235 / 499
エンドロールの後も人生は続きます
兄弟と親子
しおりを挟む
オルフェウスを亡くしたお前は、あの時のまま時を止めてしまった。
それを知っていたのに、お前が笑うから、大丈夫なのだと思っていた。
いや、大丈夫なのだと思いたかった。
皇帝を演じる時、無駄にお前がはしゃぐ時、憎い筈のジルベールを真似ていると、気付いていたのに。
お前の危うさから、俺は目を背けてしまった。
共に走り続けていると、思っていたかった。
時を止めたお前には、辛いだけの人生だったのに・・・・。
俺はお前に甘えていたんだ。
子供の頃から兄貴ぶって、事ある毎に兄と呼ばせようとするお前に。
俺とお前は全く似ていなかったが、生まれてから今まで、多くの時間を共に過ごし、同じ思い出を共有するお前を、俺は双子みたいだ、と思ってたんだ。
俺達の思い出は辛いことの方が多かったが、それでも、お前と過ごした時間は、楽しかったよ。
ありがとう。兄さん。
そして、すまなかった。
ウィリアムの収められた石棺の上に花を置き、オルフェウスの石棺に向き直り、花を手向けた。
オルフェウス。
守ってやれなくてすまなかった。
埋葬もされず、ウィリアムのそばで過ごした10年は辛かったか?
それとも幸せだったのか?
最後の最後に、ウィリアムは道を誤まったが、全てお前を想っての事だ。
どうか許してやってくれ。
アウラよ、俺の声を聞いているか?
俺は、あんたの尻拭いを頑張っただろ?
俺の働きを評価してくれるなら、どうか、ウィリアムを許し、次の人生はオルフェウスとウィリアムが、二人で幸せに暮らせるようにしてやってくれないか?
祈りと言うには不躾な物言いだろうが、今の俺にはこれが精一杯だ。
二人の石棺に背を向け、霊廟を出ると、祈るように両手を組んだレンが、冷たい風に髪を揺らしながら俺を待っていた。
「もういいの?」
「あぁ。オルフェウスとの蜜月を邪魔したら、ウィリアムに怒られるからな」
「そうね。邪魔しちゃダメよね」
瞳を覆った涙の膜を揺らし、微笑む番の肩を引き寄せた。
それだけで、灰色に見えていた世界に、色彩が戻った様な気がする。
「ここは冷えるな。馬車に戻ろう」
等間隔で立つ衛兵が作る道を辿り、馬車へと向かった。
帰りの馬車では、レンに癒してもらおうと目論んでいた俺だが、馬車の前では、ロイド様とアーノルドが、俺達を待ち構えていた。
首に花輪を掛け、白い羽を揺らす馬を撫でていたアーノルドが、俺たちに気付いて、手を振っている。
ロイド様は、黒い毛皮のマフで手を覆っているが、マフの中でも、愛用のミスリルの扇を握っているのだろうか。
「気は済みましたか?」
「はい。お待たせして申し訳ありません」
「道を違えてしまいましたが、貴方達兄弟の絆は、本物であったと私は思いますよ」
ロイド様の労りの言葉に母性を感じ、胸が熱くなった。
「貴方の母とは仲良く出来ませんでしたが、貴方とレン様の事は気に入っています。実母の様にとはいかないでしょうが、困ったことがあれば、いつでも相談にいらっしゃい」
「ありがとうございます」
胸に手を当て、騎士の礼を取ると、ロイド様は「困ったことがなくても、会いに来ていいのですからね?」と笑っていた。
「では、レン様は、私達と一緒の馬車で帰りましょうね」
「はい。ロイド様ありがとうございます」
にっこりと頷くレンの後ろから付いて行こうとする俺の行手に、アーノルドが立ち塞がった。
「何をしている」
不機嫌な声を出す俺に、アーノルドは苦笑いだ。
「アレクサンドルは、そっちの馬車にお乗りなさい」
「えっ?」
