東京大空襲小説一覧
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東京上空で、巨大なアメリカの爆撃機に、小さな日本の戦闘機が体当たりする。
地上では大勢の人たちが声援を送っている。
幼馴染の「かのん」も、息を殺し、見守っていた。
皇居を守る府中の244戦闘隊である。
アメリカの爆撃機はB・29、日本の戦闘機は飛燕(ひえん)。
特攻隊員のなかには、十代の少年飛行兵士もたくさんいた。
この物語は、18歳の特攻兵「どんぐり」君と幼馴染の少女、「かのん」のお話です。
かのんは、いつまでも、いつまでも、どんぐり君のことを忘れません。
そして、約束どおりその日──。
男女むけの物語です。
文字数 78,909
最終更新日 2024.03.13
登録日 2024.03.13
1945年の、その日。
東京は、紅く、染まりました。
私の大叔母(祖母の姉)は、そこにいました。
逃げ惑う人々。
燃え死ぬ人々。
息ができず、窒息死する人々。
こんなに、凄惨な状況があるのか。
彼女の体験を、ここに綴ります。
文字数 7,033
最終更新日 2020.09.21
登録日 2020.09.18
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