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しおりを挟む「なんで悪役令嬢が隠れ攻略対象と仲良くなってんのよ…探そうとしたのに全く見つからないと思ったらあんたのせいだったのね。お陰で私の逆ハー計画が丸潰れじゃ無い!!」
以前として彼女の言っていることはよく分からない。
「ねぇ、アーノルド」
「どうした?」
「私は…魔法を使ったの?」
この茶番も幕を閉じただろうと思い、一番気になっていた事を聞く。さっきの現象は魔法以外に表せるものがない。
「うん、そうだよ。前から思ってたんだよね!素質あるなぁ~って。でも、何もない素ぶりを見せたから何か事情があるのかなって思って」
思い返して見ると、私に魔法が使えないと判定したのは元婚約者の家お抱えの魔法師だった。そこで裏取引でもして隠蔽されていたのかも知れない。
「それに、リオラの魔法はちょっと変わってるんだよね~」
「そうなの?」
「そうそう!だから、一旦君を俺の研究室に連れて行くね!」
「…え?」
急にそう言われ、困惑しているうちに私はアーノルドに俵を担ぐように抱えられた。
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