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[Worldtrace2]
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朝の日差しが目に入る。
俺「う!・・・はぁ~。面倒だな。まぁ、厄介事は前からだけど。」
身体は寝ていたが相変わらず心が休まらない。数日前の100人斬り?から、訳の分からない裁判と面倒なイベントの目白押しだった。けどここに来て更なる厄介事だ。
俺「マジで疲れる。」
右肩に手を添え右腕を回す。
俺「あれ?」
今度は反対を回す。身体の疲れが無い。というか今までに感じた事が無いくらい快調だ。まさかあの電気ショックの所為か?
そう考えるとこれ以上文句は言えない。
まぁ、俺が小市民なだけかも知れないけど。
俺「はぁ~、・・・やるか!」
気にしても仕方ない。とりあえず改めて[Worldtrace2]のストーリーを振り返る事にする。タイトルは[Worldtrace2 6人の王子]だ。サブタイトルまで付いている。
というか6人の王子とは?って話になるけど、なんとあのアーサーには息子が6人いたのだ。奥さん頑張ったなって?何のことはない奥さんは3人いて、それぞれ2人づつ産んだって話だ。
一族の繋がりを大事にするとかで政略結婚したって[2]に出た息子の1人が言っていたな。しかもその6人、クリストファーの話には一切参加しない。ランドのシナリオでは名前しか出ないし、全員が出るのはジンのシナリオだけだ。それサブタイトルにする意味あるか?って聞きたいけど、ゲームはもう出てる。つまりは今更って事だ。
そこは気にせず話を進めると、先ずクリストファーのシナリオから始まり、エンディングで勝っても負けても話が進み、そのままランドのシナリオに入る。2人のシナリオを全て見るとジンのシナリオが開放された。時系列だとジンの闇堕ちシナリオが1番始めでその後クリストファー、少し遅れてランドって事になってる。実を言うとクリストファーの闇堕ちイベントの理由は何となく分かる。親父さん、フリード・スワロウ公爵の名代として真ん中の辺境都市の復興支援で視察に来たのが始まりだ。
そこの冒険者と意見の食い違いから勝負する事になるが、クリストファーは技術と能力で圧倒する。だけど、勝負に負けたく無い冒険者がセコい手を使って勝つ。それが原因で冒険者の類いは卑怯という意識が芽生える。そして続けざまに事件が起きる。
森林の視察で遭遇した魔族の矢に、スワロウ公爵家の筆頭執事アルフレッドの次男、マークが撃たれる。理由はクリストファーを庇ったからだ。
その2つがクリストファーの心を歪めたんだと思う。まぁ、正直それ以外に原因があっても俺には分からないけど。
ジンはオジさん達を助ければ多分大丈夫だ。
ランドが全然分からない。どういう流れで魔族と組んだのか。とにかくタイミング的にはジンが先で、その後にクリストファーだ。ランドにはとりあえずこれから会って釘を刺しておこう。
善は急げだ。直ぐに行動を開始する。
ゲイツ「よう!今日は早いな。」
俺「あ、悪いまたしばらく部屋を開ける。」
ティム「またかよ。」
俺「おう。」
ランド「まぁ、いつもの事だな。気を付けろよ。」
俺「ああ、ランド。あまり魔族とは仲良くするなよ?とりあえず俺が戻るまで余計な事はするな。」
ランド「何だ?いきなり?心配しなくても仲間は裏切らないさ。」
俺「いや、お前も変な所お人好しだからな。ちょっと気になったんだよ。」
ランド「フッ、気を付けるよ。」
う~ん。本当に大丈夫だろうか?あまり下手に言うと逆効果って場合もある。ここからはランドを信じるしか無い。
俺「とにかく行ってくる。なるべく早く帰るよ。」
ジーク「土産を忘れるなよ。」
俺「・・・・覚えてたらな。」
"イージス"を離れ誰も見ていない事を確認し、スマホからバイクを取り出す。
俺「さて、行くか。確かジンは今、俺達の故郷があった場所にいるんだよな?何でそんな所にいるんだ?とにかく会えば分かるか。」
俺はバイクを走らせる。そしてそこで驚愕の事実を知る。
俺「う!・・・はぁ~。面倒だな。まぁ、厄介事は前からだけど。」
身体は寝ていたが相変わらず心が休まらない。数日前の100人斬り?から、訳の分からない裁判と面倒なイベントの目白押しだった。けどここに来て更なる厄介事だ。
俺「マジで疲れる。」
右肩に手を添え右腕を回す。
俺「あれ?」
今度は反対を回す。身体の疲れが無い。というか今までに感じた事が無いくらい快調だ。まさかあの電気ショックの所為か?
そう考えるとこれ以上文句は言えない。
まぁ、俺が小市民なだけかも知れないけど。
俺「はぁ~、・・・やるか!」
気にしても仕方ない。とりあえず改めて[Worldtrace2]のストーリーを振り返る事にする。タイトルは[Worldtrace2 6人の王子]だ。サブタイトルまで付いている。
というか6人の王子とは?って話になるけど、なんとあのアーサーには息子が6人いたのだ。奥さん頑張ったなって?何のことはない奥さんは3人いて、それぞれ2人づつ産んだって話だ。
一族の繋がりを大事にするとかで政略結婚したって[2]に出た息子の1人が言っていたな。しかもその6人、クリストファーの話には一切参加しない。ランドのシナリオでは名前しか出ないし、全員が出るのはジンのシナリオだけだ。それサブタイトルにする意味あるか?って聞きたいけど、ゲームはもう出てる。つまりは今更って事だ。
そこは気にせず話を進めると、先ずクリストファーのシナリオから始まり、エンディングで勝っても負けても話が進み、そのままランドのシナリオに入る。2人のシナリオを全て見るとジンのシナリオが開放された。時系列だとジンの闇堕ちシナリオが1番始めでその後クリストファー、少し遅れてランドって事になってる。実を言うとクリストファーの闇堕ちイベントの理由は何となく分かる。親父さん、フリード・スワロウ公爵の名代として真ん中の辺境都市の復興支援で視察に来たのが始まりだ。
そこの冒険者と意見の食い違いから勝負する事になるが、クリストファーは技術と能力で圧倒する。だけど、勝負に負けたく無い冒険者がセコい手を使って勝つ。それが原因で冒険者の類いは卑怯という意識が芽生える。そして続けざまに事件が起きる。
森林の視察で遭遇した魔族の矢に、スワロウ公爵家の筆頭執事アルフレッドの次男、マークが撃たれる。理由はクリストファーを庇ったからだ。
その2つがクリストファーの心を歪めたんだと思う。まぁ、正直それ以外に原因があっても俺には分からないけど。
ジンはオジさん達を助ければ多分大丈夫だ。
ランドが全然分からない。どういう流れで魔族と組んだのか。とにかくタイミング的にはジンが先で、その後にクリストファーだ。ランドにはとりあえずこれから会って釘を刺しておこう。
善は急げだ。直ぐに行動を開始する。
ゲイツ「よう!今日は早いな。」
俺「あ、悪いまたしばらく部屋を開ける。」
ティム「またかよ。」
俺「おう。」
ランド「まぁ、いつもの事だな。気を付けろよ。」
俺「ああ、ランド。あまり魔族とは仲良くするなよ?とりあえず俺が戻るまで余計な事はするな。」
ランド「何だ?いきなり?心配しなくても仲間は裏切らないさ。」
俺「いや、お前も変な所お人好しだからな。ちょっと気になったんだよ。」
ランド「フッ、気を付けるよ。」
う~ん。本当に大丈夫だろうか?あまり下手に言うと逆効果って場合もある。ここからはランドを信じるしか無い。
俺「とにかく行ってくる。なるべく早く帰るよ。」
ジーク「土産を忘れるなよ。」
俺「・・・・覚えてたらな。」
"イージス"を離れ誰も見ていない事を確認し、スマホからバイクを取り出す。
俺「さて、行くか。確かジンは今、俺達の故郷があった場所にいるんだよな?何でそんな所にいるんだ?とにかく会えば分かるか。」
俺はバイクを走らせる。そしてそこで驚愕の事実を知る。
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