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[Worldtrace2]
帰郷
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俺「これは・・・。」
俺は久しぶりに故郷のあった所に向かった。何も残って無い筈の土地に何故か簡素な村が出来ていた。確かジンがこの土地を王様から貰ったと聞きはしたが、人が生活出来る村があるとは思わなかった。
俺「あれ?・・・え!何してるの?」
ここで顔見知りを発見する。
マリア「え?・・・シリウス君!久しぶり!元気にしてた?」
俺「こっちは、ボチボチって所だけど。で?そっちは?どういう状況?」
マリア「私はジン君が町を作るって聞いたから、手伝うのと同時にここで住もうと思ってね。」
俺「王都に実家があるじゃん。」
マリア「あそこには帰らないわ。」
何故かムッとしている。何かあったのか。俺が立ち入れる程の気安い関係じゃないし、これ以上は触れるべきじゃないかな?
俺「まぁ、良いや。ジンは?いる?」
マリア「え?・・・ああ、まぁ、いるよ。この先にある森の近くにジン君の家と畑があるんだけど。今は行かない方が良いかな?」
俺「は?何でよ?」
マリア「えっと、・・・・何て言えば良いかな?この村の人は皆んな受け入れてるんだけど・・・。」
う~ん?何か変だな。
俺「とりあえず森の近くね。ありがとう。とにかく行ってみるよ。」
マリア「あ!ちょっ・・!」
ジンの家に着くと、オジさんとオバさんが畑仕事をしていた。久しぶりに会ったけど直ぐにジンと話たい。申し訳ないが挨拶も早々にジンに抜けて貰い、今はジンの家で話をしていた。
ジン「いや~。驚いたぜ。」
俺「はぁ。」
ジン「何処の侯爵かは覚えて無いんだけど。その人の使用人の・・・給仕の人かな?がさ?"お嬢様と貴方の結婚が決まりました。"って出会い頭に言うんだよ。」
俺「へ、へぇ~。」
俺は出されたお茶を飲む。あ!美味いな!
ジン「お!美味いだろ?あいつが淹れたお茶は何故か凄く美味しくなるんだよ。で、話の続きだけど俺に"城まで案内しろ。"って言うんだよ。」
俺「ほうほう。」
今いるのは地球でもよく見る普通の2階建ての一軒家、1LDKで中々に広いと思う。城では無いけど、一般家庭には充分だ。
ジン「で、家に着くなり、"何です?この犬小屋は?"だってさ。犬だけで2階建ての小屋に住む訳無いだろ?」
俺「まぁな。」
ただ、確かに常識的に考えれば領主の住む家では無いだろうな。
ジン「そしたらその人がさ、"この縁談は無かった事に。"ってよ。いきなり結婚が決まったと思ったら、今度はいきなりフラれたよ。別に良いんだけどさ。ちょっと失礼だよな?」
エリス「全くだ。まぁ、結婚してあんな連中の身内にならなくて逆に良かったんじゃないか。」
ジン「まぁ、結果的にはって感じだけどさ。」
ここで俺は、今現在直面している最大の疑問を口にする。
俺「所でさ・・・・何でお前がいんの?」
実はこの場には俺とジン以外にもう1人いる。元魔王軍第一師団3魔将の1人エリス・ブライトだ。因みにお茶を淹れたのは彼女だ。
エリス「何故だと。単純な話だ。私もここに住んでいるからな。」
俺「え?この村に?」
ジン「いや、この家に。」
俺「はぁ?何でそんな事になってんだよ!敵将だぞ!」
ジン「え?・・いや、まぁ。」
エリス「フンッ。どんな理由があろうと貴様には関係あるまい!それよりそれを飲み終わったら出てけよ。」
俺「いや!お前が出てけよ!」
エリス「何!魔王軍が壊滅し、行く当てもない女をいきなり放り出すのか!鬼畜か!貴様は!」
俺「え?何でそうなるの?」
ジン「いや、まぁ、落ち着けよ2人共。話せば分かるって。俺達が勝って表彰される前くらいかな?実は親父とお袋がこの土地に戻ってたんだ。」
聞けばオジさん達は貴族生活に疲れ、昔を懐かしむ様に町の跡地に来ていたらしい。
エリス「はぁ。私は先の戦争で負傷し、彷徨いながらここまで逃げて来たんだ。ジンの両親がそんな私を見つけて助けてくれたのだ。2人は私が魔族なのは気付いてたらしいがな。」
何故か呆れた様に話すエリスにちょっとイラッとする。
俺「で?」
ジン「俺は表彰式が終わって、親父達に"故郷に帰ろう"って言おうとしたら、もうこっちに来てるって知ってさ。俺も向かったんだ。」
エリス「ジンの両親は王都に戻ろうとしたが、流石に魔族の私を連れて王都には戻れない。しかし怪我をしている私を放置も出来ない。だから焼け残った小屋で私を匿いながら手当てをしてくれたのだ。」
ジン「そんな時に俺がここに到着したんだ。そりゃ、最初は驚いたよ。でも2人が助けるって決めて助けたんだ。俺がウダウダ言う事じゃないと思ってさ。」
エリス「私は怪我の治療を受けながらここで過ごす事になったんだ。」
ジン「で、元気になったけど世話になった恩を返したいって言うから、そのまま一緒に生活してるって感じ。」
エリス「フッ、そういう事だ。」
何でこいつが偉そうなんだ?