番の温もりで癒して貰おうと想っていた俺は、レンを奪われて動揺してしまった。
「なんですか?貴方はいつもレン様を独り占めしているのですから、皇宮へ帰る間くらい我慢なさい」
「え・・・いや・・あの」
ピシャリと言い渡され、しどろもどろになった俺にレンは「また後でね」とにっこり笑って、ロイド様と一緒に馬車に乗り込んでしまった。
「じゃあ。僕は母上と同じ馬車に乗りますので、兄上はこっちに乗ってください」
レンの乗る馬車に向かおうとする、アーノルドの腕を思わず掴んでしまった。
「おい! なんで俺だけ別の馬車なんだ」
「もう、兄上。大人気ないですよ? 兄上は自分のサイズ、分かってます?」
狭くなるから嫌だとでもいうのか。
俺の手をするりと抜け、アーノルドもレンと同じ馬車に乗ってしまった。
何なんだ。
話しなら、皇宮に帰ってからでも良いじゃないか。
不満を募らせながら、馭者に扉を開けさせると、そこには親父殿の姿があった。
「おやじ・・父上。ロイド様とご一緒だったのでは・・・」
戸惑う俺に、親父殿はのんびりとした声で、風が入るから早く乗れと言った。
「私が一緒だと、ロイド達は居心地が悪い様なのだ」
「そう・・・ですか」
いや。俺だって居心地悪いぞ?
馬車の中は沈黙が支配し、居心地が悪いのを通り越し、既に苦痛だ。
馭者の掛け声が聞こえ、軽い揺れの後、馬車が走り出した。
親父殿は、腕を組んだ姿勢で目を閉じている。
どうやら会話をする気は無いらしい。
あの日記を読む前なら、親父殿にあれこれ問い質したかもしれないが、今は何かを聞く気にはなれない。
あの日記に記された内容が、ただの妄想だったとしても、母にとっては真実だったのだろう。
それさえ分かれば、公表出来ない事柄を掘り返す気にはなれなかった。
互いに沈黙を守ったまま、俺は沿道で手を振り祈る人々を、ぼんやりと眺めていた。
「アルサク城で」
「えっ」
唐突に口を開いた親父殿に、不躾に聞き返してしまった。
「失礼しました。今なんと?」
他人行儀な物言いに、親父殿の眉が下がった。
「アルサクで、レンと色々話したのだが。あの子は良い子だな」
良い子と来たか。
まるっきり子供扱いだな。
「そうですね。レンは皆から好かれています」
そうであろう、と頷く親父殿は何処か嬉しそうだ。
「私には4人も子が居たのに、幼い頃全く構ってやれなかった。レンと話していて、子育てというものを、もっとするべきだったと後悔した」
その原因は母なのだが。
「そうですか・・・今からでもアーノルドを可愛がってやれば良いのでは?」
「うむ。しかし可愛がるには、お前達はガタイが良過ぎるな」
ガタイの問題か?
どんな可愛がり方を考えてるんだ。
「では、孫を可愛がれば宜しいでしょう」
「孫?・・・そうか孫か」
何故、目から鱗みたいな反応なんだ。
何を想像しているのか、瞳が弧を描いている。
俺の知る限り、親父殿はいつも夢を見ているような、ぼんやりとした表情の、人形の様なお方だったが、今は瞳に光が灯り、人間らしさを取り戻したように見える。
「・・・お前は私とリリーを恨んでいるか?」
遠慮がちな質問に、出来るだけ感情を乗せないように気を配りながら、俺は答えた。
「子供の頃・・・寂しいと想ったことは有ります。しかし、恨んではいません」
俺の答えに、親父殿は「そうか」とホッとしたように呟いた。
「・・・お前から、リリー達の罪を聞かされた時、私はリリーのやりそうな事だと思った。マシューはあれの全てであったからな」
親父殿は、母の狂気じみた執着を知っていたのか?
知った上で、共に過ごして来たのか?
