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#20 那波との時間はいつまでも ♡
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「本当に済まない……」
「ね、姉さん、もういいから…… 何回も、聞いたし……」
「うぅ…… 私は姉としても女としても失格だ…… 情けない……」
那波は寝てしまってから30分経たずして起きはしたのだが、現在はベットの上で掛け布団に包まりながらぐにゃぐにゃになって嘆いていた。
なぜこんなことになっているかと言うと、この世界は男女貞操逆転世界ということもあり普通、性行為をするとなると、女性側がリードするもので、那波も当然そう思っていた。
しかし、那波が思い返してみれば、真人に気持ちよくさせてもらってばかりだし、挙句の果てにはセックスした後に眠りこけ、後処理までもさせてしまうという体たらくを晒してしまい、恥ずかしさやら申し訳なさ、情けなさで現在こんなことになっているのである。
恐らく那波が寝てしまったのは、避妊薬の副作用が主な原因ではある。
が、トドメを刺したのは、イきまくって少し疲れが残った中で真人に抱きしめられ、頭を撫でられたことから来た安心感のせいだろう。
「ね、姉さんはすごいリードしてくれてたよ……? あんなにスムーズにいったのは姉さんのおかげだし、その…… 沢山動いてくれて、僕も気持ちよかったから……」
「ほ、本当か……?」
「うん…… 姉さんはさっきの時間、嫌だった……?」
「そ、そんなわけないだろう! まさに夢のようだった……♡ さっきの時間は私の一生の宝物だ……♡」
「僕もそうだから…… 姉さんが気持ちよくなってくれて、それで疲れて僕の上で寝ちゃって…… 可愛い寝顔とか寝言とか見せてくれたところも、僕にとってはとても良い時間だったから……」
「そんな、可愛いだなんて……♡ 分かった…… そこまで言わせてうじうじしてるのが一番良くないよなっ。 済まな…… いや、ありがとう真人♡」
「うん…… 体はもう、辛くない……?」
「あぁ、少し寝たおかげか体力はまだまだ余裕だよ。 真人は…… すごいな、あれだけ出したのにまだ出来るのか♡?」
「う、うん…… 多分、まだまだいけるかも……」
真人のチンポは流石に時間が空いたので、フル勃起とまではいかないが、那波の裸体が目の前にあるということもあってか、8割くらいの大きさにはなっていた。
「じゃあ、もう一度したいな……♡」
「うん、いいよ…… あ、でも、準備は出来てる……?」
「あぁ…… 恥ずかしいが、もうずっと下の方はぐちょぐちょなんだ……♡」
「あ、そっか……」
「今度はじゃあ、真人がしたいようにしたいな……♡ その、寝てしまったお詫びもかねてな…… なにかこうしたいっていうのはあるか?」
「うーん…… あ、それなら……」
真人が指定したのは、前世でいう正常位だった。
なので、真人は那波に横になって欲しいと告げる。
「えっと、本当にこの姿勢でするのか……? これだと、真人に動いてもらう事になるから、あんまりお詫びになってないんだが……」
「姉さんその…… 僕とする時に、女の人だから頑張らなきゃ、とかそういうのあんまり考えて欲しくなくって……」
「えっ……?」
「せ、セックスってすごく大変だと思うから…… それに、愛し合ってすることでもあると思うから僕はその…… 2人で協力してこういうことはしたいなって……」
「真人っ……♡ あぁ、そうだよな……♡ それが理想の形なんだよな……♡」
「だから僕が動いたりする事もあるから、それに慣れて欲しくてこの体勢がいいんだけど……」
「そういうことなら、私に文句などないよ……♡ 真人、一緒に気持ちよくなろう……♡?」
「うん…… 一緒に……!」
真人は那波に覆い被さる形になり、チンポを那波のマンコにあてがった。
「えっと…… この辺……?」
「もうちょっと下くらい…… あぁ、そこだ♡ そこから、グッと押し込んじゃって…… あっ♡ 挿入ってきたぁ……♡」
「わっ…… ごめん…… どんどん挿入っていっちゃった……」
「大丈夫だっ♡ もう、痛みなど微塵もないから♡ 真人のしたいように動いてくれ……♡」
「分かった…… 動くね……?」
じゅっぷ…… じゅっぷ……
「ああっ♡ 真人が動いてくれてるっ♡ それにさっきと全然違うぅ……♡」
「姉さんの膣内…… やっぱり気持ちいい……!」
初めての正常位という事もあり、動き方などを確かめるためにも、最初はかなりゆっくり腰を動かすところから始めた。
那波が言っていた通り、那波の膣内は完全に出来上がっており、1回目よりもスムーズにチンポを出し入れすることができた。
「あんっ♡ この体勢、真人の顔がよく見えるな……♡ ゃんっ♡ あぁ…… そんな切なそうな顔をして…… 気持ちいいのか……♡?」
「う、うん…… 姉さんの膣内、すごい気持ちいい……」
「ああっ♡ 嬉しい……♡ もっと動けるなら動いても大丈夫だぞ……♡ あ、でも、疲れたならすぐ言ってくれ……?」
「まだ大丈夫…… ちょっとスピード上げるね……?」
パンっ……パンっ……パンっ……!
