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第三章 終焉を呼ぶ七大天使
第203話 夜の国再び
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久しぶりに訪れた夜の国は、以前よりも活気に溢れていた。
「なんだか前より人が増えましたね。」
そうルアが辺りを見渡しながら言うと。
「えぇ、最近ここまで案内するガイドを雇ったんです。そのお陰で今まで砂漠で迷い、来ることができなかった人達が訪れるようになったんです。」
夜の国を歩きながらロザリィは話す。
「ほぇ~……あの砂漠方位磁石もおかしくなっちゃうし、遭難してもおかしくないですもんね。」
ルアは初めて夜の国へと向けて出発した日の事を思い返していた。
持ち込んだ方位磁石は狂うわ、暑いわ……それに着たくはない露出の多い服を東雲に無理矢理着せられた苦い思い出。
嫌な事を思い出していると、前を歩くロザリィがふと歩みを止めた。
「着きましたよ。ここです。」
「えっ……こ、ここが温泉?」
ロザリィが立ち止まって示した場所には、明らかに温泉とはかけ離れた雰囲気の大人な建物が立っていた。
「夜の国の温泉が……普通の温泉なはずがないでしょう?たくさんのサキュバス達が中で待ってますよ?ふふふふふっ♪」
「えっ……とこれボク入っても大丈夫なんですか?」
「まぁ、本当ならば未成年はお断りするところですが……今回は特別に私が許可します❤️」
尻尾をハートの形にしながらロザリィは、ルアの入店を許可する。
「えぇっ!?」
「よかったですねルア様。」
「そちらの方はあなたの連れ添いのようですが……良ければ奉仕の体験をしていきますか?」
「なんと、この世界の奉仕というものを学ばせて頂けるのですか!?」
かなり喰いぎみにルシファーはロザリィに詰め寄った。すると、ロザリィはにこりと笑う。
「ふふふふふっ♪この世界で奉仕とサービスに関してサキュバスの右に出るものはいませんから。是非学んでいってください。」
「それはそれは……なんと好都合なのでしょうか。ルア様の癒しとともに、この世界の奉仕について学べるとは……。」
「さて、それではあなたは入ってすぐ右で服を脱いで……ゆっくり温泉に浸かりながら待っていてください。私達は準備がありますので……ね♪ふふふふふ♪」
そしてロザリィはルシファーの手を引いて店の奥へと入っていった。
一人取り残されてしまったルアは、戸惑いながらもロザリィに言われた通り入って右にある脱衣場で服を脱いで温泉へと向かった。
すると、常識とはまったく違う温泉にルアは度肝を抜かれることになる。
「うわ……お湯がピンク色だ。」
そう、ルアの目の前に広がっていた温泉は見渡す限りピンク色だったのだ。まるで入浴剤を入れたかのような鮮やかなその色にルアは驚きを隠せずにいた。
「こ、これホントに入っても大丈夫なのかな……。」
申し訳程度に腰にタオルを巻き付け、恐る恐る足からゆっくりと温泉に入るルア。温泉の色こそ奇抜ではあるものの、入ってみると案外普通の温泉と変わりはなかった。
しかし、肩まで深く……温泉に浸かると、フワリと甘い香りが鼻腔を擽った。
温泉ならば、硫黄の匂いがしてもおかしくないものだが、このピンク色の温泉は甘い香りがする。
その香りを嗅いでいると、だんだん体の奥底が熱く火照って来るのを感じた。
「ふぁ……体が熱い。」
温泉に溶けて混ざってしまいそうな不思議な感覚にルアが包まれていると、ガラリと音を立てて温泉へと続く扉が開いた。
ルアが扉の方へと視線を向けると、そこにはビキニを身に纏ったロザリィとルシファーの姿があった。
そしてロザリィは獲物を見定めるような目でルアの事を見つめると、舌舐めずりをしながら言った。
「その温泉……気持ちいいでしょう?私達サキュバスの淫気が混ざってる特別製なの。体の中が火照って……蕩けてしまいそうでしょ?」
ロザリィはルアへと歩み寄ると、彼の体を温泉から引き上げた。
ルアは抵抗しようにも、体に力が入らずされるがままにされている。
「な、なにを……?あぅ……。」
ロザリィは軽々とルアの体を抱き上げると、ピンク色のマットの上に横になっているルシファーのもとへと連れていき、彼女の上にルアを乗せた。
「さぁしっかりと気を持って下さいね♪」
「ふぇ……?」
そしてロザリィは腰から生えているクイーンサキュバスの特徴である、太い尻尾からトロトロの粘液を出すとルアの体に塗りたくっていく。
すると、ルアの体にすぐに異変が現れた。
「うぁっ、あっ……?」
「クイーンサキュバスの体液はすごいでしょう?触れたところから敏感になって……蕩けていくみたいに。」
「フフフ……ルア様、とても気持ち良さそうですね。」
「これぇ、だめっ、変になるぅ……。」
ビクビクと体を震わせるルアに追い討ちをかけるように、ロザリィはルアのことをルシファーとサンドイッチにするように覆い被さった。
「んむぅっ……。」
「さぁ、子供には少し刺激が強いかもしれませんが……受け入れて、気持ちよ~くなっていきましょうね❤️」
二人の柔らかく豊満な体に挟まれ、まるでルアは体が溶けてしまいそうな感覚に包まれる。
そして次第に意識までもトロトロに蕩けてしまっていくのだった。
「なんだか前より人が増えましたね。」
そうルアが辺りを見渡しながら言うと。
「えぇ、最近ここまで案内するガイドを雇ったんです。そのお陰で今まで砂漠で迷い、来ることができなかった人達が訪れるようになったんです。」
夜の国を歩きながらロザリィは話す。
「ほぇ~……あの砂漠方位磁石もおかしくなっちゃうし、遭難してもおかしくないですもんね。」
ルアは初めて夜の国へと向けて出発した日の事を思い返していた。
持ち込んだ方位磁石は狂うわ、暑いわ……それに着たくはない露出の多い服を東雲に無理矢理着せられた苦い思い出。
嫌な事を思い出していると、前を歩くロザリィがふと歩みを止めた。
「着きましたよ。ここです。」
「えっ……こ、ここが温泉?」
ロザリィが立ち止まって示した場所には、明らかに温泉とはかけ離れた雰囲気の大人な建物が立っていた。
「夜の国の温泉が……普通の温泉なはずがないでしょう?たくさんのサキュバス達が中で待ってますよ?ふふふふふっ♪」
「えっ……とこれボク入っても大丈夫なんですか?」
「まぁ、本当ならば未成年はお断りするところですが……今回は特別に私が許可します❤️」
尻尾をハートの形にしながらロザリィは、ルアの入店を許可する。
「えぇっ!?」
「よかったですねルア様。」
「そちらの方はあなたの連れ添いのようですが……良ければ奉仕の体験をしていきますか?」
「なんと、この世界の奉仕というものを学ばせて頂けるのですか!?」
かなり喰いぎみにルシファーはロザリィに詰め寄った。すると、ロザリィはにこりと笑う。
「ふふふふふっ♪この世界で奉仕とサービスに関してサキュバスの右に出るものはいませんから。是非学んでいってください。」
「それはそれは……なんと好都合なのでしょうか。ルア様の癒しとともに、この世界の奉仕について学べるとは……。」
「さて、それではあなたは入ってすぐ右で服を脱いで……ゆっくり温泉に浸かりながら待っていてください。私達は準備がありますので……ね♪ふふふふふ♪」
そしてロザリィはルシファーの手を引いて店の奥へと入っていった。
一人取り残されてしまったルアは、戸惑いながらもロザリィに言われた通り入って右にある脱衣場で服を脱いで温泉へと向かった。
すると、常識とはまったく違う温泉にルアは度肝を抜かれることになる。
「うわ……お湯がピンク色だ。」
そう、ルアの目の前に広がっていた温泉は見渡す限りピンク色だったのだ。まるで入浴剤を入れたかのような鮮やかなその色にルアは驚きを隠せずにいた。
「こ、これホントに入っても大丈夫なのかな……。」
申し訳程度に腰にタオルを巻き付け、恐る恐る足からゆっくりと温泉に入るルア。温泉の色こそ奇抜ではあるものの、入ってみると案外普通の温泉と変わりはなかった。
しかし、肩まで深く……温泉に浸かると、フワリと甘い香りが鼻腔を擽った。
温泉ならば、硫黄の匂いがしてもおかしくないものだが、このピンク色の温泉は甘い香りがする。
その香りを嗅いでいると、だんだん体の奥底が熱く火照って来るのを感じた。
「ふぁ……体が熱い。」
温泉に溶けて混ざってしまいそうな不思議な感覚にルアが包まれていると、ガラリと音を立てて温泉へと続く扉が開いた。
ルアが扉の方へと視線を向けると、そこにはビキニを身に纏ったロザリィとルシファーの姿があった。
そしてロザリィは獲物を見定めるような目でルアの事を見つめると、舌舐めずりをしながら言った。
「その温泉……気持ちいいでしょう?私達サキュバスの淫気が混ざってる特別製なの。体の中が火照って……蕩けてしまいそうでしょ?」
ロザリィはルアへと歩み寄ると、彼の体を温泉から引き上げた。
ルアは抵抗しようにも、体に力が入らずされるがままにされている。
「な、なにを……?あぅ……。」
ロザリィは軽々とルアの体を抱き上げると、ピンク色のマットの上に横になっているルシファーのもとへと連れていき、彼女の上にルアを乗せた。
「さぁしっかりと気を持って下さいね♪」
「ふぇ……?」
そしてロザリィは腰から生えているクイーンサキュバスの特徴である、太い尻尾からトロトロの粘液を出すとルアの体に塗りたくっていく。
すると、ルアの体にすぐに異変が現れた。
「うぁっ、あっ……?」
「クイーンサキュバスの体液はすごいでしょう?触れたところから敏感になって……蕩けていくみたいに。」
「フフフ……ルア様、とても気持ち良さそうですね。」
「これぇ、だめっ、変になるぅ……。」
ビクビクと体を震わせるルアに追い討ちをかけるように、ロザリィはルアのことをルシファーとサンドイッチにするように覆い被さった。
「んむぅっ……。」
「さぁ、子供には少し刺激が強いかもしれませんが……受け入れて、気持ちよ~くなっていきましょうね❤️」
二人の柔らかく豊満な体に挟まれ、まるでルアは体が溶けてしまいそうな感覚に包まれる。
そして次第に意識までもトロトロに蕩けてしまっていくのだった。
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