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♡翠は心底うんざりした♡
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「ちょっと話を聞いてくれるか?」
カフェのテラス席で吉田義男がそう呟いた。
「あの、ご注文は?」
カフェの店員の翠がそう言った。
「昨日、公園で不思議なものを見たんだ」
義男は店員の問いかけを無視してそう続けた。
「・・・あの、ご注文は?」
翠は再び繰り返した。
「公園で僕がチャックを下ろして、おポコチを鉄棒に擦り付けている時、ふと下を見ると、小さな透明なカプセルが砂場に埋まっているのを見つけたんだ」
「・・・はい」
翠は諦めて義男の話を聞くことにした。
「僕はおポコチをしまうのも忘れて、そのカプセルを拾い上げて、開けてみたんだ」
「ええ」
「だけど、開けても何も入ってなかったんだ」
「・・・はい」
翠は心底うんざりした顔でそう答えた。
「でもそこで!」
義男が突然大声を出し、首を捻り翠の方を向き、目をカッと開いた。翠は驚き、そして期待した。
「あ、コーヒーひとつ」
「・・・え、あの・・・そこで何が起きたんですか?」
「え?何が?早く持ってこいよコーヒー、こっちは暇じゃねんだぞ、ブス」
と義男が言うもんだから、翠は熱々のコーヒーを義男のしまい忘れているおポコチめがけてぶちまけたのだとさ。おしまい。。
カフェのテラス席で吉田義男がそう呟いた。
「あの、ご注文は?」
カフェの店員の翠がそう言った。
「昨日、公園で不思議なものを見たんだ」
義男は店員の問いかけを無視してそう続けた。
「・・・あの、ご注文は?」
翠は再び繰り返した。
「公園で僕がチャックを下ろして、おポコチを鉄棒に擦り付けている時、ふと下を見ると、小さな透明なカプセルが砂場に埋まっているのを見つけたんだ」
「・・・はい」
翠は諦めて義男の話を聞くことにした。
「僕はおポコチをしまうのも忘れて、そのカプセルを拾い上げて、開けてみたんだ」
「ええ」
「だけど、開けても何も入ってなかったんだ」
「・・・はい」
翠は心底うんざりした顔でそう答えた。
「でもそこで!」
義男が突然大声を出し、首を捻り翠の方を向き、目をカッと開いた。翠は驚き、そして期待した。
「あ、コーヒーひとつ」
「・・・え、あの・・・そこで何が起きたんですか?」
「え?何が?早く持ってこいよコーヒー、こっちは暇じゃねんだぞ、ブス」
と義男が言うもんだから、翠は熱々のコーヒーを義男のしまい忘れているおポコチめがけてぶちまけたのだとさ。おしまい。。
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