友情から恋愛へ小説一覧
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五歳の時、シュゼットはブランデーを作るための水蒸気蒸留装置を見たことで、自分の前世の記憶の欠片を思い出す。これを使えば、植物から精油を蒸留できること、そしてその精油を使って、人々の心身を整えられることを。シュゼットは前世ではフランス人で、植物の力を借りて、人々を癒す仕事をしていたのだ。
しかし、まだ五歳のシュゼットは、それが自分の前世の記憶だとは思わず、「これは神様がわたしの役割を示すために見せている不思議なイメージだ」と勘違いをする。シュゼットはその「神のお告げ」を頼りに、今世には存在しない「植物の力を借りて、人々を癒す仕事・アロマテラピー」に取り組んでいく。
モフモフの小さな相棒犬・ブロンと優しい祖母と共に暮らしていたある日のことだった。シュゼットは道端でぐったりと眠る青年・エリクに遭遇する。シュゼットが慌てて起こすと、エリクは単なる寝不足が原因で道端で寝てしまったという。ひどい睡眠障害だ。そこでシュゼットはエリクの睡眠習慣を、植物の力を借りて改善することを提案する。睡眠の悩みを抱えていたエリクは喜び、シュゼットのおかげで徐々に改善していく。
順調に見える日々の一方で、シュゼットにも悩みがあった。それは、時折届く、嫌がらせの手紙だ。その手紙の内容は、シュゼットの自然療法をやめさせようとするもの。ただし、手紙が届くだけだった。
しかしシュゼットの家で、エリクにアロマトリートメントをした日、ドアを叩かれるという嫌がらせにあう。そんなシュゼットたちを心配したエリクは、用心棒として一緒に暮らすことを提案し……。
前世の知識を駆使して、植物の力で人々を幸せにするハッピースローライフ。
※精油やアロマトリートメント、ハーブなどを取り扱っていますが、筆者は関連する資格所有者ではなく、本で集めた知識を使っているため、作中の描写を百パーセント参考にしないでください
※精油やアロマトリートメント、ハーブなどを使用する場合は、専門家や専門店にご相談ください
表紙は「同人誌表紙メーカー」様で作成しました。
URL https://dojin-support.net/
文字数 84,553
最終更新日 2024.11.23
登録日 2024.03.03
真柴透也は、オフィスでデザイナーとして黙々と働く日々を過ごしていた。彼にとってデザインは自己表現であり、仕事への誇りだったが、同時に他人との関わりは極力避けたい。
そんな彼に、営業部の天城蒼介とペアを組む新しいプロジェクトが舞い込む。
天城は明るく、誰とでもすぐに打ち解ける社交的な人物。対照的な性格の二人は、プロジェクトの初日から意見がぶつかり合う。天城がスピード重視の営業的な考えを提案する一方、透也はデザインの質を最優先にしようとする。
相反する価値観を持つ二人が、誤解を乗り越え、仕事の相棒から信頼できるパートナーへと成長していく物語。
最後に二人が見つけた答えとは……?
文字数 22,557
最終更新日 2024.10.23
登録日 2024.10.19
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