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王の帰還
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「随分執拗に抱かれたな?体中鬱血の痕だらけだ」
「レイ、ノルド……ッ」
グッと首筋を噛む力が強くなる。鋭い痛みは一瞬で、流れる血はすぐに止まると知っていてもシーツに散る鮮血を見ると身が縮む。やっぱり噛まれるのは慣れないし、痛いのは嫌いだ。
「フッ、噛むと………締まるな」
「うっ、あっ、やっ、やぁっ、んんっ!」
「ああ、締まる………リュウ、出すぞ」
「あっ、アッ、アッ、イク、そんなずぼずぽされたら、おれっ、おれぇ………ッッ」
「ほら、一発目だ」
「ンンッ、あっ、………───ッ!はっ、……あ、……はぁぁ…ッ、んぅ…」
奥で出された余韻に浸る間もなく唇を塞がれる。吐く息も全て絡め取られてしまっているような錯覚に陥る長いキスはどんどん龍之介から考える力を奪っていく。ただただレイノルドの与える快感と痛みに反応するだけの存在と成り下がってしまうのだ。龍之介はセックスはふたりでするものだとばかり思っていたが、レイノルドとする時は完全に自我を失っている。
完全に、レイノルドのしたいことが優先される世界。元々の関係性を思えば仕方のないことなのだけれど、最近ではそれが特に顕著だった。
───そして、それを嫌だと思っていない自分にもドン引きなのであった。
「留守中たっぷり楽しんだようだな」
「んぅ……ふ、あぁ…(また、膨らんできたぁ…)」
「エルヴィンとの相性は悪くなかっただろう?私もアレが獣の如く腰を振っている様は中々見応えがあった。久しぶりに興味深い物を見た気分だ」
「あっ、く……しゅ、みぃぃ」
「だがおかげで狼ともお楽しみだったのではないか?嫉妬に狂った男のセックスは見ものだったぞ。リュウもいつもより興奮しているように見えたし……私も非常に昂った」
「うっ、うぅぅ」
お前の感想なんて聞いてねえし、そもそも全部見て知ってんのも気持ち悪ぃし、大体留守中エルヴィンさんと狼くんに挟まれて俺がいったいどれだけ気を揉んだと思ってんだ……!と、龍之介は心の内だけで叫ぶ。残念ながら、口を開いてもレイノルドから与えられる刺激でろくな言葉は紡げないのである。喋れたとしても、知能ゼロの単語しか発せない。そういうふうに、なってしまっているのだ。
「あっ、やだ、またくる、きちゃうっ」
「子宮がおりてきてるな、ゴツゴツあたっているのがわかるか?あと何度ここに子種を注げばお前の腹は膨らむのか…」
「ンアッ、ごりごり、やらっ、イク、またすぐイッちゃうぅ」
これが、レイノルドが帰還した直後の出来事である。まさに顔を見た5秒後にはベッドに押し倒されていた。おかえりなんて、言う隙もなかった。
「レイ、ノルド……ッ」
グッと首筋を噛む力が強くなる。鋭い痛みは一瞬で、流れる血はすぐに止まると知っていてもシーツに散る鮮血を見ると身が縮む。やっぱり噛まれるのは慣れないし、痛いのは嫌いだ。
「フッ、噛むと………締まるな」
「うっ、あっ、やっ、やぁっ、んんっ!」
「ああ、締まる………リュウ、出すぞ」
「あっ、アッ、アッ、イク、そんなずぼずぽされたら、おれっ、おれぇ………ッッ」
「ほら、一発目だ」
「ンンッ、あっ、………───ッ!はっ、……あ、……はぁぁ…ッ、んぅ…」
奥で出された余韻に浸る間もなく唇を塞がれる。吐く息も全て絡め取られてしまっているような錯覚に陥る長いキスはどんどん龍之介から考える力を奪っていく。ただただレイノルドの与える快感と痛みに反応するだけの存在と成り下がってしまうのだ。龍之介はセックスはふたりでするものだとばかり思っていたが、レイノルドとする時は完全に自我を失っている。
完全に、レイノルドのしたいことが優先される世界。元々の関係性を思えば仕方のないことなのだけれど、最近ではそれが特に顕著だった。
───そして、それを嫌だと思っていない自分にもドン引きなのであった。
「留守中たっぷり楽しんだようだな」
「んぅ……ふ、あぁ…(また、膨らんできたぁ…)」
「エルヴィンとの相性は悪くなかっただろう?私もアレが獣の如く腰を振っている様は中々見応えがあった。久しぶりに興味深い物を見た気分だ」
「あっ、く……しゅ、みぃぃ」
「だがおかげで狼ともお楽しみだったのではないか?嫉妬に狂った男のセックスは見ものだったぞ。リュウもいつもより興奮しているように見えたし……私も非常に昂った」
「うっ、うぅぅ」
お前の感想なんて聞いてねえし、そもそも全部見て知ってんのも気持ち悪ぃし、大体留守中エルヴィンさんと狼くんに挟まれて俺がいったいどれだけ気を揉んだと思ってんだ……!と、龍之介は心の内だけで叫ぶ。残念ながら、口を開いてもレイノルドから与えられる刺激でろくな言葉は紡げないのである。喋れたとしても、知能ゼロの単語しか発せない。そういうふうに、なってしまっているのだ。
「あっ、やだ、またくる、きちゃうっ」
「子宮がおりてきてるな、ゴツゴツあたっているのがわかるか?あと何度ここに子種を注げばお前の腹は膨らむのか…」
「ンアッ、ごりごり、やらっ、イク、またすぐイッちゃうぅ」
これが、レイノルドが帰還した直後の出来事である。まさに顔を見た5秒後にはベッドに押し倒されていた。おかえりなんて、言う隙もなかった。
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