退学小説一覧
2
件
入学式から3週間目にして『退学」を言い渡されました。
(こんな事ってある?)
自分で言うのもアレだけど、結構真面目に通ってたと思います。
しかし、どうやら教員の不況を買ってしまったようです。
幸か不幸か、退学まで1週間の執行猶予が与えられたけど、今更どう足掻いても挽回する事は不可能でしょう。
そもそも、これまで3週間の学園生活を思い返しても、この学園に『執着出来る程の魅力』というものを全然感じません。
だから、大人しく故郷に帰って森番の仕事に戻る事にします。
ただ、退学するまではこの学園の生徒だから、
休まず毎日通います。
そして、既に退学が決定事項なら…………
我慢を辞めて、好き勝手させてもらうことにした。
例えば…
教員を追い出して代わりに授業したり
ゼミに勧誘してくる教員を一蹴したり
クラスメイトの一人を弟子に取ったり……
教員をディベートでねじ伏せたり
教員を腕力でねじ伏せたり
貴族子息を包帯と言葉でねじ伏せたり……
理事長代理に意見したり
クラスメイト全員を泣かせたり、
そのアルバイトを根こそぎ横取りしたりもしたな。
学園をかなり引っ掻き回せたし、
掲示板の退学通知を確認したら
さっさと故郷に帰るつもりで
荷造りも済ませて退学当日を迎えた。
結果……1ヶ月間の停学処分を受けた。
(こんな事ってある?【Part.2】)
しかも、退学の話もそれでチャラにされたらしい。
何故か疑問だったが、弟子(自称)曰く、私は暴れすぎたらしい。
プライドをズタボロにされまくった教員達は、
その薄っぺらいプライドにかけて
私が自主退学するまで
プレッシャーを掛け続けるつもりらしい。
………上等だ。
こうなったら、とことんやってやる。
何が何でも、教員達の口から
退学宣言をさせてやろうじゃないか。
てな訳で………
薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。
文字数 163,300
最終更新日 2024.10.26
登録日 2024.08.18
「ウィズ・オーリア! 貴様を退学処分とする!」
平民の魔導士ウィズ・オーリアはある日突然、学院長の言いがかりによって魔導学院を退学させられてしまう。
この世界では魔導士=貴族。
他の魔導士にしてみれば、ただの平民が貴族と同じ扱いを受けているのが気に入らなかったのだ。
だが――ウィズは魔導士として天才だった。
冒険者となったウィズは、世界に四人しかいない『大魔導士』に鍛えられた規格外の実力を発揮し、次々と依頼をこなしていく。
すべては手柄を立て、名声を得て、魔導士の最高位である『賢者』の称号を手に入れるため。
これは平民だからと冷遇されていた天才魔導士が、冒険者になって無双する物語。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.7お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
※毎日12時更新です。
文字数 383,852
最終更新日 2023.10.25
登録日 2020.06.06
2
件