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九章それぞれの恋模様
9-17※R18
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ぼうっとした甲斐の色気のある表情にクラクラして、オレはもう我慢できそうもなかった。
カラダの至る所に吸い付いたような口づけの痕を残していき、舌で甲斐の乳首や腹部を這っていく。震えるように揺れる甲斐の反応に満足しながら、徐々に敏感な場所にも舌と掌で触れていく。
お互いの体はもう見慣れているはずなのに、甲斐ときたらいつまで経ってもウブな反応を見せて恥ずかしがるので、新鮮な反応は未だに健在。こういう反応がまた可愛らしくて、普段の頼もしくて凛々しい姿とは真逆なためかギャップにそそられる。甲斐はこんな可愛らしい小動物のような仕草もするんだって、甲斐を慕う妹連中に自慢のように話したい。
まあ、こんな可愛い甲斐の姿は誰にも見せたくないし、オレだけのものとして独り占めしたいので言うつもりなど一生ないが。
「はっ……ん、ぅ」
「甲斐、びくびくしてる……」
「はー……はー……だって……じらすように触れてくるから……」
甲斐の荒い吐息が興奮を物語り、オレの愛撫でほぼ完勃ち状態になっていた。
「我慢汁垂れてきてるし……そんなにもオレの触り方がいいんだな」
快楽ほしさに揺れる甲斐の先端は正直なようだ。
「っ……意地悪、言うなよっ。好きな人に、触れられてるんだから……興奮するに、決まってる」
「甲斐……可愛い事を……」
足を開かせると、まだそこには一切触れてもいないのに菊門がひくひくしている。汗ばんだそこはオレ自身を待ちわびているようで、オレの興奮の熱が一気に上昇する。
物欲しそうな視線と隆起した甲斐の可愛い分身をなめるように眺めて、これからいっぱい可愛がってやりたい。いろんな顔が見たいと欲求がどんどん募っていく。
「っああ……な、お……そこ、ばかり」
「こんなにも垂らしているからだろ。綺麗にしないと」
甲斐の亀頭から滴る汁を綺麗に舌で拭う。何度も先端を舌で綺麗にしながら、竿や袋の方も清めていく。
こうやって舐めて綺麗にしても、甲斐の先端からは密があふれてくるので、埒が明かないなと口の中に含んだ。
「ひゃっ!やぁ、う、あーっ。そんなとこっ、ひい」
必死で恥ずかしさを我慢している姿に微笑ましくなる。頬をあんなに赤くさせて、オレのフェラの快楽に耐えている甲斐が愛くるしい。
しばらく甲斐の分身を口腔で愛撫してしゃぶり続けると、甲斐の反応が落ち着かなくなり、限界が近いのかもしれない。
「イキそうなら一度いっとけ」
「直、っぁあ、だめ、しゃべらな、っああっ」
口に含んだまましゃべったせいか、それが切欠で一気に甲斐の欲望が弾ける。この独特の苦みと匂いは好きじゃないが、甲斐のモノだと思うと逆でとても興奮した。苦みも匂いも甲斐のモノだからこそここまで心酔してしまえて、あっさり飲み干せてしまうものだから不思議だ。
小学生の頃、正之の使い魔共にけしかけられて無理やりヤラされた汚いフェラ行為とは全然違う。
今でさえあの時の野郎のグロテスクなブツと匂いを思い出すだけで吐き気が止まらず、どんなに綺麗な男を相手にしろと言われても死んでも嫌だと思っていた。が、甲斐相手だとその汚さも気持ちの悪さも全く感じなくて、むしろもっとほしいとさえ思ってしまう。
甲斐相手じゃないと、今頃オレは吐き気と嘔吐で倒れているだろうな……。
「直……ごめん、おれ……」
ああ、可愛いな。口で出してしまった事を詫びているのか、そんな潤んだ瞳の甲斐が可愛くてたまらない。
「いいんだよ。甲斐のほしかったから」
「え……ほしかったって……」
「甲斐のミルクは美味いってこと」
「っ……美味くはないだろ」
言葉のあやというやつだ。でもほしかったのは本当の事。
「甲斐、挿れるから」
「っ……う、うん」
切なくひくつく甲斐の菊門にはちきれんばかりに隆起した自信を擦り付ける。
