幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

序章 ハーレム勇者

第十一話 襲撃

エイト「………本当に今日も来るの？」

ミュウ「良いじゃん別に」

シルフィ「貴方にはなんの支障もない筈ですが、何が困るのですか？」

エイト「いや、困らないけど…カイトがストーカーしてきてうちばれたら面倒じゃん」

ミュウ「え？義妹達がいるから意味ないよね？」

エイト「…あ、そっか」

そんな事を馬車の中で言いつつ、3人は今日もエイトの家に向かう
と言いつつもまだミュウと出会ってから2日しかたっていないのだ

エイト(なんか濃い1日だったなぁ)

エイトがそう思うのも無理はない程、今日は一日がとても長かった

朝外に出たらミュウ達がいて
教室ではカイト達に数時間も絡まれ
昼食もカイトに絡まれ
午後も帰るだけなのに絡まれて

絡まれてばっかの日だった(特にカイトに)

ミュウ「ハァ、疲れたぁ」うーん

シルフィ「いや、貴女は寝てただけですよね？」

そう言って頬っぺたを突くがミュウは不貞腐れながら答える

ミュウ「だって、ガイジ君しつこいじゃん？今日だって寝てたのにわざわざ起こしにくるとかありえないでしょ？」

エイト「それは俺が起こそうとしてただけで…」

ミュウ「それでもよ、幼馴染みを凄く強調してたけど、幼馴染みだからってやって良い事と悪い事と、どうでも良い事があるって知らないのかしら」

エイト「どうでもいいって」

でも確かにカイトの様子は可笑しかった、それは単純に好きな人が別の男と仲良くしていの嫉妬だが、少し妄想癖が激しすぎる

シルフィ「まぁ取り敢えず、今後の事も含めて、エイトさんの家で考えましょう」

どうやら丁度着いたらしく、シルフィがドアを開けるそこからミュウをエスコートし、エイトは一人で降りる

こんな家の前に豪華な馬車があれば、それは目立つわけで周囲の人達からの目線が凄かった

エイト「さっさと入ろう、みんなに見られるのはちょっと嫌だし」

ミュウ「そうだね」

シルフィ「ではエイトさんお願いします」

そう言われてエイトは頷き、ドアノブに鍵を差し込む…すると

エイト「あれ？鍵が開いている？」

エイトは家を出る前に鍵をかけていた筈だ
なのに開いている…つまり

ミュウ「誰かいるの？」

シルフィ「義妹さん…では？」

エイト「そうであってほしい…カイトや泥棒だったら本当に面倒だ」

嫌ではあるが、ここはエイトの家両親がいない今、男であるエイトが行くしかないのだ

エイト「俺が中に入るから、ミュウ達はここで待っていてく「よーし、行こう！」は？」

ミュウ達は客人、しかも貴族様だ、
もしものことがあれば大変だ
その為待ってもらおうと声をかけたのだが…

シルフィ「…あの馬鹿」

ミュウはそのまま中に入ってしまった
そのあと頭を抱えながらシルフィが
2人に唖然しながらエイトが入っていった

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ミュウ「………」

馬鹿みたいに先に入ってしまったミュウだが、すぐさま先に入って良かったと思った

ミュウ(…確かに誰かいる)

ミュウは小さい頃からカイトに付き纏われていたので、ある程度人の気配に敏感になった
その為、今エイトの家には確実に人がいる
…しかも2人

ミュウ(殺気が２つ、何処かに隠れながら、狙ってる)

シルフィとエイトも丁度来て、ミュウが目で教える

シルフィ(…真剣な目つき、本当に泥棒？)

エイト(アイやメグミ、サユリだったら電気はついている)多分カイトの家だが

2人も警戒態勢に入り、一瞬の隙も見せない様に構える…そして

「………」ガタッ

「………!?」

エイト「そこか！？」バッ

ミュウ「誰！？」

シルフィ「お二人ともお下がりください！」スッ

エイトとミュウを後ろにしシルフィが前に出る

流石は護衛を任されただけはある素早く行動し2人を守りながらでも十分に戦える距離で構える

「チッこうなったら！」

「エイト！死ね！」

カーテンやドアの隙間から2人の女性が現れてシルフィ…いやエイトに目掛けて襲い掛かる…その2人は

エイト「え？」

自分の義理の姉妹、メグミとアイだった

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3人目は後二、三話程度で登場予定(？)です