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Ⅱ、道中ザコが襲い来る
20、俺は銀髪ロリじゃねえ(涙目
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ほんの一瞬、眠っていたようだ。慣れない馬車旅とレモの水着姿に興奮した上、温泉に浸かりすぎたんだろう。ほかにも何かあったような――いい汗かいたよな? ま、大したことじゃねえな。
「う……ん……」
伸びをしようとして、頭の下が枕じゃないことに気付いた。なんだろう、この独特な甘い匂いのする低反発クッションは――? うっとりと深呼吸したとき、
「ジュキ、身体起こせる?」
上からレモの声が降ってきた。
「ユリアにお水持ってきてもらったわ」
…………。忘れてたけど俺、レモの膝に寝かせてもらってたんじゃ――
「あわわわっ」
うっすら目を開けたら水着越しに、レモのへそのくぼみが見えちまった!
「わっ、どうしたのよジュキったら急に!」
「ご、ごめん!」
「慌てないでゆっくり起きて」
レモの両手が俺を抱き支えてくれる。
や、やべー。こんな献身的に介抱してくれてんのに、俺、レモの下半身の香りで深呼吸しちまった!
両手で顔を覆って何も言えない俺を、どう誤解したのか、
「かわいそうに。まだ具合悪いのね?」
レモの手のひらが、いたわるように俺の髪を撫でる。うぅ……、優しくされると余計に罪悪感が……
「お水、飲める?」
器を俺の口に近付けてくれる。レモって絶対、他人の世話なんか焼きそうにないタイプなのに、俺のことだけは何かと面倒見てくれるんだよなぁ。大切にされてること、実感できてうれしい。
「ジュキくんったらレモせんぱいに、お水飲ませてもらって幸せそー」
寝室からバスローブを持ってきてくれたユリアが、俺の心を読んだかのようなツッコミを入れる。
「でもレモせんぱい、魔法学園でずーっと、わたしのことお世話してくれてたもんっ!」
くっ、まさかの対抗してきやがった。大人げなく目を据えている俺に気付いたのか、レモが言い訳した。
「だって寄宿舎で隣の部屋に入ってきた新入生が食堂の場所も覚えられなくて、意図せずダイエットに成功してるの見たら、助けないわけにいかないでしょ!」
そいつぁお疲れ様だったな、レモ。
「ジュキ、バスローブ前から着る?」
「え?」
レモに問われて気付いたが、翼も角も出しっぱなしだった。なんか恥ずかしい。
「す、すぐに消すから」
俺はうつむいて、自分の身体に魔法をかけるため意識を集中してゆく。
「私はその姿のジュキ、大好きなんだけど」
レモが、魔法で薄れてゆく俺の翼を愛おしそうに見つめている。
俺自身でさえ、まだこの姿を受け入れきれていないのに、レモはひとと違う見た目をした俺を好きだと言ってくれる。きっと俺の魂を見てくれてるんだな……。
翌朝、俺たちは馬車駅から帝都に向かう旅を再開した。
きっとまたラピースラがモンスターを仕掛けてくるぞと楽しみにしていたが、何も起きずに一日が終わり拍子抜けした。
そして三日目朝、宿から馬車駅に向かって三人で歩いていると、町人の服装をした男がニヤニヤしながら近づいて来た。
「やあ、お嬢さんたち。今日は暇かい?」
「暇じゃないわ」
レモが即答する。
「そんなつれないこと言わないでさぁ」
男がレモの手を握ったので、俺はすぐさまその手を払いのけてやった。
「さわるな」
姿が人間に見えたって油断はできねえ。ラピースラ・アッズーリの魔改造を受けてるんだ。会話している最中にいきなり面の皮突き破ってサンショウウオの足が生えてくるかもしれねえ。
「おおっと女騎士さん、さすがに気が強いようだね」
俺の姿を舐め回すように見ながら意味不明に相好を崩す男を、俺はにらみつけた。
「私を女騎士だと分かっているなら話は早い。痛い目に遭いたくなかったら、道を開けてもらおうか」
「いいねぇ、その冷たい目。腰の辺りがゾクゾクしちゃうよ」
なんだ? 気持ち悪いな……。
「ジュキ、行こっか」
どことなくあきれ顔で、レモが俺の左手を引っ張る。すると男はあろうことか、俺の右手を握りつつ、
「お嬢さん二人で行きなさい。僕ちゃんは今日、この女騎士さんと二人で過ごすんだ」
はぁぁっ!?
混乱する俺の耳に、向かいのカフェのテラス席でコーヒーを飲んでる地元民二人の会話が聞こえてきた。
「またやってるぜ、ジョヴァンニの奴。性懲りもなくロリに声かけやがって」
「でも見ろよ、今日の銀髪ロリはめちゃくちゃかわいいぜ?」
「おっ、確かに。ありゃジョヴァンニじゃなくてもナンパするか?」
「いや、普通はあと数年待つだろ」
なんだって? ただのナンパかよ!?
「凍てつけ」
カチコチーン!
俺は一瞬で男を凍らせて馬車駅へ急いだ。
「あ、ちょっと待ってよ、ジュキ!」
慌ててレモとユリアが追いかけてくる。
ったくなんなんだよ! しかも目当ては俺! 男に声かけてんじゃねーよ! こんな美少女二人と歩いてんのに何考えてんだ、あのナンパ師は。
「ジュキくん、怒ってる?」
ユリアまで心配そうに見上げてくる。
「なあ、俺いくつに見える……?」
「えっ」
なぜかうろたえるレモ。
「そ、そうねー。男の子のときは十四歳くらいかな……?」
「そうか」
がっくり。レモよりは年上に見られたいんだけど……
「わー、ごめん、ジュキ! いいじゃない、歳なんて放っておけば取るんだから!」
レモにしては珍しく、うまくないフォローを入れてくる。
「でもきっとジュキくん、歳取ってもやっぱりそのときの実年齢には見えないんだよ」
うるせーよ、ユリア。お前が鋭いの、いらねぇとこばっかなんだよ!
そして午後。昼に到着した馬車駅から、俺たちのほかにもう一台、帝都に向かう馬車が出発した。
帝都へ続く街道は林の中を突っ切る一本道。俺たちの前をその馬車が走っている。
「あの人たち、貴族かな?」
前の馬車の三人連れは、馬車駅で見た感じだと、かなり良い身なりをしていた。
「うーん、立ち振る舞いからすると違うかな? まあ一代限りの男爵位とかもあるから分からないけれど」
馬車に揺られながら首をかしげるレモ。ユリアが、
「成功した商人とか?」
さすが商売が盛んなスルマーレ島の伯爵令嬢。
「赤い髪の男はそんな雰囲気ね。銀杜松の髪の紳士は――私は芸術家かなって思ったわ。どこかの貴族のお抱え画家とか」
三人組は、レディッシュブラウンの髪をした小太りの男、銀杜松の長髪で片眼鏡の紳士、それからピンク髪の派手なドレスの女性という組み合わせだった。
「私の予想は、画商と画家とその愛人!」
レモが楽しそうに当て始める。
ピンク髪の女性が一番若いが、それでもうちのねえちゃんよりは年上だろう。時おり、前を走る馬車から彼女のよく通る笑い声が聞こえてくる。
「あの女性、舞台女優とか歌手とか、そんな感じじゃないかな。発声が――」
俺の言葉に、
「発声?」
レモが驚いたので、
「うん。声を出すとき、よく響くところに当てるのが習慣になってるみたいだから」
眉間のあたりを指さしながら身振り手振りで解説する俺。
「へぇ~、さすが! やっぱりジュキって歌手なのね。かっこいい!」
レモが目を輝かせてほめてくれて、俺が満面の笑みになったそのとき――
ドカーン!
昼の街道に爆発音が響きわたる。
「ヒヒーン!」
馬が驚いて立ち上がるのを、御者がしずめているようだ。
「水よ、我らを守りたまえ!」
俺はとっさに精霊力をこめた水を展開して、二つの馬車を囲む大きな結界を張った。
─ * ─
「遅かったじゃねえか。待ちくたびれたぜ?」というわけでようやく敵襲です。
どんな魔物が出てくるかな?
「う……ん……」
伸びをしようとして、頭の下が枕じゃないことに気付いた。なんだろう、この独特な甘い匂いのする低反発クッションは――? うっとりと深呼吸したとき、
「ジュキ、身体起こせる?」
上からレモの声が降ってきた。
「ユリアにお水持ってきてもらったわ」
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「あわわわっ」
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「慌てないでゆっくり起きて」
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や、やべー。こんな献身的に介抱してくれてんのに、俺、レモの下半身の香りで深呼吸しちまった!
両手で顔を覆って何も言えない俺を、どう誤解したのか、
「かわいそうに。まだ具合悪いのね?」
レモの手のひらが、いたわるように俺の髪を撫でる。うぅ……、優しくされると余計に罪悪感が……
「お水、飲める?」
器を俺の口に近付けてくれる。レモって絶対、他人の世話なんか焼きそうにないタイプなのに、俺のことだけは何かと面倒見てくれるんだよなぁ。大切にされてること、実感できてうれしい。
「ジュキくんったらレモせんぱいに、お水飲ませてもらって幸せそー」
寝室からバスローブを持ってきてくれたユリアが、俺の心を読んだかのようなツッコミを入れる。
「でもレモせんぱい、魔法学園でずーっと、わたしのことお世話してくれてたもんっ!」
くっ、まさかの対抗してきやがった。大人げなく目を据えている俺に気付いたのか、レモが言い訳した。
「だって寄宿舎で隣の部屋に入ってきた新入生が食堂の場所も覚えられなくて、意図せずダイエットに成功してるの見たら、助けないわけにいかないでしょ!」
そいつぁお疲れ様だったな、レモ。
「ジュキ、バスローブ前から着る?」
「え?」
レモに問われて気付いたが、翼も角も出しっぱなしだった。なんか恥ずかしい。
「す、すぐに消すから」
俺はうつむいて、自分の身体に魔法をかけるため意識を集中してゆく。
「私はその姿のジュキ、大好きなんだけど」
レモが、魔法で薄れてゆく俺の翼を愛おしそうに見つめている。
俺自身でさえ、まだこの姿を受け入れきれていないのに、レモはひとと違う見た目をした俺を好きだと言ってくれる。きっと俺の魂を見てくれてるんだな……。
翌朝、俺たちは馬車駅から帝都に向かう旅を再開した。
きっとまたラピースラがモンスターを仕掛けてくるぞと楽しみにしていたが、何も起きずに一日が終わり拍子抜けした。
そして三日目朝、宿から馬車駅に向かって三人で歩いていると、町人の服装をした男がニヤニヤしながら近づいて来た。
「やあ、お嬢さんたち。今日は暇かい?」
「暇じゃないわ」
レモが即答する。
「そんなつれないこと言わないでさぁ」
男がレモの手を握ったので、俺はすぐさまその手を払いのけてやった。
「さわるな」
姿が人間に見えたって油断はできねえ。ラピースラ・アッズーリの魔改造を受けてるんだ。会話している最中にいきなり面の皮突き破ってサンショウウオの足が生えてくるかもしれねえ。
「おおっと女騎士さん、さすがに気が強いようだね」
俺の姿を舐め回すように見ながら意味不明に相好を崩す男を、俺はにらみつけた。
「私を女騎士だと分かっているなら話は早い。痛い目に遭いたくなかったら、道を開けてもらおうか」
「いいねぇ、その冷たい目。腰の辺りがゾクゾクしちゃうよ」
なんだ? 気持ち悪いな……。
「ジュキ、行こっか」
どことなくあきれ顔で、レモが俺の左手を引っ張る。すると男はあろうことか、俺の右手を握りつつ、
「お嬢さん二人で行きなさい。僕ちゃんは今日、この女騎士さんと二人で過ごすんだ」
はぁぁっ!?
混乱する俺の耳に、向かいのカフェのテラス席でコーヒーを飲んでる地元民二人の会話が聞こえてきた。
「またやってるぜ、ジョヴァンニの奴。性懲りもなくロリに声かけやがって」
「でも見ろよ、今日の銀髪ロリはめちゃくちゃかわいいぜ?」
「おっ、確かに。ありゃジョヴァンニじゃなくてもナンパするか?」
「いや、普通はあと数年待つだろ」
なんだって? ただのナンパかよ!?
「凍てつけ」
カチコチーン!
俺は一瞬で男を凍らせて馬車駅へ急いだ。
「あ、ちょっと待ってよ、ジュキ!」
慌ててレモとユリアが追いかけてくる。
ったくなんなんだよ! しかも目当ては俺! 男に声かけてんじゃねーよ! こんな美少女二人と歩いてんのに何考えてんだ、あのナンパ師は。
「ジュキくん、怒ってる?」
ユリアまで心配そうに見上げてくる。
「なあ、俺いくつに見える……?」
「えっ」
なぜかうろたえるレモ。
「そ、そうねー。男の子のときは十四歳くらいかな……?」
「そうか」
がっくり。レモよりは年上に見られたいんだけど……
「わー、ごめん、ジュキ! いいじゃない、歳なんて放っておけば取るんだから!」
レモにしては珍しく、うまくないフォローを入れてくる。
「でもきっとジュキくん、歳取ってもやっぱりそのときの実年齢には見えないんだよ」
うるせーよ、ユリア。お前が鋭いの、いらねぇとこばっかなんだよ!
そして午後。昼に到着した馬車駅から、俺たちのほかにもう一台、帝都に向かう馬車が出発した。
帝都へ続く街道は林の中を突っ切る一本道。俺たちの前をその馬車が走っている。
「あの人たち、貴族かな?」
前の馬車の三人連れは、馬車駅で見た感じだと、かなり良い身なりをしていた。
「うーん、立ち振る舞いからすると違うかな? まあ一代限りの男爵位とかもあるから分からないけれど」
馬車に揺られながら首をかしげるレモ。ユリアが、
「成功した商人とか?」
さすが商売が盛んなスルマーレ島の伯爵令嬢。
「赤い髪の男はそんな雰囲気ね。銀杜松の髪の紳士は――私は芸術家かなって思ったわ。どこかの貴族のお抱え画家とか」
三人組は、レディッシュブラウンの髪をした小太りの男、銀杜松の長髪で片眼鏡の紳士、それからピンク髪の派手なドレスの女性という組み合わせだった。
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俺の言葉に、
「発声?」
レモが驚いたので、
「うん。声を出すとき、よく響くところに当てるのが習慣になってるみたいだから」
眉間のあたりを指さしながら身振り手振りで解説する俺。
「へぇ~、さすが! やっぱりジュキって歌手なのね。かっこいい!」
レモが目を輝かせてほめてくれて、俺が満面の笑みになったそのとき――
ドカーン!
昼の街道に爆発音が響きわたる。
「ヒヒーン!」
馬が驚いて立ち上がるのを、御者がしずめているようだ。
「水よ、我らを守りたまえ!」
俺はとっさに精霊力をこめた水を展開して、二つの馬車を囲む大きな結界を張った。
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「遅かったじゃねえか。待ちくたびれたぜ?」というわけでようやく敵襲です。
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