こうして擦り付けるだけで気持ちがいいけれど、甲斐のナカに挿入したい気持ちの方が勝る。柔らかくてきっと召天しそうなほど良いんじゃないかと憶測で思うが、愛する甲斐だからこそそれは間違いないはず。
どうしようもなく愛おしくて、はやく自分のものにしたいと思うけれど、焦って甲斐の体に負担をかけさせるわけにはいかない。
「っ……く、はぁ」
「か、い。大丈夫……か」
「……へーき、だ」
初めての挿入は思った以上にきつくて、でもすぐにイってしまいそうなほど極上で、肉壁に己を締め付けられる。
女のように濡れるわけでもないからこそ、奥へと進む度に甲斐の表情が苦し気にゆがむ。そんな顔をさせたくないが、男同士の行為は男女でヤル以上に痛みが伴う事は経験済みだから知っている。
あの痛みは二度と味わいたくないほどの激痛だった。そんな甲斐を傷つけないように、少しでもすんなり奥へ向かうように慎重に埋めていく。今にヨクさせるから耐えてほしいと優しい愛撫で訴えながら。
「っ……く、ぅ……」
最も奥の狭くて屈曲した部分まで先端が入りこんで、己の陰毛や睾丸が甲斐の臀部に触れているのを感じた。一旦動きを止めて荒い息を吐く。
「……全部埋まった」
「っ……ほんと……?」
「ああ」
汗ばんで髪が額に張り付いている甲斐の髪をそっと拭い、浅い動きでじっくり胎内を探ると、びくびくと甲斐の体が揺れる。
萎れかかった性器は徐々に張りつめて上を仰ぐ。汗ばんだ肌は火照り上気させて、甲斐の空より真っ青なブルーの瞳からは涙がぼろぼろこぼれている。その涙を舌で舐めとりながらゆっくり浅く腰を蠕動させた。
「は、ぁ……ぁ」
「まだ……痛いか?」
甲斐は揺れながらふるふると顔を横に振る。
「ふ、あ、も、だいじょ……ぶ……なれ、たっ、あぁ」
「辛くなったら爪立てていいから……もっと動くから」
「っ直……やぁ、そんな急にっ。ああっん」
ギシギシとベッドが重みで揺れる。野郎二人が乗れば結構な重量だと思うが、キングサイズのベットは野郎二人で寝転んでも全然余裕がありすぎる広さ。広いベットの上で乱れる甲斐の肌が、暖色に照らされてより卑猥に写してくれる。
ああ、足を開いて揺れる甲斐がエロい……すごく、蠱惑的だ。
「っあ、あぅ」
甲斐がまだ痛みを感じながらも切なくあえぐ。普段の声とは全く違う甲高い嬌声が女性的で可愛い。最奥を緩やかに突き進む感触を味わい、浅く突きながら甲斐の泣き所を探る。
「ひぁあっ」
もしかしてここだろうかと突いた場所が甲斐が最も揺れた個所で、泣き所を発見してひっそり悦に入る。そこを重点的に突いて、甲斐の反応を確かめると、泣きながらかぶりをふって喘ぐ。
「ひゃぅ!やあ!やぁそこ、やだ。へん、になる。びくびくしちゃう、からっ」
「へん、じゃないだろう。ここがっ、イイんだろ。お前の弱い所、発見した」
甲斐の敏感な場所ばかりを狙って奥を突いていく。イヤイヤと言いながらも、よがったように甘い声をあげてオレを締め付けてくる。
優しく、徐々に強く、熱い肉棒を何度も甲斐の胎内に抜き差ししてナカを自分の形状に変えていく。
「なお、なおっ、おれ、気持ちよすぎて……おかしいよ。自分がじぶんじゃ、ないみたい、でっ」
潤んだ瞳の甲斐はひたすらオレの首にしがみついている。戸惑っているのだろう。感じたことのない世界に。それはオレだって同じ。まさかここまでだなんて。ここまで気持ちがいいなんて。
「っ、甲斐……オレもだ。……たまらない」
女を抱いていた時はこれほどまでに快楽を感じる事なんてなかった。性欲解消が目的でいつも機械的に済ませていた。たとえ恵梨相手であった時も、ここまで気持ちの良さに幸せを感じた事なんてなかった。
それほど、好きな人相手とする行為は極楽で、満たされて、とても幸せな気持ち。甲斐と出会わなければ味わう事ができなかった瞬間。
「あ、あっ、なお、なおっ……おれ、もう、い、いっちゃう」
焦点のあわない瞳で切なく喘ぎ続ける甲斐。
「思い切りイっていい。オレも……もう……」
甲斐の張りつめた可愛らしい性器が限界を迎えそうだった。そんなオレも甲斐の胎内でまた大きくなる。
「も、っあぁああ」
「っ、く、」
甲斐がオレ自身を強く締め付けた瞬間、快楽が限界を迎えて最奥で一気に吐精した。甲斐も胎内でオレのものが大きくなったのを感じてか、勢いよく白濁を互いの腹部にはじけさせた。
カラダの至る所に吸い付いたような口づけの痕を残していき、舌で甲斐の乳首や腹部を這っていく。震えるように揺れる甲斐の反応に満足しながら、徐々に敏感な場所にも舌と掌で触れていく。
お互いの体はもう見慣れているはずなのに、甲斐ときたらいつまで経ってもウブな反応を見せて恥ずかしがるので、新鮮な反応は未だに健在。こういう反応がまた可愛らしくて、普段の頼もしくて凛々しい姿とは真逆なためかギャップにそそられる。甲斐はこんな可愛らしい小動物のような仕草もするんだって、甲斐を慕う妹連中に自慢のように話したい。
まあ、こんな可愛い甲斐の姿は誰にも見せたくないし、オレだけのものとして独り占めしたいので言うつもりなど一生ないが。
「はっ……ん、ぅ」
「甲斐、びくびくしてる……」
「はー……はー……だって……じらすように触れてくるから……」
甲斐の荒い吐息が興奮を物語り、オレの愛撫でほぼ完勃ち状態になっていた。
「我慢汁垂れてきてるし……そんなにもオレの触り方がいいんだな」
快楽ほしさに揺れる甲斐の先端は正直なようだ。
「っ……意地悪、言うなよっ。好きな人に、触れられてるんだから……興奮するに、決まってる」
「甲斐……可愛い事を……」
足を開かせると、まだそこには一切触れてもいないのに菊門がひくひくしている。汗ばんだそこはオレ自身を待ちわびているようで、オレの興奮の熱が一気に上昇する。
物欲しそうな視線と隆起した甲斐の可愛い分身をなめるように眺めて、これからいっぱい可愛がってやりたい。いろんな顔が見たいと欲求がどんどん募っていく。
「っああ……な、お……そこ、ばかり」
「こんなにも垂らしているからだろ。綺麗にしないと」
甲斐の亀頭から滴る汁を綺麗に舌で拭う。何度も先端を舌で綺麗にしながら、竿や袋の方も清めていく。
こうやって舐めて綺麗にしても、甲斐の先端からは密があふれてくるので、埒が明かないなと口の中に含んだ。
「ひゃっ!やぁ、う、あーっ。そんなとこっ、ひい」
必死で恥ずかしさを我慢している姿に微笑ましくなる。頬をあんなに赤くさせて、オレのフェラの快楽に耐えている甲斐が愛くるしい。
しばらく甲斐の分身を口腔で愛撫してしゃぶり続けると、甲斐の反応が落ち着かなくなり、限界が近いのかもしれない。
「イキそうなら一度いっとけ」
「直、っぁあ、だめ、しゃべらな、っああっ」
口に含んだまましゃべったせいか、それが切欠で一気に甲斐の欲望が弾ける。この独特の苦みと匂いは好きじゃないが、甲斐のモノだと思うと逆でとても興奮した。苦みも匂いも甲斐のモノだからこそここまで心酔してしまえて、あっさり飲み干せてしまうものだから不思議だ。
小学生の頃、正之の使い魔共にけしかけられて無理やりヤラされた汚いフェラ行為とは全然違う。
今でさえあの時の野郎のグロテスクなブツと匂いを思い出すだけで吐き気が止まらず、どんなに綺麗な男を相手にしろと言われても死んでも嫌だと思っていた。が、甲斐相手だとその汚さも気持ちの悪さも全く感じなくて、むしろもっとほしいとさえ思ってしまう。
甲斐相手じゃないと、今頃オレは吐き気と嘔吐で倒れているだろうな……。
「直……ごめん、おれ……」
ああ、可愛いな。口で出してしまった事を詫びているのか、そんな潤んだ瞳の甲斐が可愛くてたまらない。
「いいんだよ。甲斐のほしかったから」
「え……ほしかったって……」
「甲斐のミルクは美味いってこと」
「っ……美味くはないだろ」
言葉のあやというやつだ。でもほしかったのは本当の事。
「甲斐、挿れるから」
「っ……う、うん」
切なくひくつく甲斐の菊門にはちきれんばかりに隆起した自信を擦り付ける。
こうして擦り付けるだけで気持ちがいいけれど、甲斐のナカに挿入したい気持ちの方が勝る。柔らかくてきっと召天しそうなほど良いんじゃないかと憶測で思うが、愛する甲斐だからこそそれは間違いないはず。
どうしようもなく愛おしくて、はやく自分のものにしたいと思うけれど、焦って甲斐の体に負担をかけさせるわけにはいかない。
「っ……く、はぁ」
「か、い。大丈夫……か」
「……へーき、だ」
初めての挿入は思った以上にきつくて、でもすぐにイってしまいそうなほど極上で、肉壁に己を締め付けられる。
女のように濡れるわけでもないからこそ、奥へと進む度に甲斐の表情が苦し気にゆがむ。そんな顔をさせたくないが、男同士の行為は男女でヤル以上に痛みが伴う事は経験済みだから知っている。
あの痛みは二度と味わいたくないほどの激痛だった。そんな甲斐を傷つけないように、少しでもすんなり奥へ向かうように慎重に埋めていく。今にヨクさせるから耐えてほしいと優しい愛撫で訴えながら。
「っ……く、ぅ……」
最も奥の狭くて屈曲した部分まで先端が入りこんで、己の陰毛や睾丸が甲斐の臀部に触れているのを感じた。一旦動きを止めて荒い息を吐く。
「……全部埋まった」
「っ……ほんと……?」
「ああ」
汗ばんで髪が額に張り付いている甲斐の髪をそっと拭い、浅い動きでじっくり胎内を探ると、びくびくと甲斐の体が揺れる。
萎れかかった性器は徐々に張りつめて上を仰ぐ。汗ばんだ肌は火照り上気させて、甲斐の空より真っ青なブルーの瞳からは涙がぼろぼろこぼれている。その涙を舌で舐めとりながらゆっくり浅く腰を蠕動させた。
「は、ぁ……ぁ」
「まだ……痛いか?」
甲斐は揺れながらふるふると顔を横に振る。
「ふ、あ、も、だいじょ……ぶ……なれ、たっ、あぁ」
「辛くなったら爪立てていいから……もっと動くから」
「っ直……やぁ、そんな急にっ。ああっん」
ギシギシとベッドが重みで揺れる。野郎二人が乗れば結構な重量だと思うが、キングサイズのベットは野郎二人で寝転んでも全然余裕がありすぎる広さ。広いベットの上で乱れる甲斐の肌が、暖色に照らされてより卑猥に写してくれる。
ああ、足を開いて揺れる甲斐がエロい……すごく、蠱惑的だ。
「っあ、あぅ」
甲斐がまだ痛みを感じながらも切なくあえぐ。普段の声とは全く違う甲高い嬌声が女性的で可愛い。最奥を緩やかに突き進む感触を味わい、浅く突きながら甲斐の泣き所を探る。
「ひぁあっ」
もしかしてここだろうかと突いた場所が甲斐が最も揺れた個所で、泣き所を発見してひっそり悦に入る。そこを重点的に突いて、甲斐の反応を確かめると、泣きながらかぶりをふって喘ぐ。
「ひゃぅ!やあ!やぁそこ、やだ。へん、になる。びくびくしちゃう、からっ」
「へん、じゃないだろう。ここがっ、イイんだろ。お前の弱い所、発見した」
甲斐の敏感な場所ばかりを狙って奥を突いていく。イヤイヤと言いながらも、よがったように甘い声をあげてオレを締め付けてくる。
優しく、徐々に強く、熱い肉棒を何度も甲斐の胎内に抜き差ししてナカを自分の形状に変えていく。
「なお、なおっ、おれ、気持ちよすぎて……おかしいよ。自分がじぶんじゃ、ないみたい、でっ」
潤んだ瞳の甲斐はひたすらオレの首にしがみついている。戸惑っているのだろう。感じたことのない世界に。それはオレだって同じ。まさかここまでだなんて。ここまで気持ちがいいなんて。
「っ、甲斐……オレもだ。……たまらない」
女を抱いていた時はこれほどまでに快楽を感じる事なんてなかった。性欲解消が目的でいつも機械的に済ませていた。たとえ恵梨相手であった時も、ここまで気持ちの良さに幸せを感じた事なんてなかった。
それほど、好きな人相手とする行為は極楽で、満たされて、とても幸せな気持ち。甲斐と出会わなければ味わう事ができなかった瞬間。
「あ、あっ、なお、なおっ……おれ、もう、い、いっちゃう」
焦点のあわない瞳で切なく喘ぎ続ける甲斐。
「思い切りイっていい。オレも……もう……」
甲斐の張りつめた可愛らしい性器が限界を迎えそうだった。そんなオレも甲斐の胎内でまた大きくなる。
「も、っあぁああ」
「っ、く、」
甲斐がオレ自身を強く締め付けた瞬間、快楽が限界を迎えて最奥で一気に吐精した。甲斐も胎内でオレのものが大きくなったのを感じてか、勢いよく白濁を互いの腹部にはじけさせた。
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