エンジェルナンバー小説一覧
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「その口づけに触れた唇から出る言葉には愛に基づく言霊が宿る」
―その言霊による名言を信じて、君だけの運命の人を見つけてほしい―
そんなキスを交わした元恋人、頼二との約束をかたくなに守り続ける新社会人、真理はその言霊の正体を知るため、あらゆる人に愛情を注ぐ。
そんな中、戦争を目的としたある軍隊の編成が世界各地で展開される。
世界が混沌に戸惑う中、彼女は運命の人という言葉に「ツインレイ」という別の呼び名があることを知る。
その「魂の片割れ」は本当に存在するのか?
彼女が選択した決断は、あの時の恋人、頼二に再会してその真相を聞くことだった。
戦争勃発の懸念が高まる中、果たして真理は頼二に会うことができるのか?
その果てに見つけた、真の愛の姿、そして「約束の正体」とは………?
「第18回恋愛小説大賞」に応募予定の、純愛ストーリー小説が今、始まる。
文字数 4,816
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.09
苦しいキス。だが、花梨(かりん)はもっとそれを感じたかった。遊園地のパレードと花火を背に、花梨と紫苑(しえん)は互いに愛を囁く。
花梨にだけ見えている、みんなに生えている翼。花梨に嘘をついていない者だけが、「白い翼」を持つ。花梨の周囲のほとんどは「黒い翼」を生やしている中、紫苑は「白い翼」を背中に生やし、花梨に愛を囁いていた。花梨だけがそれを知っていた。
しかし、遊園地デート以後、久しぶりに夏休み中に会った紫苑の態度が、花梨にはぎこちなく見えてしまった。花梨は訊ねる。
「紫苑――私に隠していることない?」
「……なにも隠してないよ?」
それまで真っ白だった紫苑の翼は、花梨の問いをきっかけに真っ黒に染まってしまった――彼は花梨に噓をついた。
紫苑――恋人が嘘をついていることを知ってしまった花梨は、何を思うのか。
……花梨に嘘をついてはいけない。絶対に。
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※2023年8月26日、公開
※この作品は、カクヨム・小説家になろう・ノベルアップ+にも投稿しています。
※表紙の著作権は作家が持っています。
文字数 9,232
最終更新日 2023.08.26
登録日 2023.08.26
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