「あっ♡あっ♡あっ♡ すごいっ♡ 真人の腰がすごい動いてっ♡ エッチすぎるっ♡ カッコいいぞっ、真人♡」
「姉さんの顔も、気持ち良さそう……」
「やっ♡ は、恥ずかしいっ♡ あぁんっ♡ 絶対今、情けない顔しちゃってる……♡」
「情けなくなんてないっ…… すごく、可愛いっ…… それにすごくエッチだよ……」
「それもそれで恥ずかしいっ♡! あんっ♡! で、でも嬉しいよぉっ♡ はぁんっ♡ 真人ぉ……♡ キスしたいっ♡ 真人っ、キスしてぇ……♡」
「わ、分かった……」
真人は那波の顔の横に肘をつき、顔を近づけた。
すると那波が目を閉じて、少し唇を突き出すようにしてきたので、恐る恐る唇を近づけていき、触れるだけのキスをした。
「ちゅっ……♡ あぁっ、真人からキスしてくれた……♡ もっと欲しい……♡ 舌とかも入れていいぞ……♡」
「うん…… やってみるね……」
自分からキスする事に慣れていない真人は、不安ながらも今度は少し長めのキスをした。
「舌、入れるね……?」
「うんっ♡ 来てぇ♡ はむっ……♡ んむぅっ……♡ んうっ……!? んっ……♡ ぇろっ、れろっ……♡」
真人が少しだけ舌を出し、那波の唇をつつくと、那波は口を開けて真人の舌に自分の舌を絡めてきた。
水音を立てながらどんどんとキスは激しくなっていき、更には思い出したかのように真人が腰を動かすのを再開したので、那波はもう幸せでいっぱいだった。
「ちゅぶっ…… ピチャッ……♡ はぁっ……♡ 真人っ…… その姿勢、疲れるだろう♡? よっと……♡」
「あっ…… 大丈夫……? 重いでしょ……?」
「重くないぞ……♡ それに、この密着感がいいんだ……♡」
那波は真人がついていた肘をやんわりと外して、自分に完全に覆い被さるような形にさせた。
「あっあっ♡ しかもこれ…… さっきより膣奥にくるぅ♡ あっ、すごいっ♡ また速くなったぁっ♡ イクッ、イクゥッ♡♡!」
「姉さん……!」
「ああっ♡! さらに速くっ♡!? イッ、イッてる♡! ずっとイッてるぅ♡♡」
「だすよ……! 姉さんっ……!」
「あぁっあぁっ♡! ギュッて! ギュッてしてぇ♡♡!!」
真人が腕に込めた力を強め、ギュッと抱きつくと、那波もまた真人の背中に回していた腕の力を強め、更には足を真人の腰に絡めてきた。
「あぁっ……! 出るっ……!」
ギュゥゥゥ……! ドピュドピュドピュッ!
