553 / 1,254
552 冬の訪れと朝礼
しおりを挟む
一日の休みをもらったお蔭で、心身ともにずいぶんリフレッシュする事ができた。
ここのところ気を張り詰める事も多かったし、昨日は何も考えずにカチュアと二人でゆっくりと休日を満喫できた。休みを提案してくれたジャレットさん、カバーしてくれたみんなには本当に感謝だ。
レイチェルだって、本当は疲れているはずなのに、俺を優先してくれて助けられてばかりだな。
「アラタ君、なんだか調子良さそうだね?」
「うん、やっぱり昨日ゆっくりできたのが良かったと思う。体が軽く感じるよ」
「ふふ、良かった」
午前8時、家を出て、二人で並んで歩く。
言葉を交わす度に口から出る息は白く、朝の寒さに指先が冷たくなる。
去年の11月は言うまでもないが日本にいた。その日本の11月と比べて、クインズベリーの方が確実に寒い。
日本は温暖化の影響か、年々雪が降るのが遅くなり、暖冬と言う言葉も珍しくなくなった。
11月でも昼間は暖かく、暖房が要らない時も多々ある。
しかし、ここは違う。
普通に寒い。俺はレイジェスで買った黒のダウンジャケットを着て、カチュアも白の膝丈のウールコートを着ている。ついこの前まではコートはいらなかったのに、寒くなるのは早いなと思った。
樹々の間を通り歩き、凍った落ち葉を乾いた音も冬を感じさせる。
「アラタ君、手、寒そうだね?」
「うん、俺冷え性なんだよね。指先がすごい冷たい」
そう言って手をすり合わせて、ハァ~っと息をかける。
「この前、手袋入荷してたから今日買っていこうね」
「うん、でも派手な柄多くなかった?なんかキラキラ光ったヤツとか、手の甲にハートマークのとか、あれは無理だな」
顔をしかめて見せると、カチュアも口に手を当てて笑った。
「あはは、確かにそうだよね。あれね、ジャレットさんが仕入れたんだよ。こういうの好きな人もいるんじゃない?って言ってた。男の人は抵抗あるよね?私もあれは、子供とか、そういうのが好きな女の人だと思う。でも、普通の無地も沢山入ってたから、それ買っていこうね」
ポケットに手を入れて、そうだね、と相槌を打つ。家から店まではほんの1~2分程度の距離なので、程なくして店に着いた。
店に入ると、すでに全員揃っていた。いつも出勤が遅くて、だいたい最後になるユーリまでいたのには驚いた。どうやら俺とカチュアが最後のようだ。
挨拶と昨日のお礼を言うと、みんな気にするなと優しい言葉をかけてくれた。
「うん。顔色も良くなってるように見える。回復したようで良かった」
「レイチェルは休まなくて大丈夫なのか?」
「フッ、大丈夫だ。私は睡眠はしっかりとっているからね。それに今は私が抜けれる状況ではない。だから今回の件が落ち着いたら、たっぷり休暇をもらう事にするよ」
そう言って笑って見せるレイチェルからは、確かに疲れた印象は見られなかった。
「じゃあ、全員揃ったし、朝礼を始めっか。おざーっす!」
ジャレットさんが全員席に着いているのを確認して、元気よく朝の挨拶を口にした。
レイチェルは今回の件が落ち着くまで、お店は完全にジャレットさんに任せる事にしたようだ。
俺もその方がいいと思う。
城と店を行き来して、その上アラルコン商会の、クインズベリー進出の橋渡しもしなければならない。レイチェル一人の負担が大きすぎると思ったからだ。
みんなが挨拶を返すと、昨日の売り上げや、各部門での困りごとや気付いた点などを上げていく。
大きな問題はなかったが、締めくくりにジャレットさんが、一つ気がかりを口にした。
「武器と防具、あと攻撃系の魔道具と傷薬関係がやたら売れてっから、やっぱ城での騒動が尾を引いてると思う。みんな自衛手段、備えをしてんだな。だから、カチュアとユーリは傷薬と回復薬をできるだけ作っておいてくれ。無理はしなくていいぞ、焦らずに、でもできるだけ沢山な」
「ジャレット、それってどっち?ゆっくりでいいの?それとも急かしてんの?」
ユーリが眉間にシワを寄せて、意味が分からないと怪訝な顔をして見せる。
「だから、焦らずにゆっくりでいいんだけど、できるだけ沢山だ」
「・・・もういい」
ユーリはコーヒーに砂糖をどばっと入れて、一気に飲み干した。
少しイラっとした感じが見える。
「・・・ん~、やっぱちょっと大変か?なぁレイチー、エっちゃんがさ、一昨日誕生日で8歳になったんだわ。ちょっと早いけど、白魔法部門で雇用できねぇか?」
エっちゃんとは、エル・ラムナリン。以前レイジェスがディーロ兄弟に襲撃された時に、ユーリが助けた女の子だ。それ以来、ユーリを慕ってよく店に来るようになり、お手伝いという形で店で働くようになったのだ。
好きな時に来て、暗くなる前に帰るという自由な形で手伝ってもらっているが、ジャレットさんは正式雇用して、もう少し長時間働いてほしいようだ。
「ん、そうだったのか。誕生日は確認してなかったな。8歳か・・・私も10歳になったら、正式な雇用を考えていたんだが、ちょっと早いな・・・」
考えるように腕を組んで、少し頭を上げる。
「一般的には10歳からの雇用が普通だけどよ、8~9歳から働き始める子がいないわけじゃねぇぞ。
エっちゃんなら、みんなとも仲良くできてるし、年齢以上に気が利いてる。ちょうど白魔法使いだから、今欲しいとこなんだよな」
ジャレットさんはずいぶん押している。それだけ今、人手が欲しいのだろう。
「ユーリン、カッちゃん、お前達もエっちゃんがもう少し長くいてくれれば、作業が楽になるだろ?」
「ユーリンて言うな。でも、エルがもう少しいてくれれば助かるのは本当」
「うん、私もエルちゃんがいてくれればうれしいし、助かります」
ユーリとカチュアの意見に、レイチェルも真剣になったようだ。目を閉じて思案している。
「・・・週に3~4日だな。勤務時間は10時から15時まで。昼休憩は1時間、時間給で800イエン。この条件でエルのご両親と話してみてくれ。いきなりフルタイムでは、エルもご両親も戸惑うだろう。1日置きくらいで気楽に来てもらおう。勤務時間で希望を言われたら、柔軟に受けてくれ。あとはジャレットに任せる」
「おう、分かった!良かったなユーリン、カッちゃん!次エっちゃんが来た時に話そうぜ」
レイチェルの許可が出て、二人は嬉しそうに頷いた。
ユーリもこの時は、流石にユーリン呼びを黙認したようだ。
「さて、他になければ私から昨日の事を話そう」
レイチェルは俺に視線を送ると、アンリエール様との謁見について話し出した。
ここのところ気を張り詰める事も多かったし、昨日は何も考えずにカチュアと二人でゆっくりと休日を満喫できた。休みを提案してくれたジャレットさん、カバーしてくれたみんなには本当に感謝だ。
レイチェルだって、本当は疲れているはずなのに、俺を優先してくれて助けられてばかりだな。
「アラタ君、なんだか調子良さそうだね?」
「うん、やっぱり昨日ゆっくりできたのが良かったと思う。体が軽く感じるよ」
「ふふ、良かった」
午前8時、家を出て、二人で並んで歩く。
言葉を交わす度に口から出る息は白く、朝の寒さに指先が冷たくなる。
去年の11月は言うまでもないが日本にいた。その日本の11月と比べて、クインズベリーの方が確実に寒い。
日本は温暖化の影響か、年々雪が降るのが遅くなり、暖冬と言う言葉も珍しくなくなった。
11月でも昼間は暖かく、暖房が要らない時も多々ある。
しかし、ここは違う。
普通に寒い。俺はレイジェスで買った黒のダウンジャケットを着て、カチュアも白の膝丈のウールコートを着ている。ついこの前まではコートはいらなかったのに、寒くなるのは早いなと思った。
樹々の間を通り歩き、凍った落ち葉を乾いた音も冬を感じさせる。
「アラタ君、手、寒そうだね?」
「うん、俺冷え性なんだよね。指先がすごい冷たい」
そう言って手をすり合わせて、ハァ~っと息をかける。
「この前、手袋入荷してたから今日買っていこうね」
「うん、でも派手な柄多くなかった?なんかキラキラ光ったヤツとか、手の甲にハートマークのとか、あれは無理だな」
顔をしかめて見せると、カチュアも口に手を当てて笑った。
「あはは、確かにそうだよね。あれね、ジャレットさんが仕入れたんだよ。こういうの好きな人もいるんじゃない?って言ってた。男の人は抵抗あるよね?私もあれは、子供とか、そういうのが好きな女の人だと思う。でも、普通の無地も沢山入ってたから、それ買っていこうね」
ポケットに手を入れて、そうだね、と相槌を打つ。家から店まではほんの1~2分程度の距離なので、程なくして店に着いた。
