえれば2割の確率で失敗し、死ぬ。
そんな運命を背負わされた甲斐は、最後にどんな結末を迎えるのか。
諸般の事情により原稿すべて一括公開です。
あと、横書きで読むことをお勧めします。その方が見やすいと思うので……。
文字数 12,482
最終更新日 2019.10.15
登録日 2019.10.15
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アルファポリスの現代文学小説のご紹介
アルファポリスの現代文学小説の一覧ページです。
ヒューマンドラマや純文学を中心とした現代文学が満載です。
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