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第十章・レオンの罠。10
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レオンが甘えながら抱き締めてくる。しかも右手は、しっかりと私の胸を弄りながらだったが。
「キャア⁉ ちょっと驚かさないで下さい。それに、どこを触っているのよ?」
「胸だけど」
「何もしないって言っていたではないですか?」
「してないよ! 嫌だなぁ~これは、ただの海外式のコミュニケーションだよ。コミュニケーション。OK?」
アハハッと笑うレオン。そういう問題じゃない!
本当。社長といい……コミュニケーションとモチベーションの度合いを間違えているわよ⁉ それはコミュニケーションではなくてセクハラって言うのよ!
「そんなことより、もうすぐお昼なんだけど。お腹空いた~」
「今、何時ですか?」
「十一時五十分。ねぇ~夏希ーお腹空いた~」
レオンは甘えたようにねだってきた。ただし後ろから、また抱きつきながら何度も胸を弄ってくるが。腹が立ったので触ってる手をつねった。
そして痛がるのを無視して家の中に入って行く。
「……夏希……酷い」
「酷くありません。今から作りますから大人しく待ってて下さい」
キッパリと否定しつつキッチンに向かう。どうやら私にも懐かれたようだ!
ことあるごとに私に甘えてくるようになった。
社長と代わり代わり抱きついたり海外式のコミュニケーションだと言いながらセクハラまがいの事をするようになった。
しかし、そんなある日。
お昼用に料理を作っていると、何だか気持ち悪くなってきた。
「うぷっ……」
慌ててトイレに駆け込むと吐いた。そういえば今朝から胃がムカムカしていた。うん? ムカムカ?
「夏、希大丈夫? どこが体調でも悪いの?」
レオンが心配そうに覗き込んできた。
そういえば生理が最近来ていない。症状も棗を妊娠した時に似ているわ。
「……レオン。私……妊娠したかも」
「えっ?」
「キャア⁉ ちょっと驚かさないで下さい。それに、どこを触っているのよ?」
「胸だけど」
「何もしないって言っていたではないですか?」
「してないよ! 嫌だなぁ~これは、ただの海外式のコミュニケーションだよ。コミュニケーション。OK?」
アハハッと笑うレオン。そういう問題じゃない!
本当。社長といい……コミュニケーションとモチベーションの度合いを間違えているわよ⁉ それはコミュニケーションではなくてセクハラって言うのよ!
「そんなことより、もうすぐお昼なんだけど。お腹空いた~」
「今、何時ですか?」
「十一時五十分。ねぇ~夏希ーお腹空いた~」
レオンは甘えたようにねだってきた。ただし後ろから、また抱きつきながら何度も胸を弄ってくるが。腹が立ったので触ってる手をつねった。
そして痛がるのを無視して家の中に入って行く。
「……夏希……酷い」
「酷くありません。今から作りますから大人しく待ってて下さい」
キッパリと否定しつつキッチンに向かう。どうやら私にも懐かれたようだ!
ことあるごとに私に甘えてくるようになった。
社長と代わり代わり抱きついたり海外式のコミュニケーションだと言いながらセクハラまがいの事をするようになった。
しかし、そんなある日。
お昼用に料理を作っていると、何だか気持ち悪くなってきた。
「うぷっ……」
慌ててトイレに駆け込むと吐いた。そういえば今朝から胃がムカムカしていた。うん? ムカムカ?
「夏、希大丈夫? どこが体調でも悪いの?」
レオンが心配そうに覗き込んできた。
そういえば生理が最近来ていない。症状も棗を妊娠した時に似ているわ。
「……レオン。私……妊娠したかも」
「えっ?」
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