幸せってなに?小説一覧

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現代文学 完結 ショートショート
夜の住宅街を男が一人歩いている。 住宅の明かり。街灯の明かり。夜空はそれらに照らされ、見上げても星を見ることはできない。 そこに必ずあるはずのものを、見ることができないというのはなんだか悲しい。  だがそもそも男は空を見上げない。男には空を見上げる元気がない。  男は疲れ切っている。なぜなら、男は毎日あることを隠しながら生きているのだ。  男には、羽が生えている。
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文字数 4,335 最終更新日 2019.01.17 登録日 2019.01.17
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