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しゃっくりがとまらない

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しゃっくりが止まらない

おはようございます

昨日のライヴ

最高でした

あそこに集えただけで

感謝です❤️

かまってちゃんの

自己顕示欲を

承認欲求を

なだめるには

自己肯定感を

高めるしかないと

感じました

さーいくよ

新しい自分になるんだ

こころのやじるし

いまどっち

プレゼント

渡せる人になります

ありがとう

いいね

「ライブって、昨日の?」

「うん」

達也は、昨日の鴨チューブの「もてる方法」の

ネイルケアにこだわっていた。

珍しく、いろいろ聞いて来たりしていた。

みるくは、手のきれいな人にセツクスアピールを感じると答えた。

納得していないようだった。

「みるく、大好きだよ」

「みるくも達也さん、大好き」

「みるく、愛しているよ」

「みるくも達也さん、愛してる」

どうした?今日はとっても変。

「何か気になることでもあるの?」

「それよりも今はしゃっくりが治らん・・・」

「あら」

達也とスカイプで話していたら、突然、達也が困ったように言った。

そういえば、にいにいも、しゃっくりが止まらなくて困っていることが多かった。

「掌に西という字を息を止めて9回書く」

「止まらない」

「あうう」

「お酢を飲んでみたら」

「うーん、止まらない」

「どのくらい飲んだの」

「計量スプーン1」

「100CCくらい飲むのよ」

「喉が焼けるわ!」

「そっかー」

みるくはしゃっくりの止め方をネットで検索した。

すぐにしゃっくりを止める方法→「30秒、耳に指を突っ込む」

両耳の穴に人差し指を入れるなるべく

奥まで突っ込んで、約30秒押してください。

「どう?」

「いきたかも」

ああ、よかった。

みるくは会話をを楽しみながら、ロリータファッションの小説を仕上げた。

「早いな。ちょい散歩に行ってくる。運動不足だから」

「はーい」

上条 竜也さんが訪ねてきた。

また、昨日のお習字の続き。

みるくは、墨をすっている感覚が好きだった。

新菜もやりたさそうに、テーブルに寄ってくる。

「新菜ちゃんは、お絵かきね」

竜也さんのプレゼントのセントポーリアを置いてあげると、

紙にピンクで絵を描き始めた。

少しの間、お絵かきをしていたのだが、

新菜までしゃっくりを始めた。

新菜を抱っこし、背中をさするが、止まらない。

今度は、膝にのせて、人差し指を新菜の耳の穴に入れ、

軽く30秒、押してみた。

「おお、止まったー」

喜んで、にいにに電話をする。

みるくは今朝、にいにのことが心配で、

夜中、新菜をおぽってにいにの家に行った。

にいには、訪問看護の人に助けてもらって、

病院に行けたようだ。

この前とはうってかわって、いつもの優しいにいにだった。

「よかったね」

「ごめんね、この前はカーテンも窓も開けないでってなっちゃって」

「ううん、具合悪かったんだから仕方ないよ」

安心して、家に帰った。

上条 竜也さんは買い物に行こうと誘うので、

お習字をそこそこにして、一緒に買い物に行く。

お父さんがいたら、こんななのかな。

お兄さんがいたら、こんな風に一緒に買いに行けるのかなと

とても楽しい気分だった。

さんまが生きがよかったので、買ってもらった。

塩焼きと、お刺身にするつもりだ。

茄は揚げびたしにした。

新菜は刺身が気に入ったようで、ぺろっと半身を平らげた。

びっくりして、みるくは

「食べすぎかな」

と、心配してる。

「本当にいいママだね」

「ええええ」

何で知ってるの。

近所の人でさえ知らないのに。

何かの間違いかと思った。

「ごめん、調べたんだ。興信所で」

みるくは益々驚いて、なんて言っていいかわからなかった。

「前から、薄々知ってはいたよ」

「大丈夫、それでも君が好きだから」

「ううん、ますます好きだから」

みるくは絶句してしまっている。

「相手の人のことも調べたよ」

「仕事してないんだよね」

「一緒に小説書いてるんだよね?」

みるくは何と言っていいかわからなかった。

「わたしも書いていいかな。邪魔はしないから。

たまに読んでくれたらうれしいな」

ドキドキしてどうしていいかわからなかった。

「大丈夫だよ。わたしは、手を出したりしない。

ちゃんと待つから」

まじ卍。どうしよう。

これから、どうなっちゃうんだろうね。

明日のことは誰にも分らない。





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