ファンタジー 悲哀小説一覧
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ある世界の、ある星、ある国のその中にあるとても小さな村に生まれた彼ら五人。
毎日一緒に遊んでは、毎日一緒に昼食も食べた、家族みたいな存在だった。
そして十五歳、成人を迎える日。彼らは各々の想いを胸に、その日を迎えた。
またいつもの村で、五人集まって、話をする。
そう、思っていた―――――
文字数 21,427
最終更新日 2020.08.13
登録日 2020.08.13
延喜の御代にて
あやかしの力というものは、人より強いというものではない。人に勝てぬ身体をして、追われれば飛んで逃げる、弱きあやかしが鳥妖である。空を駆けるために、骨は軽く脆くなり、陸上を立って歩けるだけの人に抱かれると、肋骨が折れるような娘となる。
文字数 13,058
最終更新日 2019.09.08
登録日 2019.08.20
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