「リリーは可哀想な人だった、と言ったであろう?哀れなほど番を求めるリリーが、私は愛しかった」
「愛しい?それは、幻術で作られた感情では無いのですか?」
幻術と聞いて、親父殿の目が驚きで大きくなった。
「リリーは幻術が得意なことを隠していたのだが、お前は知っていたのか?」
「いえ、最近知りました」
「そうか、そうであろうな」と親父殿は一人で納得している。
「皇家の人間は、その血の濃さ故に、特異な能力と欠陥を併せ持って生まれるものが多い。私と父上もそうだった」
急に話しが飛んだが、親父殿は何が言いたいのだろう。
「おや・・父上が?」
「私には、どんな魔法も毒物も効かないのだよ」
それを知っていたのに、お前が笑うから、大丈夫なのだと思っていた。
いや、大丈夫なのだと思いたかった。
皇帝を演じる時、無駄にお前がはしゃぐ時、憎い筈のジルベールを真似ていると、気付いていたのに。
お前の危うさから、俺は目を背けてしまった。
共に走り続けていると、思っていたかった。
時を止めたお前には、辛いだけの人生だったのに・・・・。
俺はお前に甘えていたんだ。
子供の頃から兄貴ぶって、事ある毎に兄と呼ばせようとするお前に。
俺とお前は全く似ていなかったが、生まれてから今まで、多くの時間を共に過ごし、同じ思い出を共有するお前を、俺は双子みたいだ、と思ってたんだ。
俺達の思い出は辛いことの方が多かったが、それでも、お前と過ごした時間は、楽しかったよ。
ありがとう。兄さん。
そして、すまなかった。
ウィリアムの収められた石棺の上に花を置き、オルフェウスの石棺に向き直り、花を手向けた。
オルフェウス。
守ってやれなくてすまなかった。
埋葬もされず、ウィリアムのそばで過ごした10年は辛かったか?
それとも幸せだったのか?
最後の最後に、ウィリアムは道を誤まったが、全てお前を想っての事だ。
どうか許してやってくれ。
アウラよ、俺の声を聞いているか?
俺は、あんたの尻拭いを頑張っただろ?
俺の働きを評価してくれるなら、どうか、ウィリアムを許し、次の人生はオルフェウスとウィリアムが、二人で幸せに暮らせるようにしてやってくれないか?
祈りと言うには不躾な物言いだろうが、今の俺にはこれが精一杯だ。
二人の石棺に背を向け、霊廟を出ると、祈るように両手を組んだレンが、冷たい風に髪を揺らしながら俺を待っていた。
「もういいの?」
「あぁ。オルフェウスとの蜜月を邪魔したら、ウィリアムに怒られるからな」
「そうね。邪魔しちゃダメよね」
瞳を覆った涙の膜を揺らし、微笑む番の肩を引き寄せた。
それだけで、灰色に見えていた世界に、色彩が戻った様な気がする。
「ここは冷えるな。馬車に戻ろう」
等間隔で立つ衛兵が作る道を辿り、馬車へと向かった。
帰りの馬車では、レンに癒してもらおうと目論んでいた俺だが、馬車の前では、ロイド様とアーノルドが、俺達を待ち構えていた。
首に花輪を掛け、白い羽を揺らす馬を撫でていたアーノルドが、俺たちに気付いて、手を振っている。
ロイド様は、黒い毛皮のマフで手を覆っているが、マフの中でも、愛用のミスリルの扇を握っているのだろうか。
「気は済みましたか?」
「はい。お待たせして申し訳ありません」
「道を違えてしまいましたが、貴方達兄弟の絆は、本物であったと私は思いますよ」
ロイド様の労りの言葉に母性を感じ、胸が熱くなった。
「貴方の母とは仲良く出来ませんでしたが、貴方とレン様の事は気に入っています。実母の様にとはいかないでしょうが、困ったことがあれば、いつでも相談にいらっしゃい」
「ありがとうございます」
胸に手を当て、騎士の礼を取ると、ロイド様は「困ったことがなくても、会いに来ていいのですからね?」と笑っていた。
「では、レン様は、私達と一緒の馬車で帰りましょうね」
「はい。ロイド様ありがとうございます」