「はうぅぅぅん♡♡♡ あぁんっ♡ すごいぃっ♡ 膣奥に出されてまたイクぅっ♡ あっあっ♡ イクの止まらないぃっ♡」
2回目でも全く衰えていない真人の射精は、那波を終わらない絶頂へと導いた。
射精が終わるまで、那波は文字通りイキっぱなしになっており、体をずっと震わせることになってしまった。
「はぁっはぁっ…… 姉さん…… 気持ちよかった……」
「あんっ♡ あぁ、良かったぁ♡ あっ、まだ甘イキが続いてるっ♡ 真人っ、収まるまでギュッとしてて欲しい……♡」
「うん、いいよ…… あ、でも、上からはどくね……」
「上のままでもいいんだがなっ♡ あっ♡ おチンポ抜けちゃった……♡」
チンポを抜くと、那波のマンコからは入りきらなかった精液がドロっと少し出てきてしまっていた。
「んっ♡ 流石に少し出てしまったな……♡ でも、すごいお腹に沢山入ってるのが分かる……♡」
「ごめんね、沢山出しちゃって……」
「謝ることなんてないぞ……♡ とっても、幸せだからな……♡」
那波の横に寝転んだ真人に対して、那波はギュッと抱きついてきた。
真人もそれをしっかりと抱き締め返す。
「ふふっ♡ もうなにも言わずとも、抱き返してくれるようになったな♡ 嬉しいぞ♡」
「姉さんのおかげだよ……」
「そうか……♡」
そこからは少し2人とも無言で息を整えたりする時間になった。
その間も那波は真人の額に頭をぐりぐりと押しつけてきたり、唇やほっぺなどに触れるだけのキスを繰り返したりと、とにかく愛情表現がすごかった。
そんな風にしばらく休んでいたのだが、気付けばかなりの時間が経っている事に気づいた。
「もう、夕方か…… そろそろ帰る準備もしなければいけないな」
「そうだね……」
「それじゃあ、お風呂に入ろうか。 湯船もあったし、少し湯も張って温まった方がいいな。 真人も一緒に入るか♡?」
「うん…… いいよ……」
「ありがとう♡ じゃあ先に体を洗ってその間に湯を貯めるとしようか」
2人は浴場に入ってお互いの体を洗いっこした。
そして、湯に浸かり体を温める。
そこでも那波の愛情表現は止まらず、キスはもちろん、真人の体に指を這わせたり、更には真人にも自分の体に触れて欲しいと言い、真人もそれに応えて那波の頭や肩、腕、お腹から太もも、ふくらはぎなど、余すところなく那波の体に触れていった。
終いにはおっぱいも揉んでいいと言われたので、お互いに欲情しない範囲でふにふにと優しく那波のおっぱいも揉んであげた。
それから2人はお風呂から上がり、お互いの体を拭き合い、服を着た。
「よし、忘れ物はないかな?」
「うん、大丈夫そう……」
「それじゃあ帰ろうか…… 真人、今日はありがとう♡ 私は今日のことを一生忘れないよ♡ 本当に、幸せな時間だった♡」
「僕も…… デートも、さっきまでの時間も、すごく楽しかった…… ありがとう姉さん……」
「そう言ってもらえるのも幸せだよ♡ ……んっ♡ ちゅっ♡ ふふっ、また遊ぼうな♡」
触れるだけのキスをして、そう呟いた那波の姿はどこまでも魅力的だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『那波、真那、エマ、美香、愛莉、李梨花side』
真那「みーちゃん! き、今日はどうだったの!?」
那波「落ち着け、お母さん…… ちゃんと話すから」
真那「うぅーっ! だって、那波ちゃん帰ってきてからずっと幸せそうなんだもん! 気になるー!」
那波「分かったから…… えっと、まず今から話すことは真人にもちゃんと許可は取ってあるから、そこは安心してくれ」
那波は帰り際、真人に今日あった事を真那達に報告していいかどうかを聞いていた。
主に報告するのは、真人の考え方についてで、いちいち違う人とデートする度に今日、那波に伝えてくれた真人自身の考え方を伝えるのは少々面倒だろうという事から、こういう形を取ることになった。
真人からしても、自分から伝えるのは結構恥ずかしさもあるので、共有しておいてくれた方が助かるという事で、那波に任せたのであった。
那波「まず、施設でのデートに関しては、序盤から中盤はほとんど問題は無く、とても楽しい時間を過ごすことはできた。
真人も買い物とか、その辺をぶらついている事を普通に楽しんでいたから、みんなも同じように楽しめると思う。
ただ、ちょっと、その後に食事を取っていたのだが、真人が少し席を外したタイミングで、なんとか財閥の御曹司と名乗る男が言い寄ってきてな……」
李梨花「えぇ~、そんなことあったんですか~?」
那波「傍迷惑な事に、自分の女になれとか言われてな…… もちろん断っていたのだが、あろう事か引き連れていた護衛官をけしかけてきたんだ……」
真那「えぇっ!? みーちゃん大丈夫だったの……?」
那波「それで、その護衛官が詰め寄ってきたところに、戻ってきた真人が私を守るように割り込んできてな……♡ あぁ、今思い出してもあの時の真人はカッコよかったなぁ……♡」
愛莉「ま、真人様がそんな事を……!?」
那波「その後は、私がそんな真人に見惚れていたら、あの護衛官が真人に触れようとしたから、腹が立ってしまって思わず投げ飛ばしてしまったよ。
そのまま護衛官は受け身も取れずに気絶して、男はどこかへ逃げていった…… って事があったんだ」
エマ「その事について補足なのですが、私もその場にしっかり居て、あと1秒でも那波様の行動が遅ければ、私があの護衛官を殴り飛ばしていたと思います。
それで、その男はしっかりとあの後、警備員に捕まってあの施設を出禁になったと同時に今度、国からその男の財閥に秘密裏に調査が入る事が決まりましたので、一応報告しておきます」
美香「やっぱり、相当上は怒ってたかしら?」
エマ「はい、それはもう…… 前々からその財閥には黒い噂があり、目をつけていたそうで、真人様に手を出したらこういう事になるぞ、っていう見せしめにしてやろう、みたいな事も言ってましたね」
那波「まぁ、その辺りは任せるとして…… その後は、その…… 真人のカッコいい姿に我慢できなくなって、ホテルへと向かったんだ……」
真那「えっ、みーちゃん大胆……」
那波「し、仕方ないだろうっ! 本当に真人がカッコよくて、胸が高鳴ってしょうがなかったんだよ……」
李梨花「気持ちはわかります~」
那波「はぁ…… 続けるぞ…… ?それで、そこからはまぁその、無事に真人と繋がる事は出来て、本当に幸せな時間を過ごすことが出来たよ♡ 内容までは言わないが……」
エマ「流石に私も、ホテルのエントランスまでしか行ってなかったですが…… 良かったですね、那波様」
那波「ありがとう、エマさん。 それで、繋がれたのは良くて、真人も沢山出してくれたんだが、そこから私が薬の副作用と、真人と愛し合うことができた安心感などからか、気付けば眠ってしまって…… 30分ほどで起きはしたのだが、後処理とかも全部真人にやらせてしまってな……」
美香「それはちょっと、良くないわね……」
那波「そう…… 私も本当に死にたくなるくらい落ち込んでしまって…… ここからが今回伝えたい事なんだが、真人はその時に、そんな時間も良いって言って慰めてくれたんだ」
愛莉「えっ、どういうことですか?」
那波「私が寝てる間、真人はずっと添い寝をしてくれていたみたいで…… は、恥ずかしいが寝顔とか寝言とかまで見られて聞かれてたらしいが、それも含めて良い時間だったと言っていたな……」
李梨花「へぇ~? なんか、それは、女からしたらありがたいですね~」
那波「それでその後、真人はやっぱり凄くて、もう一度繋がる事になったんだが…… その時、真人のしたい事を聞いたら自分で動きたいと言ったんだ」
美香「ますます信じられないわね……」
那波「それに対して本当にいいのかと聞いたら、女の人だから頑張るとかそういう事は考えて欲しくないと言われてな……」
エマ「つまりはどういう……?」
那波「これは私の勝手な解釈交じりにはなるんだが…… 恐らく真人は女性にあまり気を遣わせたくないんだと思う」
真那「んー、もうちょい詳しく?」
那波「簡単にまとめて言うならば、変に気を遣ってどちらかが満足できないよりも、2人で協力して我慢せずに、お互いのしたい事をして、どちらも満足したい、っていう気持ちが真人は強いんだと思う」
愛莉「それは、なんだか女性の理想というか……」
那波「だからまぁ、みんなもデートの時は、あまり気を張らず真人に対して、したい事を言うくらいで丁度いいんじゃないかと思う。 真人はそういう事を言われるのを嬉しがってる節まであるしな……」
那波のアドバイスを聞き、他の5人もそれぞれ真人と何をしたいかをそれぞれ思い描いた。
那波「明日は美香さんだよな?」
美香「えぇ、そうよ」
那波「これだけは本当に言っておくが、真人と繋がる事になったらもうすごいぞ……♡ 世界が変わると言っていい♡」
美香「あら、そんなに……♡?」
那波「あぁ、だから今のうちにしたい事とか考えておいた方がいいかもな♡」
美香「分かったわ……♡」
明日は美香とのデート。果たして何が待っているのやら。
「ね、姉さん、もういいから…… 何回も、聞いたし……」
「うぅ…… 私は姉としても女としても失格だ…… 情けない……」
那波は寝てしまってから30分経たずして起きはしたのだが、現在はベットの上で掛け布団に包まりながらぐにゃぐにゃになって嘆いていた。
