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勉強も運動もそつなくこなす優等生、大学生の宮野成太。
その実はΩであることを隠しながら、“αのフリ”をして日々を過ごしている。
誰にも見せられない本性を持つ彼が、唯一素の自分に戻れる場所。
──それが、響
夜にだけ現れる、甘く淫らな人気Vtuberの配信だった。
“あんな声で命令されたら、従うしかないじゃん──”
スパチャもおかずも彼一筋。
そんなある日、バイト中に聞き慣れた“あの声”が耳に届く。
「もしかして……Vtubeの……響さんですか?」
ぽろっと口にした瞬間、背後に気配──そして壁ドン。
「誰かに言ったら、ぶっ殺すぞ」
配信者×リスナーのラブコメディ!!
文字数 26,629
最終更新日 2025.04.19
登録日 2025.04.18
ブラック企業で働いていた35歳社畜は、仕事帰りに車に轢かれてしまう。暗闇の中目を覚ますと貴族社会のオメガに転生していた。転生先は王家の長男・メビウス。気品に満ちた容姿と知性を持ち、誰もが憧れる完璧な王子。しかし、彼には誰にも言えない秘密があった──オメガとしての発情期を隠しながら生きていること。
そんな彼の前に現れたのは、"嫌われ者の騎士" サーガ・フェンリル。貴族に反発し、上官に背きながらも戦場では誰よりも強い彼は、激情を胸に秘めた若きアルファだった。
運命の歯車が動き出したのは、メビウスが森で彼と遭遇したとき。貴族に囚われ、激昂するサーガの剣がメビウスに向けられた。だが、なぜか彼の瞳は、ただの憎しみだけではなく、執着と熱に濡れていた。
「……お前も俺を支配するつもりか?」
対立から始まった二人の関係は、抗えぬ本能と運命の中で絡み合い、次第に深まっていく。
しかし、王族と騎士、オメガとアルファという身分の壁が、二人の愛を容赦なく引き裂こうとする。
「メビウス、お前は俺の番だ」
その言葉が、メビウスの心を揺さぶる。
これは運命か、それともただの執着か──。
支配か、愛か。
転生した王子と、反逆の騎士が紡ぐ、波乱に満ちたオメガバース・ロマンス。
文字数 94,723
最終更新日 2025.04.15
登録日 2025.04.04
遥輝は極道の家に生まれたΩ。
家のしきたりにも無頓着なまま自由に生きていた。
そんな遥輝のそばには、幼なじみであり護衛でもある遊馬がいる。
いつも一緒にいて、何をするにも遊馬がそばにいてくれる。
しかし、ある日突然「許婚」の存在が告げられる。
「Ωには相応しいαがいる」と。
その日から、遊馬の態度が少しずつ変わり始める。
優しいままだけど、ふとした瞬間に見せる独占欲の強い瞳。
からかうような甘い言葉が、どこか本気の響きを持っていて――。
「お前は、俺だけのものだろ?」
「ずっとそばにいてやるから、他のやつなんかいらねぇよ」
まだ気づかない。
この気持ちが“恋”だなんて、遥輝は全然わかっていない。
けれど、幼なじみの優しい執着は、遥輝を確実に絡め取っていく。
文字数 57,233
最終更新日 2025.03.29
登録日 2025.03.01
佐藤裕貴はΩとして生まれた21歳の男性。αの夫と結婚し、表向きは穏やかな夫婦生活を送っているが、その実態は不完全なものだった。夫は裕貴を愛していると口にしながらも、家事や家庭の負担はすべて裕貴に押し付け、自分は何もしない。それでいて、裕貴が他の誰かと関わることには異常なほど敏感で束縛が激しい。性的な関係もないまま、裕貴は愛情とは何か、本当に満たされるとはどういうことかを見失いつつあった。
そんな中、裕貴の職場に新人看護師・宮野歩夢が配属される。歩夢は裕貴がΩであることを本能的に察しながらも、その事実を意に介さず、ただ一人の人間として接してくれるαだった。歩夢の純粋な優しさと、裕貴をありのまま受け入れる態度に触れた裕貴は、心の奥底にしまい込んでいた孤独と向き合わざるを得なくなる。歩夢と過ごす時間を重ねるうちに、彼の存在が裕貴にとって特別なものとなっていくのを感じていた。
しかし、裕貴は既婚者であり、夫との関係や社会的な立場に縛られている。愛情、義務、そしてΩとしての本能――複雑に絡み合う感情の中で、裕貴は自分にとって「真実の幸せ」とは何なのか、そしてその幸せを追い求める覚悟があるのかを問い始める。
束縛の中で見失っていた自分を取り戻し、裕貴が選び取る未来とは――。
愛と本能、自由と束縛が交錯するオメガバースの物語。
文字数 73,577
最終更新日 2025.01.29
登録日 2025.01.11
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