ソフィアは幼い頃からいつも「できそこないの魔女」となじられてきた。
ただでさえ影が薄く人々に忘れられやすいのに、近い将来、王子の陰嫁となって奥宮にひとり閉じ込められると決められている。
胸の奥に寂しさを抱えていたそんなある日、王子をライバル視しているレオルドがソフィアを強引に抱き寄せる。
「俺のものになれ、ソフィア」
その激しく熱い想いは、凍りついたソフィアの心を次第に溶かしていき――。
できそこないの魔女ソフィアと、自信家な俺様令息レオルド。ふたり巡る運命がいま動き出す。
★Rシーンには※をつけます。
文字数 162,890
最終更新日 2024.02.11
登録日 2023.12.25