なぜこんなことになっているかと言うと、この世界は男女貞操逆転世界ということもあり普通、性行為をするとなると、女性側がリードするもので、那波も当然そう思っていた。
しかし、那波が思い返してみれば、真人に気持ちよくさせてもらってばかりだし、挙句の果てにはセックスした後に眠りこけ、後処理までもさせてしまうという体たらくを晒してしまい、恥ずかしさやら申し訳なさ、情けなさで現在こんなことになっているのである。
恐らく那波が寝てしまったのは、避妊薬の副作用が主な原因ではある。
が、トドメを刺したのは、イきまくって少し疲れが残った中で真人に抱きしめられ、頭を撫でられたことから来た安心感のせいだろう。
「ね、姉さんはすごいリードしてくれてたよ……? あんなにスムーズにいったのは姉さんのおかげだし、その…… 沢山動いてくれて、僕も気持ちよかったから……」
「ほ、本当か……?」
「うん…… 姉さんはさっきの時間、嫌だった……?」
「そ、そんなわけないだろう! まさに夢のようだった……♡ さっきの時間は私の一生の宝物だ……♡」
「僕もそうだから…… 姉さんが気持ちよくなってくれて、それで疲れて僕の上で寝ちゃって…… 可愛い寝顔とか寝言とか見せてくれたところも、僕にとってはとても良い時間だったから……」
「そんな、可愛いだなんて……♡ 分かった…… そこまで言わせてうじうじしてるのが一番良くないよなっ。 済まな…… いや、ありがとう真人♡」
「うん…… 体はもう、辛くない……?」
「あぁ、少し寝たおかげか体力はまだまだ余裕だよ。 真人は…… すごいな、あれだけ出したのにまだ出来るのか♡?」
「う、うん…… 多分、まだまだいけるかも……」
真人のチンポは流石に時間が空いたので、フル勃起とまではいかないが、那波の裸体が目の前にあるということもあってか、8割くらいの大きさにはなっていた。
「じゃあ、もう一度したいな……♡」
「うん、いいよ…… あ、でも、準備は出来てる……?」
「あぁ…… 恥ずかしいが、もうずっと下の方はぐちょぐちょなんだ……♡」
「あ、そっか……」
「今度はじゃあ、真人がしたいようにしたいな……♡ その、寝てしまったお詫びもかねてな…… なにかこうしたいっていうのはあるか?」
「うーん…… あ、それなら……」
真人が指定したのは、前世でいう正常位だった。
なので、真人は那波に横になって欲しいと告げる。
「えっと、本当にこの姿勢でするのか……? これだと、真人に動いてもらう事になるから、あんまりお詫びになってないんだが……」
「姉さんその…… 僕とする時に、女の人だから頑張らなきゃ、とかそういうのあんまり考えて欲しくなくって……」
「えっ……?」
「せ、セックスってすごく大変だと思うから…… それに、愛し合ってすることでもあると思うから僕はその…… 2人で協力してこういうことはしたいなって……」
「真人っ……♡ あぁ、そうだよな……♡ それが理想の形なんだよな……♡」
「だから僕が動いたりする事もあるから、それに慣れて欲しくてこの体勢がいいんだけど……」
「そういうことなら、私に文句などないよ……♡ 真人、一緒に気持ちよくなろう……♡?」
「うん…… 一緒に……!」
真人は那波に覆い被さる形になり、チンポを那波のマンコにあてがった。
「えっと…… この辺……?」
「もうちょっと下くらい…… あぁ、そこだ♡ そこから、グッと押し込んじゃって…… あっ♡ 挿入ってきたぁ……♡」
「わっ…… ごめん…… どんどん挿入っていっちゃった……」
「大丈夫だっ♡ もう、痛みなど微塵もないから♡ 真人のしたいように動いてくれ……♡」
「分かった…… 動くね……?」
じゅっぷ…… じゅっぷ……
「ああっ♡ 真人が動いてくれてるっ♡ それにさっきと全然違うぅ……♡」
「姉さんの膣内…… やっぱり気持ちいい……!」
初めての正常位という事もあり、動き方などを確かめるためにも、最初はかなりゆっくり腰を動かすところから始めた。
那波が言っていた通り、那波の膣内は完全に出来上がっており、1回目よりもスムーズにチンポを出し入れすることができた。
「あんっ♡ この体勢、真人の顔がよく見えるな……♡ ゃんっ♡ あぁ…… そんな切なそうな顔をして…… 気持ちいいのか……♡?」
「う、うん…… 姉さんの膣内、すごい気持ちいい……」
「ああっ♡ 嬉しい……♡ もっと動けるなら動いても大丈夫だぞ……♡ あ、でも、疲れたならすぐ言ってくれ……?」
「まだ大丈夫…… ちょっとスピード上げるね……?」
パンっ……パンっ……パンっ……!
