転生場所は嫌われ所

あぎ

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俺たちのライフ

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智樹くんの顔を見ると怒っていた?
なんかわかんないけど、大丈夫だよ、と言った。ぎゅっ、と力が強くなったので、痛いな、なんて重いながら、彼を撫でた。

「、、、なんで、、なんで、なんで、なんで、、、」

「ごめん、智樹くん、これは彼にはバラさないで欲しい」

「なんで、なんで、なんで、、なんでなんで」

「知られたら俺は、、消えたくなる。汚い存在だと、認めてしまう」

「やだ、やだ、、やだ、やだ、、」

「だから」

「なんで!!!!」

急に声を荒らげた智樹くんは、大粒の涙を抱えていた

「なんでやり返さないの!?千鶴さんは何も悪くないのにっ、、、!なんで、なんで、なんで!!」

智樹くんは、声を荒らげ、嫌だ、と叫び、大粒の涙を流す

「いいこだね、、大丈夫だよ、俺は」

いやだ、いやだいやだ、と泣く智樹くんをみて、父に犯されていた時を思い出す。
あの時は、泣いても泣いても許された
行為は嫌だったけど、、久しぶりの父を見た気がしたんだ



「、、泣き止んだかい、智樹くん」

ずぴっ、と鼻を鳴らし、智樹くんは頷く。ごめんなさい、と言って。

「、、ほんとはね、奴隷落ちにしたの、理由あるの、。」

話したくなさそうに彼は言う

「、、、俺の、恋人になって欲しかったの、だから、奴隷って形で、近くに置こうって、、最低、だよね」

「恋人、、?ちゅーとかするのか?」

そう聞くと智樹くんは、ボブんっ!と赤くなって、可愛らしかった
可愛いねぇ、と言いながら頭を撫でやると、俺大人ですから!と可愛らしい顔で反論された。


それから何年かたって、智樹くんと俺は結婚した。みんなに祝福されて。その時には「奴隷」ではなく、「恋人」で、結婚して、夫夫(ふうふ)になった。
勿論俺が下。
彼のことがとても好きになっていて、ご令嬢なんかが、智樹くんに胸を擦り付けたり、色々してるところを見ると、かなり嫉妬してしまい、恥ずかしい限り。

やはり俺は日本男児なので、智樹くんが18になるまでエッチなことはしないからね。と、釘を指して、はや2年
俺は21歳、智樹くんは18歳で結婚した
し、初夜、、だって行った
 俺は今はとても幸せで、怖い

転生したら嫌われ所だったようだけど
彼がいてくれるのなら、俺は幸せになれるのかもしれない

彼との時間を大切に、この世界で生きていこうと思う
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