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第11章 ~DDの正体~

第四百九十二話 真紅に染まりし空

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「リムル様!大変です!」

アマギとザークの言葉を無視してメラナ姫はリムルに慌てて話しかける、あの焦り方は何処かおかしかった。

「…何があった?」

「とにかく大変なんです!皆さん!今すぐに外に出てください!」

「…外にですか?」

アイリはリムルを立たせながらそう質問する、メラナ姫は慌てているが状況を把握しないとこちらも身動き取れない。

「いいから外に出ろ!!!!!」

「は…はい!!!」

「皆さん!行きますよ!」

しかし本当に緊急事態なのだろう、メラナ姫は昔の素の自分を出しながら叫び、アミとミアが慌てて部屋の外に出る

「ミュウ」

「分かってるわ、シルフィ」

「はい、行きますよアリア、エル」

「わかりました!」

「行くのじゃ!」

エイト達はメラナ姫がここまで慌てて…いや、メラナ姫がわざわざ来る程ヤバい状況に素直に従ってアミ達を追いかける

「俺達も行くぞ!」

「うん!」

「私達も行くわよ!」

「ああ」

ルクス、アカギ、アマギ、ザークも続いて外に向かい

「僕達も急ごう!」

「はい!」

「さぁ!速く!」

最後にリムル、アイリ、メラナ姫が外に向かって駆け出した

そして王城の外に出ると、驚愕の光景が広がっていた。

「…こ…これは!?」

「空が…赤い」

最初に外に出たアミとミアは異様な光景に言葉が出なかった、続けてミュウ達も外に出て、驚く

「…メラナ姫が慌てて呼ぶわけだ」

「ええ、何故だか空気も重く感じるわ」

「一体何が起きているんですか…」

「これって…」

「まさか…」

エイト、ミュウ、シルフィは驚きながらも違和感を感じ取り、状況を整理し、アリアとエルは何か知っていそうな雰囲気だった

「アリア、エル、何か知っているのか?」

「はい…正確にはこれを引き起こしている者が分かるかもしれない…ですが」

「うむ、微かに漂うオーラ…間違いない…ワシじゃ」

「エルの?」

ミュウの問いにエルは頷く、そんな話をしているとリムル達も外に出て、驚いている。

「なんだこれは…!」

「魔王城にいたときの様な…重い空気ね…」

「お父様の話によると、この異変は世界各地で起こっているらしいんです、原因はおそらくアポカリプス遺跡で何らかの異変があったと考えられます」

メラナ姫は全員が外に出た事を確認すると、この状況を説明する
そして「アポカリプス遺跡」からと言う言葉を聞くとアリアとエルが「やはり」と口にこぼす。

「アポカリプス遺跡は確か、とてつもない魔力が観測された場所だよな?」

「ええ、エルの予想は大体合ってるかもね」

エイトの質問にミュウは頷く、エルは途中までしか話していないが、「ワシじゃ」と言った時点でもうある程度は推測出来る

「アポカリプス遺跡に暗黒神エルガウルが…そして」

DDダークデビルの残党達もおそらくそこに…」

シルフィとアリアはそう推測するが、赤い空、重い空気、魔王城前と似た雰囲気、エルと同じオーラ、アポカリプス遺跡での魔力反応、ここまであればおのずと答えは出てくる。

「勇者様、急いで国王陛下に出撃の許可をお願いします」

「このままでは大変な事になります」

「分かった、みんなも準備に取り掛かってくれ、僕はすぐにo「大変です!!!」」

アミとミアの助言に従い、オワイコットの国王に出撃の許可を得ようと向かったリムルだったが、門兵の1人が慌ててこちらに駆け寄ってきた。

「どうかしたのか?」

「アイリ様!大変です!DDダークデビル達が攻めてきました!」

「何!?」

「既に駐屯兵と冒険者達が戦っていますが、戦況は劣勢で…すぐ様前線に来てください!」

アイリは門兵の話を聞くと、リムルの方に向いて、真剣な表情で話す。

「勇者様!私は騎士団の者達と共に王都の入り口で侵攻を防ぎます!その隙に出発を!」

アイリはそう言うと、門兵に騎士団の方に伝言を任せて、すぐ様前線に走って行った。

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眠い🥱

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