「あっ♡あっ♡あっ♡ すごいっ♡ 真人の腰がすごい動いてっ♡ エッチすぎるっ♡ カッコいいぞっ、真人♡」
「姉さんの顔も、気持ち良さそう……」
「やっ♡ は、恥ずかしいっ♡ あぁんっ♡ 絶対今、情けない顔しちゃってる……♡」
「情けなくなんてないっ…… すごく、可愛いっ…… それにすごくエッチだよ……」
「それもそれで恥ずかしいっ♡! あんっ♡! で、でも嬉しいよぉっ♡ はぁんっ♡ 真人ぉ……♡ キスしたいっ♡ 真人っ、キスしてぇ……♡」
「わ、分かった……」
真人は那波の顔の横に肘をつき、顔を近づけた。
すると那波が目を閉じて、少し唇を突き出すようにしてきたので、恐る恐る唇を近づけていき、触れるだけのキスをした。
「ちゅっ……♡ あぁっ、真人からキスしてくれた……♡ もっと欲しい……♡ 舌とかも入れていいぞ……♡」
「うん…… やってみるね……」
自分からキスする事に慣れていない真人は、不安ながらも今度は少し長めのキスをした。
「舌、入れるね……?」
「うんっ♡ 来てぇ♡ はむっ……♡ んむぅっ……♡ んうっ……!? んっ……♡ ぇろっ、れろっ……♡」
真人が少しだけ舌を出し、那波の唇をつつくと、那波は口を開けて真人の舌に自分の舌を絡めてきた。
水音を立てながらどんどんとキスは激しくなっていき、更には思い出したかのように真人が腰を動かすのを再開したので、那波はもう幸せでいっぱいだった。
「ちゅぶっ…… ピチャッ……♡ はぁっ……♡ 真人っ…… その姿勢、疲れるだろう♡? よっと……♡」
「あっ…… 大丈夫……? 重いでしょ……?」
「重くないぞ……♡ それに、この密着感がいいんだ……♡」
那波は真人がついていた肘をやんわりと外して、自分に完全に覆い被さるような形にさせた。
「あっあっ♡ しかもこれ…… さっきより膣奥にくるぅ♡ あっ、すごいっ♡ また速くなったぁっ♡ イクッ、イクゥッ♡♡!」
「姉さん……!」
「ああっ♡! さらに速くっ♡!? イッ、イッてる♡! ずっとイッてるぅ♡♡」
「だすよ……! 姉さんっ……!」
「あぁっあぁっ♡! ギュッて! ギュッてしてぇ♡♡!!」
真人が腕に込めた力を強め、ギュッと抱きつくと、那波もまた真人の背中に回していた腕の力を強め、更には足を真人の腰に絡めてきた。
「あぁっ……! 出るっ……!」
ギュゥゥゥ……! ドピュドピュドピュッ!
