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第5章

421話 ガキンッ!

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 メイドのネリス。
 20代後半にして、夫がいないらしい。

「ふうむ。その割には、ずいぶんと手慣れているじゃないか?」

 俺はネリスの奉仕を受けながら、感嘆の声を上げる。

「ありがとうございます」

 ネリスは嬉しそうな表情を浮かべる。

「誰か別の男と付き合っているのか? 例えば、結婚間近の彼氏とか」

「いいえ。あたくしにそのような方はおりません。ですが、男性とお付き合いしたことはありますわ」

「へぇ……。まぁそれも当然か。一体どんな奴だったんだ?」

「冒険者の方でした。パーティを組んでいましたが、実力不足ですぐに解散してしまいました。その後はソロで活動するも、いつの間にか音信不通に……。もう5年以上前になりますが……」

「そうなのか。悪いことを訊いてしまったな。すまない」

「いえいえ。大丈夫ですよ」

 ネリスは笑顔で言う。
 その顔は本当に気にしていないように見える。
 冒険者は、通常であれば過酷で危険な職業だ。

 一方で、俺が率いる『悠久の風』は、これまで順調に冒険者ランクを上げてきた。
 俺のMSCの知識と経験により、通常は取得が難しい魔法系ジョブなどもそれぞれ取得しやすい。
 ミッション報酬により、セカンドジョブやサードジョブが開放されており、複数のジョブの恩恵を受けることができる。
 『ジョブ設定』スキルにより、得たジョブは好きなタイミングで自由に入れ替えられる。
 『パーティメンバー経験値ブースト』により、ジョブレベルは簡単に上がる。
 俺たちにとって冒険者活動は楽なものだが、普通はもっと苦労するものなのだ。

「では、続きを始めましょうか」

 ネリスは俺のモノを手に取り、上下に動かす。
 彼女の手が動く度に、俺のモノは刺激を受ける。

「うっ……」

 俺の口から声が漏れる。

「うふふ。気持ちいいですか?」

「ああ、悪くない」

 俺は正直に答える。

「それは良かったです」

 ネリスは嬉しそうだ。
 彼女はその後も、一心不乱に奉仕を続けた。
 やがて、限界が訪れる。

「ぬうっ! おおおおぉっ!!」

 俺はタオルの中に出した。
 この俺が女体に出さないのはかなり珍しいが、まぁたまにはいいだろう。

「いっぱい出ましたね」

 ネリスは満足げな笑みを浮かべていた。

「うむ。悪くない奉仕だったぞ」

「それでは、こちらを清めさせていただきます」

「ああ。頼む――ッ!?」

 俺は絶句した。
 てっきり、別の濡れタオルか何かで洗ってくれるのだと思っていた。
 だが、ネリスは俺のモノを口でくわえたのだ。

「お、おい。そこまでしなくても……」

 俺は慌てて止めようとする。
 だが、ネリスは止まらない。

「ん……ちゅぱ……れろ……」

 彼女は舌を使い、俺のモノについた液を舐めとっているようだ。
 俺が快楽に身を委ね始めた、その瞬間だった。
 ガキンッ!
 ネリスが勢いよく口を閉じ、歯を俺のモノに立てたのだ。
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