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♡あなたのおポコチは、あの時のままですか?♡

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 美希は、夜に散歩をするのが日課だ。

「この交差点でいつも信号にひっかかるのよね」

 美希はそう信号に向かって言った。

「ごめんなさい」

 と信号が答えた。

「あら、あなたお話ができるの?」

「うん、実はできるんだ」

「そう、技術の進歩はすごいわね」

「技術のちんぽ?」

 そう信号が言ったから、美希の向かいで待っていたタモツはGパンのチャックを下げておポコチをボロンと取り出した。

「ああ、しんぽか」

 と信号が言ったから、タモツは自身のおポコチの皮をムキってした。

 信号が青に変わった。

「じゃあまたね、信号さん」

「うん、またね」

 美希は歩みを始めた。タモツはおポコチを右手でグルグルと回しながら美希に近づいた。

 2人は交差した。2人の間には、何も起こらなかった。

 人生そんなもんだ。だが、タモツは今日の一歩は偉大な一歩であると自負していた。

「あの時信号が言い間違えてくれたから、今の僕があるのです」

 5年後、麻布の一等地に立つ自社ビルの最上階で、タモツはニュースメディアのインタビューに答えた。

「あなたのおポコチは、あの時のままですか?」

 そうインタビュアーの美希は聞いた。

「いや、あの時よりもずっとずっと大きいです」

 タモツはズボンをおろして美希に見せた。

「あらすごい」

 美希はタモツのおポコチをさすさすしながら言った。

「うぅぅ…」

 美希はタモツのおポコチをグルグルと回し始めた。

「うぅぅ、うきゅう!!」

 タモツは発射した。おポコチの先端から発射された白濁液は、天井、壁、床と、四方八方に飛散した。だが美希には一滴もかかっていない。

「ありがとうございました」

 美希はそう言って、部屋を出て、エレベーターに乗った。地上へと向かうエレベーターの中から見える東京の景色は、青から赤へと変わっていく。
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