「はうぅぅぅん♡♡♡ あぁんっ♡ すごいぃっ♡ 膣奥に出されてまたイクぅっ♡ あっあっ♡ イクの止まらないぃっ♡」
2回目でも全く衰えていない真人の射精は、那波を終わらない絶頂へと導いた。
射精が終わるまで、那波は文字通りイキっぱなしになっており、体をずっと震わせることになってしまった。
「はぁっはぁっ…… 姉さん…… 気持ちよかった……」
「あんっ♡ あぁ、良かったぁ♡ あっ、まだ甘イキが続いてるっ♡ 真人っ、収まるまでギュッとしてて欲しい……♡」
「うん、いいよ…… あ、でも、上からはどくね……」
「上のままでもいいんだがなっ♡ あっ♡ おチンポ抜けちゃった……♡」
チンポを抜くと、那波のマンコからは入りきらなかった精液がドロっと少し出てきてしまっていた。
「んっ♡ 流石に少し出てしまったな……♡ でも、すごいお腹に沢山入ってるのが分かる……♡」
「ごめんね、沢山出しちゃって……」
「謝ることなんてないぞ……♡ とっても、幸せだからな……♡」
那波の横に寝転んだ真人に対して、那波はギュッと抱きついてきた。
真人もそれをしっかりと抱き締め返す。
「ふふっ♡ もうなにも言わずとも、抱き返してくれるようになったな♡ 嬉しいぞ♡」
「姉さんのおかげだよ……」
「そうか……♡」
そこからは少し2人とも無言で息を整えたりする時間になった。
その間も那波は真人の額に頭をぐりぐりと押しつけてきたり、唇やほっぺなどに触れるだけのキスを繰り返したりと、とにかく愛情表現がすごかった。
そんな風にしばらく休んでいたのだが、気付けばかなりの時間が経っている事に気づいた。
「もう、夕方か…… そろそろ帰る準備もしなければいけないな」
「そうだね……」
「それじゃあ、お風呂に入ろうか。 湯船もあったし、少し湯も張って温まった方がいいな。 真人も一緒に入るか♡?」
「うん…… いいよ……」
「ありがとう♡ じゃあ先に体を洗ってその間に湯を貯めるとしようか」
2人は浴場に入ってお互いの体を洗いっこした。
そして、湯に浸かり体を温める。
そこでも那波の愛情表現は止まらず、キスはもちろん、真人の体に指を這わせたり、更には真人にも自分の体に触れて欲しいと言い、真人もそれに応えて那波の頭や肩、腕、お腹から太もも、ふくらはぎなど、余すところなく那波の体に触れていった。
終いにはおっぱいも揉んでいいと言われたので、お互いに欲情しない範囲でふにふにと優しく那波のおっぱいも揉んであげた。
それから2人はお風呂から上がり、お互いの体を拭き合い、服を着た。
「よし、忘れ物はないかな?」
「うん、大丈夫そう……」
「それじゃあ帰ろうか…… 真人、今日はありがとう♡ 私は今日のことを一生忘れないよ♡ 本当に、幸せな時間だった♡」
「僕も…… デートも、さっきまでの時間も、すごく楽しかった…… ありがとう姉さん……」
「そう言ってもらえるのも幸せだよ♡ ……んっ♡ ちゅっ♡ ふふっ、また遊ぼうな♡」
触れるだけのキスをして、そう呟いた那波の姿はどこまでも魅力的だった。
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『那波、真那、エマ、美香、愛莉、李梨花side』
真那「みーちゃん! き、今日はどうだったの!?」
那波「落ち着け、お母さん…… ちゃんと話すから」
真那「うぅーっ! だって、那波ちゃん帰ってきてからずっと幸せそうなんだもん! 気になるー!」
那波「分かったから…… えっと、まず今から話すことは真人にもちゃんと許可は取ってあるから、そこは安心してくれ」
那波は帰り際、真人に今日あった事を真那達に報告していいかどうかを聞いていた。
主に報告するのは、真人の考え方についてで、いちいち違う人とデートする度に今日、那波に伝えてくれた真人自身の考え方を伝えるのは少々面倒だろうという事から、こういう形を取ることになった。
真人からしても、自分から伝えるのは結構恥ずかしさもあるので、共有しておいてくれた方が助かるという事で、那波に任せたのであった。
那波「まず、施設でのデートに関しては、序盤から中盤はほとんど問題は無く、とても楽しい時間を過ごすことはできた。
真人も買い物とか、その辺をぶらついている事を普通に楽しんでいたから、みんなも同じように楽しめると思う。
ただ、ちょっと、その後に食事を取っていたのだが、真人が少し席を外したタイミングで、なんとか財閥の御曹司と名乗る男が言い寄ってきてな……」
李梨花「えぇ~、そんなことあったんですか~?」
