ファンタジー パン屋小説一覧

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「ダンジョンの中って、土地代0円とか最高すぎ!」 俺、三河修は高卒の社会人だ。 高校を卒業して数年ニートだったから、今は23歳だ。 ほかの同級生は成功している人が多い中、俺だけがニートだ。 今の時代、なぜか高卒はダンジョン探索に向いていないとされ、ダンジョン探索で食っていける高卒はわずかとなっている。 なぜこうなったかは知らんけど。 そして、俺は就職活動20連敗だった。 もう雇ってもらえないだろうと悟った俺は、ニート生活をしていた。 だけど、ふと自分で店を開くことに決めた。このままじゃやばいと思ったからだ。 だが、当然今はニートなので金がない。 そもそも店舗どころか、土地代がない。 しかも、どこの土地も高騰してるから、ダメそうだな、、、と思ったが、ただ一つ"無料"の土地があった。 「ダンジョンの中、あるじゃん。」 ダンジョンは危険すぎて誰も中に何も立てないだろうと思ったのか、国はダンジョン内に土地代を課していない。 だから、俺はダンジョンの中に店を開くことにした。 何の店をやるかって?もちろんパン屋だ。ダンジョンベーカリーだ。 俺は昔からパンが好きだ。一度はパン屋をしたいと思っていた。 でも、ダンジョンの中に来る人口は少ないし、そもそもダンジョンで売られてるパンなんて誰も買いたくないよなぁ、、 そう思いながらも、後が引けない俺は決意してパン屋を開くことにした。 もちろん材料もすべてダンジョン産だ。材料費がないからね。 幸い、俺は学生時代にダンジョンでモテるために鍛えていたから、まあ何とか生きられる。 それに、友人の宏が建築スキル持ちなので、建築もしてもらった。 で、開店したら、、 誰も来ないと思ってたら、、、 誰も来ませんでした。 ま、そうなるよな。 俺があきらめてすぐに店を閉じようとしている頃、"あること"がきっかけで一気に世界中で人気になった。
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文字数 7,031 最終更新日 2024.06.02 登録日 2024.02.14
海の上に作られた街、水の都ーアルクターヌ。 漁業や貿易が盛んな街にひっそりと裏路地に佇んでいる一軒の店。 向日葵堂と名付けられた、うまくて安い、評判のパンの店。 ただ、気がかりなのが、その店の営業がいつ行われるか分からないと言うこと。 店主の気まぐれで営業したり、はたまた長期で休んでいたりと日取りが分からない変わったパン屋だった。 その訳は、店主の裏家業に依頼が舞い込むためだったー
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文字数 25,461 最終更新日 2018.10.28 登録日 2018.08.20
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