にっこりと頷くレンの後ろから付いて行こうとする俺の行手に、アーノルドが立ち塞がった。
「何をしている」
不機嫌な声を出す俺に、アーノルドは苦笑いだ。
「アレクサンドルは、そっちの馬車にお乗りなさい」
「えっ?」
番の温もりで癒して貰おうと想っていた俺は、レンを奪われて動揺してしまった。
「なんですか?貴方はいつもレン様を独り占めしているのですから、皇宮へ帰る間くらい我慢なさい」
「え・・・いや・・あの」
ピシャリと言い渡され、しどろもどろになった俺にレンは「また後でね」とにっこり笑って、ロイド様と一緒に馬車に乗り込んでしまった。
「じゃあ。僕は母上と同じ馬車に乗りますので、兄上はこっちに乗ってください」
レンの乗る馬車に向かおうとする、アーノルドの腕を思わず掴んでしまった。
「おい! なんで俺だけ別の馬車なんだ」
「もう、兄上。大人気ないですよ? 兄上は自分のサイズ、分かってます?」
狭くなるから嫌だとでもいうのか。
俺の手をするりと抜け、アーノルドもレンと同じ馬車に乗ってしまった。
何なんだ。
話しなら、皇宮に帰ってからでも良いじゃないか。
不満を募らせながら、馭者に扉を開けさせると、そこには親父殿の姿があった。
「おやじ・・父上。ロイド様とご一緒だったのでは・・・」
戸惑う俺に、親父殿はのんびりとした声で、風が入るから早く乗れと言った。
「私が一緒だと、ロイド達は居心地が悪い様なのだ」
「そう・・・ですか」
いや。俺だって居心地悪いぞ?
馬車の中は沈黙が支配し、居心地が悪いのを通り越し、既に苦痛だ。
馭者の掛け声が聞こえ、軽い揺れの後、馬車が走り出した。
親父殿は、腕を組んだ姿勢で目を閉じている。
どうやら会話をする気は無いらしい。
あの日記を読む前なら、親父殿にあれこれ問い質したかもしれないが、今は何かを聞く気にはなれない。
あの日記に記された内容が、ただの妄想だったとしても、母にとっては真実だったのだろう。
それさえ分かれば、公表出来ない事柄を掘り返す気にはなれなかった。
互いに沈黙を守ったまま、俺は沿道で手を振り祈る人々を、ぼんやりと眺めていた。
「アルサク城で」
「えっ」
唐突に口を開いた親父殿に、不躾に聞き返してしまった。
「失礼しました。今なんと?」
他人行儀な物言いに、親父殿の眉が下がった。
「アルサクで、レンと色々話したのだが。あの子は良い子だな」
良い子と来たか。
まるっきり子供扱いだな。
「そうですね。レンは皆から好かれています」
そうであろう、と頷く親父殿は何処か嬉しそうだ。
「私には4人も子が居たのに、幼い頃全く構ってやれなかった。レンと話していて、子育てというものを、もっとするべきだったと後悔した」
その原因は母なのだが。
「そうですか・・・今からでもアーノルドを可愛がってやれば良いのでは?」
「うむ。しかし可愛がるには、お前達はガタイが良過ぎるな」
ガタイの問題か?
どんな可愛がり方を考えてるんだ。
「では、孫を可愛がれば宜しいでしょう」
「孫?・・・そうか孫か」
何故、目から鱗みたいな反応なんだ。
何を想像しているのか、瞳が弧を描いている。
俺の知る限り、親父殿はいつも夢を見ているような、ぼんやりとした表情の、人形の様なお方だったが、今は瞳に光が灯り、人間らしさを取り戻したように見える。
「・・・お前は私とリリーを恨んでいるか?」
遠慮がちな質問に、出来るだけ感情を乗せないように気を配りながら、俺は答えた。
「子供の頃・・・寂しいと想ったことは有ります。しかし、恨んではいません」
俺の答えに、親父殿は「そうか」とホッとしたように呟いた。
「・・・お前から、リリー達の罪を聞かされた時、私はリリーのやりそうな事だと思った。マシューはあれの全てであったからな」
親父殿は、母の狂気じみた執着を知っていたのか?