那波「傍迷惑な事に、自分の女になれとか言われてな…… もちろん断っていたのだが、あろう事か引き連れていた護衛官をけしかけてきたんだ……」
真那「えぇっ!? みーちゃん大丈夫だったの……?」
那波「それで、その護衛官が詰め寄ってきたところに、戻ってきた真人が私を守るように割り込んできてな……♡ あぁ、今思い出してもあの時の真人はカッコよかったなぁ……♡」
愛莉「ま、真人様がそんな事を……!?」
那波「その後は、私がそんな真人に見惚れていたら、あの護衛官が真人に触れようとしたから、腹が立ってしまって思わず投げ飛ばしてしまったよ。
そのまま護衛官は受け身も取れずに気絶して、男はどこかへ逃げていった…… って事があったんだ」
エマ「その事について補足なのですが、私もその場にしっかり居て、あと1秒でも那波様の行動が遅ければ、私があの護衛官を殴り飛ばしていたと思います。
それで、その男はしっかりとあの後、警備員に捕まってあの施設を出禁になったと同時に今度、国からその男の財閥に秘密裏に調査が入る事が決まりましたので、一応報告しておきます」
美香「やっぱり、相当上は怒ってたかしら?」
エマ「はい、それはもう…… 前々からその財閥には黒い噂があり、目をつけていたそうで、真人様に手を出したらこういう事になるぞ、っていう見せしめにしてやろう、みたいな事も言ってましたね」
那波「まぁ、その辺りは任せるとして…… その後は、その…… 真人のカッコいい姿に我慢できなくなって、ホテルへと向かったんだ……」
真那「えっ、みーちゃん大胆……」
那波「し、仕方ないだろうっ! 本当に真人がカッコよくて、胸が高鳴ってしょうがなかったんだよ……」
李梨花「気持ちはわかります~」
那波「はぁ…… 続けるぞ…… ?それで、そこからはまぁその、無事に真人と繋がる事は出来て、本当に幸せな時間を過ごすことが出来たよ♡ 内容までは言わないが……」
エマ「流石に私も、ホテルのエントランスまでしか行ってなかったですが…… 良かったですね、那波様」
那波「ありがとう、エマさん。 それで、繋がれたのは良くて、真人も沢山出してくれたんだが、そこから私が薬の副作用と、真人と愛し合うことができた安心感などからか、気付けば眠ってしまって…… 30分ほどで起きはしたのだが、後処理とかも全部真人にやらせてしまってな……」
美香「それはちょっと、良くないわね……」
那波「そう…… 私も本当に死にたくなるくらい落ち込んでしまって…… ここからが今回伝えたい事なんだが、真人はその時に、そんな時間も良いって言って慰めてくれたんだ」
愛莉「えっ、どういうことですか?」
那波「私が寝てる間、真人はずっと添い寝をしてくれていたみたいで…… は、恥ずかしいが寝顔とか寝言とかまで見られて聞かれてたらしいが、それも含めて良い時間だったと言っていたな……」
李梨花「へぇ~? なんか、それは、女からしたらありがたいですね~」
那波「それでその後、真人はやっぱり凄くて、もう一度繋がる事になったんだが…… その時、真人のしたい事を聞いたら自分で動きたいと言ったんだ」
美香「ますます信じられないわね……」
那波「それに対して本当にいいのかと聞いたら、女の人だから頑張るとかそういう事は考えて欲しくないと言われてな……」
エマ「つまりはどういう……?」
那波「これは私の勝手な解釈交じりにはなるんだが…… 恐らく真人は女性にあまり気を遣わせたくないんだと思う」
真那「んー、もうちょい詳しく?」
那波「簡単にまとめて言うならば、変に気を遣ってどちらかが満足できないよりも、2人で協力して我慢せずに、お互いのしたい事をして、どちらも満足したい、っていう気持ちが真人は強いんだと思う」
愛莉「それは、なんだか女性の理想というか……」
那波「だからまぁ、みんなもデートの時は、あまり気を張らず真人に対して、したい事を言うくらいで丁度いいんじゃないかと思う。 真人はそういう事を言われるのを嬉しがってる節まであるしな……」
那波のアドバイスを聞き、他の5人もそれぞれ真人と何をしたいかをそれぞれ思い描いた。
那波「明日は美香さんだよな?」
美香「えぇ、そうよ」
那波「これだけは本当に言っておくが、真人と繋がる事になったらもうすごいぞ……♡ 世界が変わると言っていい♡」
美香「あら、そんなに……♡?」
那波「あぁ、だから今のうちにしたい事とか考えておいた方がいいかもな♡」
美香「分かったわ……♡」
明日は美香とのデート。果たして何が待っているのやら。
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