西欧風小説一覧
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「お前は王族でもないくせに最上級魔法が使えるじゃないか。不敬だぞ」
「お前は俺の婚約者のくせにブスじゃないか。俺の足を引っ張るのもいい加減によせ」
「お前の家は王家を助けようともしない。そんなのでも公爵家の筆頭か?」
「俺がお前にとってやっている態度の見返りは何だ?」
、、、もうたくさんよ!
日本と呼ばれる国のことを三年間知ったわたしはアンタと王家、それからアンタに味方した反省心0の貴族を金輪際呪います。それが見返りですもの。
ただただひたすらに、一度精神が日本の女子高生に転移しその後また同じからだに精神が戻ってきただけの公爵令嬢が暴走しまくるお話です。
駄文です。
一応恋愛要素も入れますが、不明です。
文字数 15,957
最終更新日 2022.07.21
登録日 2022.07.10
俺はゲーム好きの大学生だ。ある日ひょんなことからゲームの世界に転移してしまう。どうせならヒロインのいるところに転移できていればよかったのだが、世の中そんなに甘くはない。俺が目覚めたのは、こともあろうに悪役ヴィオレーヌの家だった。
ヴィオレーヌは伯爵家の養女で宰相代理という地位にあり、この国を思うがままに支配している。……はずなんだけど、俺がやってきたのはそうなる前の時代らしく、まだ十七歳の彼女は、田舎の道具屋でつつましく暮らしていた。
まあ、いずれにせよ、俺はこんなところにいたくはない。はやく元の世界に戻りたい。どうやらそのためのカギは、ヴィオレーヌが握っているようだ。だから、勧められるままに、彼女の家の世話になることにしたのだけれど……。
俺に待っていたのは、ヴィオレーヌの家来にさせられて、彼女の出世のためにこき使われる毎日だった。
やっぱりこいつは悪役だ。不愛想でわがままで。無茶ぶりばっかりしてきて。これじゃあ、命がいくつあっても足りないや。でも、俺は知っているんだ。そんなに頑張って出世したところで、この少女に待っているのは破滅の運命だということを。
文字数 106,235
最終更新日 2022.01.31
登録日 2021.12.28
『 猫が大事だといっているのはいったい誰なのか――?
歌うたいのジョンが言葉を話すネコのサフソルムと異世界を旅する物語 』
他の人には見えないものが見える歌うたいのジョンは、夏至の日に剣を持ったマグナスと言葉を話すネコのサフソルムに出会う。見ず知らずの彼らから一通の手紙を渡されていうには、もし彼らに同行し、その手紙を書いた女性の前で歌をうたえばジョンに報酬が渡るという。用心しながらも報酬という言葉に弱いジョンは彼らと共に旅をすることになった。
その後、女剣士イザベラも加わって、馴染みのない異世界を進んでいくが、一行は途中マグナスの知り合いの屋敷に立ち寄ることになる。そこにはかつてオオカミ一族が栄えて住んでいたものの、今は訳あって女主人マリオンとその子供アリステアが暮らすだけになっていた。今、親子にはそこに住むことによる危険があったため、マグナスの考えからその屋敷に敢えて残る者たちと、旅を続ける者たちとに分かれることになった。
そのまま旅を続けることになったジョンとネコのサフソルムであったが、目的地に着くと手紙を書いた女性イーバから一冊の本を託される。本にはマグナスに関する大切なことが書いてあり、一人と一匹はその本と共に、再び別の旅をすることになった。
ジョンから見ればマグナスは見た目の良い、恵まれた「人間」に見えていたが、実はそうではなかった。彼はこの世界の「主」からも可愛がられるような人物であったが、「主」たちの複雑な願望も絡み合い、物事は思わぬ方向へも転がっていく。
ジョンとネコのサフソルムは丁々発止のやり取りを繰り広げながら、マグナスの大切なものを取り戻したいという女性イーバの願いをかなえるため、あるいはジョンにとっては大事な報酬を得るために旅を続けるのであった。
文字数 149,427
最終更新日 2019.09.02
登録日 2019.06.04
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