ファンタジー 根性小説一覧
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あばらに激痛が走った。 その場に倒れ込む少年は騎士団への入団試験に落ちたことを悟ったが、あまりの激痛にダメージ値が気になり自身のステータスを確認する。そこに記されていたのは【HP0】死の宣告だった。
しかし感覚は正常、おまけに試験官に「早く戻れ」と放り投げられる始末。 ん? 実体がある? 俺まだ生きてる?
突然異世界に召喚された『天草とおる』は与えられたクソステータスとは別に地球で得た能力【根性】で世界のことわりを無視したパワフルライフを送る。
そこに待ち受けているのは騎士学校か、ツンデレヒロインか。
これは根性論で必死に生きる少年の物語。
【毎日更新】
話の最後に対乗るの質問に主人公が回答します。
この小説は小説家になろにて先行公開中です。そちらも是非ご覧ください。
文字数 150,139
最終更新日 2019.10.28
登録日 2019.07.22
真っ暗闇の中を落ち続け、背中に衝撃を感じた。
暫く息が詰まっていたが直ぐに息が出来る様になり、特に怪我も無いようだった。
「兄ちゃん、大丈夫」
「ああ大丈夫だ、明美は」
「兄ちゃんがクッションになってくれたから大丈夫」
墨を流した様な漆黒の暗闇の中、腕の中の明美の感触だけが唯一確かな存在だ。
妹の明美をベットの上に押し倒したら、そのままベットの中へ身体が沈み込んで闇の中へ落ちたのだ。
パニックになりかけたが、落下する感触が有ったので、そのまま無意識に明美を護ろうと抱き締めていた。
なにも妹に#疚__やま__#しい事をしようとした訳じゃない。
僕がコンビニで買ってきたコミックを、明美が無断で先に読んでいたので取り返そうとしただけだ。
第一、明美はまだ小学六年生の餓鬼だ。
髪の毛を短く刈り揃えたサッカー少女で、良く男子に間違われている。
「兄ちゃんが僕にエッチな事しようとしたから罰が当たったのかな」
「こら、人聞きの悪い事言うんじゃない」
文字数 210,136
最終更新日 2019.10.05
登録日 2019.07.14
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