幕末~文明開化小説一覧
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禿による刃傷沙汰で、一人の侍が命を落とした。
時は幕末、女郎街。横浜は永真遊郭。
筋を通さぬ客に、仕置きを見舞う始末屋下っ端の八徳は、その禿の首代としてお白州に引き出された。
八徳自身が、侍を殺した下手人として、お奉行に裁かれることになるのだ。
「Hey What's you so funny? What do you looking at ass White!?」
侍殺しを自供した、遊郭の男に未来はない。あとは死罪を待つばかり。
そんな時だ。八徳が、眉間にしわを寄せ、目に力を込め、エゲレス語を放ったのは。
言を受け取った、お奉行のそばに立つ西洋の人形を思わせる美しい面立ちの少女は、嗜虐的な表情、猟奇的に、唇を釣り上げ、歯を見せた。
注).この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
また、作中に出てくる蔑称は時代考証を反映しております。
他、一部史実に反している箇所がございます。
設定上、本文に英語も出てまいりますが‥‥‥文法や使いまわしの酷さ。許してくださいっ!
文字数 145,970
最終更新日 2019.06.30
登録日 2019.05.31
女吸血鬼カロリーネは自分を吸血鬼にしたクロードとの別れを経て、使い魔たちとともにミャーロッパ各地を放浪する。
吸血鬼を殲滅せんとする教会と追跡者たちから逃れ大陸を離れたカロリーネは、東の国から来た留学生幾三郎の血の味に好奇心を覚え、彼の部屋を訪れたのをきっかけに恋に落ちる。
二十年近くたち、新政府の官吏となった幾三郎はカロリーネと再会するが……
R18シーンのある話にはタイトルの後に★を付けています。
「小説家になろう」の「霧に消える」と「ムーンライトノベルズ」の「霧の中の二人」を再構成し改訂した作品です。
なお、両作品とは設定と固有名詞を一部変更しています。
文字数 236,839
最終更新日 2019.02.21
登録日 2019.01.30
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