偶然の出会い小説一覧
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王国でその名を知らぬ者はいないと評される大商人、ローレンス・フィッツジェラルドには裏の顔があった。
平民ながら宮廷への出入りを許されている彼は国家規模のプロジェクトに参加する一方で、平民、貴族問わず法外な利息で金を貸し付け、債務者を破滅に追い込む悪徳高利貸しだったのだ。
ある日ローレンスは一人の伯爵夫人のもとを訪ねる。リリアーヌ・オルフェウスと名乗る美しい黒髪と灰緑色の瞳を持つその女性は、ローレンスから金貨300枚もの借金をしていた。だが社交界でも宮廷でもその姿を見たことはおろか、名前すら耳にしたことがないローレンスは彼女の借金に違和感を抱く。しかも伯爵夫人でありながら働いて借金を返すと言い、使用人のいなくなった屋敷ですべての家事をこなしている彼女に、ローレンスは思いがけない提案をする。
ーーー家事が得意だと言うのなら、働き口を紹介しよう。俺の身の回りの世話をしてくれ。その給金で借金を返せばいいーーー。
底知れぬ孤独を抱えた非情な高利貸しと、夫とその愛人から貶まれ、全てを失った伯爵夫人。
絡み合う運命の糸に導かれた二人はゆっくりと密やかに心を通わせていくのだが……。
※小説家になろう様、エブリスタ様でも同作品を連載しています。
文字数 189,954
最終更新日 2024.08.03
登録日 2024.07.08
あと少しで刑事という仕事を辞める、男はそう思っていた。
だが、駅の階段で一人の女性を助けた事、その出会いで、何かが変わっていきそうな予感。
それは事件り始まりかもしれなかった。
文字数 2,139
最終更新日 2024.03.02
登録日 2024.03.02
暴力夫からの離縁通告の後、修道院へ移動する夜の山道。
アリシアは雨よけのフードを被りながら荷物を持ち、どしゃ降りの夜道を歩いていた。
途中、偶然に通りかかった馬車に乗せてもらう。その馬車に乗っていた人物は高貴な貴族だった。その人物はこの国の大公であるジェイデンだった。
一晩大公家の邸宅で過ごす事になったアリシアは、不本意にもジェイデンの秘密を知ってしまい、そのまま夜を共にする。
そして、ジェイデンからある提案をされる。
それは、毎週決まった日の夜にジェイデンに抱かれる事だった。
※ 更新不定期となります。ストックもほぼない見切り発車状態ですので気長に待って頂けると嬉しいです。
※ 予告なく性描写が入りますのでご注意下さい。
文字数 107,394
最終更新日 2023.12.05
登録日 2023.04.04
私は、大学生活に疲れ果てていたある日、花見をしていた際に偶然出会った男性・翔太と出会う。彼は、私の知らない世界を教えてくれるような人で、私は彼に惹かれていく。しかし、彼には過去のトラウマがあり、私たちの関係は揺れ動くことになる。それでも、私は彼との時間を大切にし、彼とともに成長していく。やがて、私たちの運命が大きく動き出す。
文字数 1,670
最終更新日 2023.03.09
登録日 2023.03.09
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