店に入ると、すでに全員揃っていた。いつも出勤が遅くて、だいたい最後になるユーリまでいたのには驚いた。どうやら俺とカチュアが最後のようだ。
挨拶と昨日のお礼を言うと、みんな気にするなと優しい言葉をかけてくれた。
「うん。顔色も良くなってるように見える。回復したようで良かった」
「レイチェルは休まなくて大丈夫なのか?」
「フッ、大丈夫だ。私は睡眠はしっかりとっているからね。それに今は私が抜けれる状況ではない。だから今回の件が落ち着いたら、たっぷり休暇をもらう事にするよ」
そう言って笑って見せるレイチェルからは、確かに疲れた印象は見られなかった。
「じゃあ、全員揃ったし、朝礼を始めっか。おざーっす!」
ジャレットさんが全員席に着いているのを確認して、元気よく朝の挨拶を口にした。
レイチェルは今回の件が落ち着くまで、お店は完全にジャレットさんに任せる事にしたようだ。
俺もその方がいいと思う。
城と店を行き来して、その上アラルコン商会の、クインズベリー進出の橋渡しもしなければならない。レイチェル一人の負担が大きすぎると思ったからだ。
みんなが挨拶を返すと、昨日の売り上げや、各部門での困りごとや気付いた点などを上げていく。
大きな問題はなかったが、締めくくりにジャレットさんが、一つ気がかりを口にした。
「武器と防具、あと攻撃系の魔道具と傷薬関係がやたら売れてっから、やっぱ城での騒動が尾を引いてると思う。みんな自衛手段、備えをしてんだな。だから、カチュアとユーリは傷薬と回復薬をできるだけ作っておいてくれ。無理はしなくていいぞ、焦らずに、でもできるだけ沢山な」
「ジャレット、それってどっち?ゆっくりでいいの?それとも急かしてんの?」
ユーリが眉間にシワを寄せて、意味が分からないと怪訝な顔をして見せる。
「だから、焦らずにゆっくりでいいんだけど、できるだけ沢山だ」
「・・・もういい」
ユーリはコーヒーに砂糖をどばっと入れて、一気に飲み干した。
少しイラっとした感じが見える。
「・・・ん~、やっぱちょっと大変か?なぁレイチー、エっちゃんがさ、一昨日誕生日で8歳になったんだわ。ちょっと早いけど、白魔法部門で雇用できねぇか?」
エっちゃんとは、エル・ラムナリン。以前レイジェスがディーロ兄弟に襲撃された時に、ユーリが助けた女の子だ。それ以来、ユーリを慕ってよく店に来るようになり、お手伝いという形で店で働くようになったのだ。
好きな時に来て、暗くなる前に帰るという自由な形で手伝ってもらっているが、ジャレットさんは正式雇用して、もう少し長時間働いてほしいようだ。
「ん、そうだったのか。誕生日は確認してなかったな。8歳か・・・私も10歳になったら、正式な雇用を考えていたんだが、ちょっと早いな・・・」
考えるように腕を組んで、少し頭を上げる。
「一般的には10歳からの雇用が普通だけどよ、8~9歳から働き始める子がいないわけじゃねぇぞ。
エっちゃんなら、みんなとも仲良くできてるし、年齢以上に気が利いてる。ちょうど白魔法使いだから、今欲しいとこなんだよな」
ジャレットさんはずいぶん押している。それだけ今、人手が欲しいのだろう。
「ユーリン、カッちゃん、お前達もエっちゃんがもう少し長くいてくれれば、作業が楽になるだろ?」
「ユーリンて言うな。でも、エルがもう少しいてくれれば助かるのは本当」
「うん、私もエルちゃんがいてくれればうれしいし、助かります」
ユーリとカチュアの意見に、レイチェルも真剣になったようだ。目を閉じて思案している。
「・・・週に3~4日だな。勤務時間は10時から15時まで。昼休憩は1時間、時間給で800イエン。この条件でエルのご両親と話してみてくれ。いきなりフルタイムでは、エルもご両親も戸惑うだろう。1日置きくらいで気楽に来てもらおう。勤務時間で希望を言われたら、柔軟に受けてくれ。あとはジャレットに任せる」
「おう、分かった!良かったなユーリン、カッちゃん!次エっちゃんが来た時に話そうぜ」
レイチェルの許可が出て、二人は嬉しそうに頷いた。
ユーリもこの時は、流石にユーリン呼びを黙認したようだ。
「さて、他になければ私から昨日の事を話そう」
レイチェルは俺に視線を送ると、アンリエール様との謁見について話し出した。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる