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番外編 2
大人の時間 2 ※
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司が俺の中で吐き出しているその時間が、すごく好き。ラット中のアルファの射精は長い。その時間は少しだけ理性が戻る。その時間に司と少しだけ話す時間が心地よくてたまらない。
「あはっ、お前のこんな大量、久しぶりに俺の中に入り込んでるよ」
「ああ、ラットはかなり久しぶりだからな。こんなんじゃ終わらないけど、でも正樹の中に入れて、俺の子種をずっと受け入れてもらえてるの、すげぇ幸せだ」
俺はは下から司の髪の毛を触る。ほんの少し、いつもより汗ばんでいる肌さえも愛おしい。すると司が俺の体勢に気が付いたみたい。床の上に寝そべってするなんて、ほんと俺たち余裕ないなって思ったら笑えてきた。
「あ、ごめん。背中痛いよな」
「え、あ、あああん!」
司が中に挿入したまま起こして体面座位の状態にした。上から挿入るよりも、さらに司の強直が中に突き刺さって、深すぎてびっくりしたけど、快楽ヤバっ!
「ふかいっ、あはっ、ん、おま……急に、あぅっ」
その瞬間の深い繋がりで、もう無理だというさらに奥まで司が侵入してきた。少しの間のゆっくりした時間が嘘かのように、また子宮が司を締め付けた。
「うっ、まさ、きっ」
司も来るものがあったようで、色のある声を耳もとで吐き出す。抱き合う形になって俺は司の首元にしっかりと腕を絡める。揺さぶられる体を司にしがみつくことで何とか一生懸命に体の奥底に司の精液を受け入れて、そのまま俺はイった。
「あ、あ、あ、ああああ」
司に抱きしめられたまま、背中をのけぞったけど、司がしっかり受け止めているので、体重の全てをかけても、司から離れないのを知っている。安心して気持ち良さのままに上を仰ぐと、その瞬間さえも見落とさずに、司は腰を小刻みに動かして、俺を高みに昇らせる。
「あ、あああんん、司ぁ、あ、だめ。中に出したまま揺すらないでぇ」
「そんな可愛く、お願いされても無理だ」
気持ちが良すぎて、司の香りと肉体に酔っていた。
「あ、あああ!」
「正樹、可愛いよ。沢山泣いて」
「ふぁ、んんん」
そう言いつつも、司はキスで口を塞いで舌をねじ込んでくる。俺は唇を閉じることができなくて、よだれがたれるが、それさえも司はわざと大きな音を立てて吸いたてる。
産後ずっと体力がなくて付き合いきれないことに罪悪感があったけど、今は違う。
この連休中、俺は一切の家事をしていない。すべてここのスタッフがしてくれるサービスを受けるだけだった。蘭のおむつ替えさえも、専任の保育士がしてくれた。ご飯をあげることも手慣れていたので、むしろ俺があげるよりも蘭は食べていた。少しだけ悔しいと思ったけど、司との時間を沢山確保できたことの喜びが勝っていた。
子どもたちはとても愛おしい。だけど、どうしたって、俺にとっては番である司が一番だった。そのことを思い知らせされた期間だったけれど、それはそれで良かった。
司がいないと死んでしまう。そう思えるくらいまで、気持がまた戻ってきた。母としての役割に専念していた産後しばらくは、蘭が世界で一番だったけれど、少し手が離れたことで、やっと司を受け入れられるオメガの部分が戻ってきた。
いいきっかけだったと思うと同時に、司を愛している自分を自覚できたことが嬉しくて、心地よくて、ずっと司に酔っていた。
「司ぁ、あいしてる」
「ああ、俺もだよ、正樹を愛してる」
二人で抱き合いながら、笑ってキスをして、ずっと結合は解かれないままの幸福な時間を過ごした。リビングは二人の香りで満たされていた。
「あはっ、お前のこんな大量、久しぶりに俺の中に入り込んでるよ」
「ああ、ラットはかなり久しぶりだからな。こんなんじゃ終わらないけど、でも正樹の中に入れて、俺の子種をずっと受け入れてもらえてるの、すげぇ幸せだ」
俺はは下から司の髪の毛を触る。ほんの少し、いつもより汗ばんでいる肌さえも愛おしい。すると司が俺の体勢に気が付いたみたい。床の上に寝そべってするなんて、ほんと俺たち余裕ないなって思ったら笑えてきた。
「あ、ごめん。背中痛いよな」
「え、あ、あああん!」
司が中に挿入したまま起こして体面座位の状態にした。上から挿入るよりも、さらに司の強直が中に突き刺さって、深すぎてびっくりしたけど、快楽ヤバっ!
「ふかいっ、あはっ、ん、おま……急に、あぅっ」
その瞬間の深い繋がりで、もう無理だというさらに奥まで司が侵入してきた。少しの間のゆっくりした時間が嘘かのように、また子宮が司を締め付けた。
「うっ、まさ、きっ」
司も来るものがあったようで、色のある声を耳もとで吐き出す。抱き合う形になって俺は司の首元にしっかりと腕を絡める。揺さぶられる体を司にしがみつくことで何とか一生懸命に体の奥底に司の精液を受け入れて、そのまま俺はイった。
「あ、あ、あ、ああああ」
司に抱きしめられたまま、背中をのけぞったけど、司がしっかり受け止めているので、体重の全てをかけても、司から離れないのを知っている。安心して気持ち良さのままに上を仰ぐと、その瞬間さえも見落とさずに、司は腰を小刻みに動かして、俺を高みに昇らせる。
「あ、あああんん、司ぁ、あ、だめ。中に出したまま揺すらないでぇ」
「そんな可愛く、お願いされても無理だ」
気持ちが良すぎて、司の香りと肉体に酔っていた。
「あ、あああ!」
「正樹、可愛いよ。沢山泣いて」
「ふぁ、んんん」
そう言いつつも、司はキスで口を塞いで舌をねじ込んでくる。俺は唇を閉じることができなくて、よだれがたれるが、それさえも司はわざと大きな音を立てて吸いたてる。
産後ずっと体力がなくて付き合いきれないことに罪悪感があったけど、今は違う。
この連休中、俺は一切の家事をしていない。すべてここのスタッフがしてくれるサービスを受けるだけだった。蘭のおむつ替えさえも、専任の保育士がしてくれた。ご飯をあげることも手慣れていたので、むしろ俺があげるよりも蘭は食べていた。少しだけ悔しいと思ったけど、司との時間を沢山確保できたことの喜びが勝っていた。
子どもたちはとても愛おしい。だけど、どうしたって、俺にとっては番である司が一番だった。そのことを思い知らせされた期間だったけれど、それはそれで良かった。
司がいないと死んでしまう。そう思えるくらいまで、気持がまた戻ってきた。母としての役割に専念していた産後しばらくは、蘭が世界で一番だったけれど、少し手が離れたことで、やっと司を受け入れられるオメガの部分が戻ってきた。
いいきっかけだったと思うと同時に、司を愛している自分を自覚できたことが嬉しくて、心地よくて、ずっと司に酔っていた。
「司ぁ、あいしてる」
「ああ、俺もだよ、正樹を愛してる」
二人で抱き合いながら、笑ってキスをして、ずっと結合は解かれないままの幸福な時間を過ごした。リビングは二人の香りで満たされていた。
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