知った上で、共に過ごして来たのか?
「リリーは可哀想な人だった、と言ったであろう?哀れなほど番を求めるリリーが、私は愛しかった」
「愛しい?それは、幻術で作られた感情では無いのですか?」
幻術と聞いて、親父殿の目が驚きで大きくなった。
「リリーは幻術が得意なことを隠していたのだが、お前は知っていたのか?」
「いえ、最近知りました」
「そうか、そうであろうな」と親父殿は一人で納得している。
「皇家の人間は、その血の濃さ故に、特異な能力と欠陥を併せ持って生まれるものが多い。私と父上もそうだった」
急に話しが飛んだが、親父殿は何が言いたいのだろう。
「おや・・父上が?」
「私には、どんな魔法も毒物も効かないのだよ」
152
お気に入りに追加
1,296
あなたにおすすめの小説
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
5人の旦那様と365日の蜜日【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
気が付いたら、前と後に入ってる!
そんな夢を見た日、それが現実になってしまった、メリッサ。
ゲーデル国の田舎町の商人の娘として育てられたメリッサは12歳になった。しかし、ゲーデル国の軍人により、メリッサは夢を見た日連れ去られてしまった。連れて来られて入った部屋には、自分そっくりな少女の肖像画。そして、その肖像画の大人になった女性は、ゲーデル国の女王、メリベルその人だった。
対面して初めて気付くメリッサ。「この人は母だ」と………。
※♡が付く話はHシーンです
R18、アブナイ異世界ライフ
くるくる
恋愛
気が付けば異世界。しかもそこはハードな18禁乙女ゲームソックリなのだ。獣人と魔人ばかりの異世界にハーフとして転生した主人公。覚悟を決め、ここで幸せになってやる!と意気込む。そんな彼女の異世界ライフ。
主人公ご都合主義。主人公は誰にでも優しいイイ子ちゃんではありません。前向きだが少々気が強く、ドライな所もある女です。
もう1つの作品にちょいと行き詰まり、気の向くまま書いているのでおかしな箇所があるかと思いますがご容赦ください。
※複数プレイ、過激な性描写あり、注意されたし。
【完結】【R18】伯爵夫人の務めだと、甘い夜に堕とされています。
水樹風
恋愛
とある事情から、近衛騎士団々長レイナート・ワーリン伯爵の後妻となったエルシャ。
十六歳年上の彼とは形だけの夫婦のはずだった。それでも『家族』として大切にしてもらい、伯爵家の女主人として役目を果たしていた彼女。
だが結婚三年目。ワーリン伯爵家を揺るがす事件が起こる。そして……。
白い結婚をしたはずのエルシャは、伯爵夫人として一番大事な役目を果たさなければならなくなったのだ。
「エルシャ、いいかい?」
「はい、レイ様……」
それは堪らなく、甘い夜──。
* 世界観はあくまで創作です。
* 全12話
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
【R-18】喪女ですが、魔王の息子×2の花嫁になるため異世界に召喚されました
indi子/金色魚々子
恋愛
――優しげな王子と強引な王子、世継ぎを残すために、今宵も二人の王子に淫らに愛されます。
逢坂美咲(おうさか みさき)は、恋愛経験が一切ないもてない女=喪女。
一人で過ごす事が決定しているクリスマスの夜、バイト先の本屋で万引き犯を追いかけている時に階段で足を滑らせて落ちていってしまう。
しかし、気が付いた時……美咲がいたのは、なんと異世界の魔王城!?
そこで、魔王の息子である二人の王子の『花嫁』として召喚されたと告げられて……?
元の世界に帰るためには、その二人の王子、ミハイルとアレクセイどちらかの子どもを産むことが交換条件に!
もてない女ミサキの、甘くとろける淫らな魔王城ライフ、無事?開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる