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女体化というかコスプレ
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「次また妊娠しなければ、女性器もつくってみるか?」
「あー……その話ねー……」
エルヴィンの言っていた膣をつくるって奴か、とレイノルドの胸筋に頭を預けながら龍之介は浮かない声をあげる。
「気が進まないか」
「うん……?ていうか、お前は平気なの?女の体苦手なんじゃなかったっけ」
「得意ではないな」
「なら止めた方がよくね?これ以上体が女っぽくなってレイノルドの勃ちが悪くなんなら意味ねーじゃん」
言ってから、あれ、今のはなんか違ったかもと思う。この言い方ではレイノルドが自分に興奮しなくなるのが嫌だ、みたいなことになってない?
「レイノルドっ、今のは…」
ちがくて、と言うよりも先に声を殺して笑っているレイノルドが視界に入ってくる。あー……やっちまった……そんなつもりじゃなかったのに……
「心配しなくともお前がリュウである限り、どんな姿になっても萎えることはない」
「う、嬉しく…ない…」
「むしろ見目が変わった方が新しい扉が開かれるのかもしれないな。髪も伸ばして女の格好でもしてみるか?」
「は、話を飛躍すんなよっ」
「たまには着飾った姿を見せてくれても良いだろう?それとも身近な衣装の方が興奮するか……?メイドに着せてる衣装を着て、世話をしてもらうのもいいかもしれないな……」
「(下の世話はいつもしてるだろうがっ)」
「膣をつくれば一度に咥えられるちんこの数も増えるし、処女膜を破る楽しみも出来る……」
ふむ、やってみる価値はありそうだなとレイノルドはひとりで勝手に納得し、話を進めようとしている。まてまてまて!話がすり替わっとる!妊娠しやすくなる為の女体化じゃなく、プレイを楽しむ為の女体化になっとる!!
必死になって止めると、レイノルドはニヤニヤした顔で頬にキスしてくる。甘いキス。恋人にするようなやさしいキスだ。
(最早夫婦だけど……むず痒い……)
レイノルドには、正直ちょっと虐げられている時の方がしっくりくる。セックスの最中は相変わらずだけれど、それを除けば最近のレイノルドの態度は激甘だ。それに、どうも龍之介は慣れることが出来ない。レイノルドと溺愛というワードが全くしっくりきていないせいもあるだろう。
「(調子、狂う…)」
「早速今日から服薬するか。薬はエルヴィンに渡してあるから後で自室に届けさせよう」
「…………とりあえず、今日ので妊娠してなかったら、な」
そう言いながらも、なんとなくしていない気がするな………などと思ってしまう龍之介であった。
「あー……その話ねー……」
エルヴィンの言っていた膣をつくるって奴か、とレイノルドの胸筋に頭を預けながら龍之介は浮かない声をあげる。
「気が進まないか」
「うん……?ていうか、お前は平気なの?女の体苦手なんじゃなかったっけ」
「得意ではないな」
「なら止めた方がよくね?これ以上体が女っぽくなってレイノルドの勃ちが悪くなんなら意味ねーじゃん」
言ってから、あれ、今のはなんか違ったかもと思う。この言い方ではレイノルドが自分に興奮しなくなるのが嫌だ、みたいなことになってない?
「レイノルドっ、今のは…」
ちがくて、と言うよりも先に声を殺して笑っているレイノルドが視界に入ってくる。あー……やっちまった……そんなつもりじゃなかったのに……
「心配しなくともお前がリュウである限り、どんな姿になっても萎えることはない」
「う、嬉しく…ない…」
「むしろ見目が変わった方が新しい扉が開かれるのかもしれないな。髪も伸ばして女の格好でもしてみるか?」
「は、話を飛躍すんなよっ」
「たまには着飾った姿を見せてくれても良いだろう?それとも身近な衣装の方が興奮するか……?メイドに着せてる衣装を着て、世話をしてもらうのもいいかもしれないな……」
「(下の世話はいつもしてるだろうがっ)」
「膣をつくれば一度に咥えられるちんこの数も増えるし、処女膜を破る楽しみも出来る……」
ふむ、やってみる価値はありそうだなとレイノルドはひとりで勝手に納得し、話を進めようとしている。まてまてまて!話がすり替わっとる!妊娠しやすくなる為の女体化じゃなく、プレイを楽しむ為の女体化になっとる!!
必死になって止めると、レイノルドはニヤニヤした顔で頬にキスしてくる。甘いキス。恋人にするようなやさしいキスだ。
(最早夫婦だけど……むず痒い……)
レイノルドには、正直ちょっと虐げられている時の方がしっくりくる。セックスの最中は相変わらずだけれど、それを除けば最近のレイノルドの態度は激甘だ。それに、どうも龍之介は慣れることが出来ない。レイノルドと溺愛というワードが全くしっくりきていないせいもあるだろう。
「(調子、狂う…)」
「早速今日から服薬するか。薬はエルヴィンに渡してあるから後で自室に届けさせよう」
「…………とりあえず、今日ので妊娠してなかったら、な」
そう言いながらも、なんとなくしていない気がするな………などと思ってしまう龍之介であった。
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