気のいいロイヤルヤンキー系ヒーロー小説一覧
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「うぅーん……なんか……うん、……君、違うんだよね」
「はっ!?」
意味不明な理由で婚約破棄をぶちかましたディディエ伯爵令息アンリ・ヴァイヤン。
そんな奴はこっちから願い下げよ。
だって、結婚したって意味不明な言掛りが頻発するんでしょ?
「付き合うだけ時間の無駄よ」
黒歴史と割り切って、私は社交界に返り咲いた。
「君に惚れた。フランシーヌ、俺の妻になってくれ」
「はい。喜んで」
すぐに新たな婚約が決まった。
フェドー伯爵令息ロイク・オドラン。
そして、私たちはサヴィニャック伯爵家の晩餐会に参加した。
するとそこには……
「おい、君! 僕につきまとうの、やめてくれないかッ!?」
「えっ!?」
元婚約者もいた。
「僕に会うために来たんだろう? そういうの迷惑だ。帰ってくれ」
「いや……」
「もう君とは終わったんだ! 僕を解放してくれ!!」
「……」
えっと、黒歴史として封印するくらい、忌み嫌ってますけど?
そういう勘違い、やめてくれます?
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(他「エブリスタ」様に投稿)
文字数 17,015
最終更新日 2021.12.11
登録日 2021.12.04
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