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[Worldtrace2]
2つ目クリア
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とにかくこれでジンとクリスの件は片付いた。次はランドだけどあっちは楽勝だな。
マーク「おい!傭兵!」
俺「ん?」
今後の事をブツブツ考えているとマークに話し掛けられる。
マーク「クリス様の事だ。」
俺「何かあった?」
マーク「クリス様を助けて頂き、心から感謝する。ありがとうございました!」
俺「お、おう。」
珍しくお礼を言われた。何よりあのマークに言われた事が驚きだ。いや~、助けた甲斐があったな。
マーク「しかし、貴様を認めた訳では無いぞ!勘違いするなよ!」
ツンデレか、とにかくこいつは放って置こう次はどうするかな?
マーク「認めないからなぁ!」
俺はマークの捨て台詞を聞きながら自分の部屋へ戻る。
次の日、色々あったが仕事を片付け公爵領のアストに帰った。
クリス「父上!只今戻りました。」
フリード「うむ、よくぞ帰った!怪我は無いか?」
親父さんがクリスの全身を確かめる。視線を下げて行くと、クリスの脇腹の辺りで動きが止まる。・・・・あ!やべ!
フリード「貴様ぁ!これは何だぁ!」
親父さんが芝居掛かった言い方をしながら俺を見る。
俺「え?・・・えっと、矢傷。」
フリード「そんな事は聞いていない!」
俺「ん?じゃあ何を聞いたんだ?」
とにかく無知な振りをして乗り切ろう。
マーク「御当主様!この度は誠に申し訳ございません!私がいながらこの様な事態に・・・。」
フリード「いや、マークよ。お前はよくやった。・・・それよりも、貴様だ!クリスが危険な目に会ったというのに何故貴様が無傷なのだ!」
それはそうなんだけど、結果としてクリスは無事に戻った訳だから少しは許容して欲しいな。
クリス「父上、僕は大丈夫ですよ。確かに少々危険な目には会いましたが、なんとか帰還しました。それに今回の旅は学ぶ事も多く、今後も領主として精進する必要があると実感出来ました。」
親父さんは急に真面目な顔になる。
フリード「離れていた時間はほんの少しだった筈だが、成長したなクリストファー。フフッ、私の引退は割と早いかも知れんな。」
アルフレッド「何を仰いますか。まだまだこれからですぞ。」
クリス「そうですよ。それに僕が成長出来ているとしたら、修行に付き合ってくれたマークと先生のお陰ですよ。」
フリード「フッ、そうか。・・・・先生?」
クリス「はい。先生です。」
そう言うとクリスは満面の笑みで俺を見る。何か嫌な予感がする。クリスの前にいる親父さんに視線を移すと何故か悲しい顔をしている。反応に困るな。
俺はどうするか考えた結果、笑顔を送り誤魔化す事にした。
フリード「貴様ぁ!娘に飽き足らず息子まで誑かすのか!」
俺「別に誑かして無いよ。アイリスとは、まぁ、親近感があると言うか。感覚が近いんだよ。」
フリード「ふざけるな!手討ちにしてくれる!そこに直れ!」
アルフレッド「落ち着いて下さい!」
クロード「ここで斬り掛かったとしてもこの男は抵抗しないでしょう。ですがお嬢様が黙っていないと思いますよ。」
フリード「う、うぐぅ!」
アイリス「ええ、私は黙りませんよ!」
あ、アイリスだ。
クリス「はい!僕も黙ってはいられません!」
フリード「う、うぅ~!」
親父さんがこんなに面倒臭い人だとは思わなかった。もしかして俺が何かしら悪影響を与えてるとか?いやいや、幾ら何でもそれは無いだろう?俺は親父さんに何かした覚えはないし。
アイリス「シリウスさん。少しお話しがあります。来て頂けますか?」
何故か他人みたいな扱いだな?そして選択肢がある言い方だけど、なんとなく俺には選択権が無い感じの雰囲気。これはヤバいやつでは?しかし俺の答えは決まっていた。
俺「はい、お供します。」
マーク「おい!傭兵!」
俺「ん?」
今後の事をブツブツ考えているとマークに話し掛けられる。
マーク「クリス様の事だ。」
俺「何かあった?」
マーク「クリス様を助けて頂き、心から感謝する。ありがとうございました!」
俺「お、おう。」
珍しくお礼を言われた。何よりあのマークに言われた事が驚きだ。いや~、助けた甲斐があったな。
マーク「しかし、貴様を認めた訳では無いぞ!勘違いするなよ!」
ツンデレか、とにかくこいつは放って置こう次はどうするかな?
