泥沼に足を突っこむ小説一覧
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ある公爵令嬢イルティアには、想い人がいた。
同じ家格にもかかわらず、頼りないとされてきていた幼馴染。
そんな彼を支え、励まし、とうとう一族継承を任されることになる。
当然のように結婚の話が進み、イルティアは舞い上がっていた。
──これからは、ずっと傍にいられる、と。
だが、婚姻後の生活は思っていたのとは違っていた。
領地経営が軌道に乗り、自信に溢れた彼は、周囲から一目置かれる存在になっていく。そのせいで、イルティアへの態度に変化が起き始めたのだ。
自分は御飾りの妻なのだろうか、と悩む日々。その中で、邸を商人の男性が出入りするようになったのだが……。
文字数 129,712
最終更新日 2019.04.17
登録日 2019.01.26
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