俺「で?その後はどうなったんだ?」
エリス「それからしばらくして商人が来た。なんでも町の再興に協力したいと言っていた。」
俺「へぇ~。でもここってそんな自慢出来る様な特産とか無かったよな?」
ジン「だろ!だから不思議で仕方ないんだよ。」
エリス「それはジンがここの領主になったからだろうな。」
ジン「どういう事だ?」
エリス「貴族が新しい町を作る上に、そこの領主は先の戦争で英雄になった男だ。その町の発展に貢献した商人が、優先的に権利を得られる。となれば協力する理由にはなるさ。まぁ、今のは全部私の推測だがな。」
ジン「ふ~ん。そんなもんかね?まぁ、とにかくその商人のお陰かここに住みたいって人が来たり、昔ここの町にいた人達が戻って来たりで、気が付いたら村になってたって話さ。」
そうなのか。ジンがあまり深く考えてない様だ。ただ今1番気になるのはエリスの存在だ。果たしてこいつがこの村にいて本当に大丈夫なのか?元敵将だし、なんとも言えないんだよな。
まぁ、ジン達に危害が及ばないなら良いけどこれからどうなるのか。色々考えながらエリスを見ていると目が合った。
エリス「おい!ジン!こいつイヤらしい目で私を見ているぞ!」
俺「いや!見てねぇよ!疑ってんの!」
エリス「なんだと!」
ジン「だから落ち着けって。」
俺「そもそもオジさん達に言ったのか?こいつが元敵側の奴でしかも幹部だったって。」
ジン「いや、言ってない。必要無いと思ったから。それに村の人は魔族だけどエリスを受け入れてくれたよ。」
俺「お前の責任の下だろ。」
ジン「そうだけど。」
エリス「ジンを責めるな。何かあれば私は直ぐに出て行く。」
ジン「エリスは悪く無いだろ!いざって時は俺がなんとかするさ!」
エリス「ジン。」
何故か見つめ合う2人。あれ?これはひょっとして?いや、でも今までの話でそんな感じの部分あったか?俺の知らない所でって考えればあるかも知れないけど。えぇ~、何でだよ。その時家の扉が開く。
オジさん「やぁ!シリウス君!久しぶり!」
オバさん「本当に久しぶりね!元気にしてた?」
俺「ああ、オジさん、オバさん。久しぶり。仕事中にジンを連れ出してごめん。」
オジさん「いや、大丈夫さ。ある程度は終わっていたからね。それにお互い積もる話もあるだろう?」
オバさん「そうね。私は道具を片付けてくるわ。」
そう言って移動しようとしたオバさんに待ったが掛かる。
エリス「あ!お義母様!私が片付けます。お義父様も座って休んで下さい。今、お茶を淹れますね?」
オバさん「まぁ、ありがとう。」
オジさん「いや~、エリスちゃんのお陰で私達は凄く助かってるよ。」
エリス「いえ、そんな。」
照れているのか少し赤くなる。俺は驚きのあまりしばらく固まった。
俺「おい!あいつ今オジさん達の事、"お義父様、お義母様"って言ったぞ!」
ジン「え?俺の親父とお袋だから丁寧に言えば"お父様、お母様"・・だろ?別に変じゃないと思うけど?」
俺「いや、違うな。そんな感じで言って無いだろ。何故分からん。」
オジさん「いや~、エリスちゃんみたいな娘がジンの嫁に来てくれたらねぇ。」
オバさん「本当にねぇ?どう?エリスちゃん?」
2人は何を言ってるんだ?
エリス「そんな、私なんて。それにそういうのはジンの気持ちもありますから。」
おい。それは暗に自分は構わないと言ってる事になるぞ。
ジン「お、俺は・・・・別に構わないぞ。」
は?
エリス「ジン。」
ジン「エリス。」
何で2人は手を取り合ってる?そしてオジさん達は凄い微笑ましいって顔しながら見守ってる。もしかして俺は邪魔か?いや、そうじゃなくて!えぇ~!
事態は俺が思ってたより込み入っていた。
俺は久しぶりに故郷のあった所に向かった。何も残って無い筈の土地に何故か簡素な村が出来ていた。確かジンがこの土地を王様から貰ったと聞きはしたが、人が生活出来る村があるとは思わなかった。
俺「あれ?・・・え!何してるの?」
ここで顔見知りを発見する。
マリア「え?・・・シリウス君!久しぶり!元気にしてた?」
俺「こっちは、ボチボチって所だけど。で?そっちは?どういう状況?」
マリア「私はジン君が町を作るって聞いたから、手伝うのと同時にここで住もうと思ってね。」
俺「王都に実家があるじゃん。」
マリア「あそこには帰らないわ。」
何故かムッとしている。何かあったのか。俺が立ち入れる程の気安い関係じゃないし、これ以上は触れるべきじゃないかな?
俺「まぁ、良いや。ジンは?いる?」
マリア「え?・・・ああ、まぁ、いるよ。この先にある森の近くにジン君の家と畑があるんだけど。今は行かない方が良いかな?」
俺「は?何でよ?」
マリア「えっと、・・・・何て言えば良いかな?この村の人は皆んな受け入れてるんだけど・・・。」
う~ん?何か変だな。
俺「とりあえず森の近くね。ありがとう。とにかく行ってみるよ。」
マリア「あ!ちょっ・・!」
ジンの家に着くと、オジさんとオバさんが畑仕事をしていた。久しぶりに会ったけど直ぐにジンと話たい。申し訳ないが挨拶も早々にジンに抜けて貰い、今はジンの家で話をしていた。
ジン「いや~。驚いたぜ。」
俺「はぁ。」
ジン「何処の侯爵かは覚えて無いんだけど。その人の使用人の・・・給仕の人かな?がさ?"お嬢様と貴方の結婚が決まりました。"って出会い頭に言うんだよ。」
俺「へ、へぇ~。」
俺は出されたお茶を飲む。あ!美味いな!
ジン「お!美味いだろ?あいつが淹れたお茶は何故か凄く美味しくなるんだよ。で、話の続きだけど俺に"城まで案内しろ。"って言うんだよ。」
俺「ほうほう。」
今いるのは地球でもよく見る普通の2階建ての一軒家、1LDKで中々に広いと思う。城では無いけど、一般家庭には充分だ。
ジン「で、家に着くなり、"何です?この犬小屋は?"だってさ。犬だけで2階建ての小屋に住む訳無いだろ?」
俺「まぁな。」
ただ、確かに常識的に考えれば領主の住む家では無いだろうな。
ジン「そしたらその人がさ、"この縁談は無かった事に。"ってよ。いきなり結婚が決まったと思ったら、今度はいきなりフラれたよ。別に良いんだけどさ。ちょっと失礼だよな?」
エリス「全くだ。まぁ、結婚してあんな連中の身内にならなくて逆に良かったんじゃないか。」
ジン「まぁ、結果的にはって感じだけどさ。」
ここで俺は、今現在直面している最大の疑問を口にする。
俺「所でさ・・・・何でお前がいんの?」
実はこの場には俺とジン以外にもう1人いる。元魔王軍第一師団3魔将の1人エリス・ブライトだ。因みにお茶を淹れたのは彼女だ。
エリス「何故だと。単純な話だ。私もここに住んでいるからな。」
俺「え?この村に?」
ジン「いや、この家に。」
俺「はぁ?何でそんな事になってんだよ!敵将だぞ!」
ジン「え?・・いや、まぁ。」
エリス「フンッ。どんな理由があろうと貴様には関係あるまい!それよりそれを飲み終わったら出てけよ。」
俺「いや!お前が出てけよ!」
エリス「何!魔王軍が壊滅し、行く当てもない女をいきなり放り出すのか!鬼畜か!貴様は!」
俺「え?何でそうなるの?」
ジン「いや、まぁ、落ち着けよ2人共。話せば分かるって。俺達が勝って表彰される前くらいかな?実は親父とお袋がこの土地に戻ってたんだ。」
聞けばオジさん達は貴族生活に疲れ、昔を懐かしむ様に町の跡地に来ていたらしい。
エリス「はぁ。私は先の戦争で負傷し、彷徨いながらここまで逃げて来たんだ。ジンの両親がそんな私を見つけて助けてくれたのだ。2人は私が魔族なのは気付いてたらしいがな。」
何故か呆れた様に話すエリスにちょっとイラッとする。
俺「で?」
ジン「俺は表彰式が終わって、親父達に"故郷に帰ろう"って言おうとしたら、もうこっちに来てるって知ってさ。俺も向かったんだ。」
エリス「ジンの両親は王都に戻ろうとしたが、流石に魔族の私を連れて王都には戻れない。しかし怪我をしている私を放置も出来ない。だから焼け残った小屋で私を匿いながら手当てをしてくれたのだ。」
ジン「そんな時に俺がここに到着したんだ。そりゃ、最初は驚いたよ。でも2人が助けるって決めて助けたんだ。俺がウダウダ言う事じゃないと思ってさ。」
エリス「私は怪我の治療を受けながらここで過ごす事になったんだ。」
ジン「で、元気になったけど世話になった恩を返したいって言うから、そのまま一緒に生活してるって感じ。」
エリス「フッ、そういう事だ。」
何でこいつが偉そうなんだ?
俺「で?その後はどうなったんだ?」
エリス「それからしばらくして商人が来た。なんでも町の再興に協力したいと言っていた。」
俺「へぇ~。でもここってそんな自慢出来る様な特産とか無かったよな?」
ジン「だろ!だから不思議で仕方ないんだよ。」
エリス「それはジンがここの領主になったからだろうな。」
ジン「どういう事だ?」
エリス「貴族が新しい町を作る上に、そこの領主は先の戦争で英雄になった男だ。その町の発展に貢献した商人が、優先的に権利を得られる。となれば協力する理由にはなるさ。まぁ、今のは全部私の推測だがな。」
ジン「ふ~ん。そんなもんかね?まぁ、とにかくその商人のお陰かここに住みたいって人が来たり、昔ここの町にいた人達が戻って来たりで、気が付いたら村になってたって話さ。」
そうなのか。ジンがあまり深く考えてない様だ。ただ今1番気になるのはエリスの存在だ。果たしてこいつがこの村にいて本当に大丈夫なのか?元敵将だし、なんとも言えないんだよな。
まぁ、ジン達に危害が及ばないなら良いけどこれからどうなるのか。色々考えながらエリスを見ていると目が合った。
エリス「おい!ジン!こいつイヤらしい目で私を見ているぞ!」
俺「いや!見てねぇよ!疑ってんの!」
エリス「なんだと!」
ジン「だから落ち着けって。」
俺「そもそもオジさん達に言ったのか?こいつが元敵側の奴でしかも幹部だったって。」
ジン「いや、言ってない。必要無いと思ったから。それに村の人は魔族だけどエリスを受け入れてくれたよ。」
俺「お前の責任の下だろ。」
ジン「そうだけど。」
エリス「ジンを責めるな。何かあれば私は直ぐに出て行く。」
ジン「エリスは悪く無いだろ!いざって時は俺がなんとかするさ!」
エリス「ジン。」
何故か見つめ合う2人。あれ?これはひょっとして?いや、でも今までの話でそんな感じの部分あったか?俺の知らない所でって考えればあるかも知れないけど。えぇ~、何でだよ。その時家の扉が開く。
オジさん「やぁ!シリウス君!久しぶり!」
オバさん「本当に久しぶりね!元気にしてた?」
俺「ああ、オジさん、オバさん。久しぶり。仕事中にジンを連れ出してごめん。」
オジさん「いや、大丈夫さ。ある程度は終わっていたからね。それにお互い積もる話もあるだろう?」
オバさん「そうね。私は道具を片付けてくるわ。」
そう言って移動しようとしたオバさんに待ったが掛かる。
エリス「あ!お義母様!私が片付けます。お義父様も座って休んで下さい。今、お茶を淹れますね?」
オバさん「まぁ、ありがとう。」
オジさん「いや~、エリスちゃんのお陰で私達は凄く助かってるよ。」
エリス「いえ、そんな。」
照れているのか少し赤くなる。俺は驚きのあまりしばらく固まった。
俺「おい!あいつ今オジさん達の事、"お義父様、お義母様"って言ったぞ!」
ジン「え?俺の親父とお袋だから丁寧に言えば"お父様、お母様"・・だろ?別に変じゃないと思うけど?」
俺「いや、違うな。そんな感じで言って無いだろ。何故分からん。」
オジさん「いや~、エリスちゃんみたいな娘がジンの嫁に来てくれたらねぇ。」
オバさん「本当にねぇ?どう?エリスちゃん?」
2人は何を言ってるんだ?
エリス「そんな、私なんて。それにそういうのはジンの気持ちもありますから。」
おい。それは暗に自分は構わないと言ってる事になるぞ。
ジン「お、俺は・・・・別に構わないぞ。」
は?
エリス「ジン。」
ジン「エリス。」
何で2人は手を取り合ってる?そしてオジさん達は凄い微笑ましいって顔しながら見守ってる。もしかして俺は邪魔か?いや、そうじゃなくて!えぇ~!
事態は俺が思ってたより込み入っていた。
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