マーク「認めないからなぁ!」
俺はマークの捨て台詞を聞きながら自分の部屋へ戻る。
次の日、色々あったが仕事を片付け公爵領のアストに帰った。
クリス「父上!只今戻りました。」
フリード「うむ、よくぞ帰った!怪我は無いか?」
親父さんがクリスの全身を確かめる。視線を下げて行くと、クリスの脇腹の辺りで動きが止まる。・・・・あ!やべ!
フリード「貴様ぁ!これは何だぁ!」
親父さんが芝居掛かった言い方をしながら俺を見る。
俺「え?・・・えっと、矢傷。」
フリード「そんな事は聞いていない!」
俺「ん?じゃあ何を聞いたんだ?」
とにかく無知な振りをして乗り切ろう。
マーク「御当主様!この度は誠に申し訳ございません!私がいながらこの様な事態に・・・。」
フリード「いや、マークよ。お前はよくやった。・・・それよりも、貴様だ!クリスが危険な目に会ったというのに何故貴様が無傷なのだ!」
それはそうなんだけど、結果としてクリスは無事に戻った訳だから少しは許容して欲しいな。
クリス「父上、僕は大丈夫ですよ。確かに少々危険な目には会いましたが、なんとか帰還しました。それに今回の旅は学ぶ事も多く、今後も領主として精進する必要があると実感出来ました。」
親父さんは急に真面目な顔になる。
フリード「離れていた時間はほんの少しだった筈だが、成長したなクリストファー。フフッ、私の引退は割と早いかも知れんな。」
アルフレッド「何を仰いますか。まだまだこれからですぞ。」
クリス「そうですよ。それに僕が成長出来ているとしたら、修行に付き合ってくれたマークと先生のお陰ですよ。」
フリード「フッ、そうか。・・・・先生?」
クリス「はい。先生です。」
そう言うとクリスは満面の笑みで俺を見る。何か嫌な予感がする。クリスの前にいる親父さんに視線を移すと何故か悲しい顔をしている。反応に困るな。
俺はどうするか考えた結果、笑顔を送り誤魔化す事にした。
フリード「貴様ぁ!娘に飽き足らず息子まで誑かすのか!」
俺「別に誑かして無いよ。アイリスとは、まぁ、親近感があると言うか。感覚が近いんだよ。」
フリード「ふざけるな!手討ちにしてくれる!そこに直れ!」
アルフレッド「落ち着いて下さい!」
クロード「ここで斬り掛かったとしてもこの男は抵抗しないでしょう。ですがお嬢様が黙っていないと思いますよ。」
フリード「う、うぐぅ!」
アイリス「ええ、私は黙りませんよ!」
あ、アイリスだ。
クリス「はい!僕も黙ってはいられません!」
フリード「う、うぅ~!」
親父さんがこんなに面倒臭い人だとは思わなかった。もしかして俺が何かしら悪影響を与えてるとか?いやいや、幾ら何でもそれは無いだろう?俺は親父さんに何かした覚えはないし。
アイリス「シリウスさん。少しお話しがあります。来て頂けますか?」
何故か他人みたいな扱いだな?そして選択肢がある言い方だけど、なんとなく俺には選択権が無い感じの雰囲気。これはヤバいやつでは?しかし俺の答えは決まっていた。
俺「はい、お供します。」
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