うっかり~龍シリーズ小説一覧
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燃えるような赤髪が人気のシュラクは「華劇座」の看板役者。一目惚れをした人を探していた。手がかりは龍の意匠の服と仮面と、しなやかな手。舞の名手だと思ったその人を探している。
一座が巡業する場所で聞き込みをしていた。
シュラクは龍の番と呼ばれた伝説の女がいるとの噂で、わざわざ公演の準備中に一人でやって来た。
知り合いのいない、西の大陸へ。
一方、新婚生活を送る騎士のカイと娼婦見習いだったリナ。
カイが以前に赴任していた東の大陸でのことをリナが聞いたのが喧嘩のきっかけ。
シュラク、カイ、リナの持っている断片的な情報が錯綜する。
文字数 22,541
最終更新日 2023.01.12
登録日 2022.12.30
娼婦見習いのリナは、客引きや娼婦のお使いなどをしていた。いよいよ一人前の娼婦になるという時に気づいてしまった。
私、恋をしてないわ、と。
誰でもいいからサクッとプライベートで抱かれてみたい。
そんなフワフワした女の子が目を付けたのは、騎士団のカイ。
蛇と呼ばれている。細身、すばやい、どんな隙間も入れる。東洋の血が入っていていつも笑っているように見える目。
先輩娼婦からの情報も「初めての相手」として望ましい。とリナは思った。
「カイさん、小柄だし早くて細くてすぐ終わっちゃうって聞きました!お願いします!」
「……何やて?ちょっと詳しく教えてくれへんかお嬢ちゃん」
(あれ、目が、笑って……ない?)
※【下品注意】
ヒーローと娼婦たちの会話がわりと即物的で下品ですので、ご注意ください。
エロシーンの章には※をつけています。
うっかり娼婦× 糸目関西弁の騎士(間諜や潜伏が主な任務)
「私のいとしい騎士様」「俺のゆるせないお嬢様」「私のかわいい騎士さま」「俺のかっこいい彼女」
と同じ世界です。上記作品のヒーロー、ヒューゴの同僚のカイの話です。
文字数 21,478
最終更新日 2022.12.18
登録日 2022.12.08
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