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第二章・合コンで⁉ 9
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いるのだと思った。家族とも来たりするのだろうか?
それもそうか……奥さんだし。そう考えると胸がズキッと痛みだした。
「どうだ? なかなかいい景色だろ?」
「……はい」
私は素直に返事をした。こんな高級なレストランになかなか行けるものではない。
ただ罪悪感はあるけど……。するとワインを持ってきてグラスに注いでくれた。
一口飲んでみると甘くて飲みやすかった。
「このワイン……飲みやすくて美味しいわ」
「それは良かった。女性でも飲みやすいようにアルコールの少ないヤツなんだ」
なるほど、確かに女性向きだ。これなら、あんまりアルコールが強くない私でも飲めるわね。美味しいし。
しばらくすると料理も運ばれてくる。前食べた時も美味しかったが今日のは特に美味しかった。
会話もいつもと違い、好きな映画のことや趣味や料理の事など普通に楽しむことが出来る内容。まるで本当にデートを楽しむカップルみたいだった。これが、そうだったらどんなにいいだろう。だが、ワインを飲み過ぎる前に気づくべきだった。
お酒は人の判断力を鈍らせる。そう想うからこそ余計に控えるべきだったのだ。
楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいワインのせいで酔いが回ってしまう。
「大丈夫か? 夏希」
「うぅっ……つい飲み過ぎてしまいました」
飲み過ぎて気持ちが悪い……。身体も心もふらふらになってしまう。すると社長は、私の身体を支えてくれた。
「そうか。なら少し休んでいくか。丁度、部屋も取ってあることだし」
と言いながらニヤリと笑う社長に気づくべきだった。
その後。どんな風に口説かれたか分からないが、目を覚ました時には……そう。
私は、社長と一夜を共に過ごしてしまったのだ。嘘…でしょ⁉
後悔で頭が真っ白になっていく広いスイートルームのベッドの上で横を見ると、裸で寝ている社長の姿があった。私も生まれたままの姿。頭も身体も……痛い。
何とか思い出そうと頭を必死に整理させる。確か、楽しく会話をして……それから社長に連れて行かれてレストランから出るとエレベーターで上がり部屋に案内された。
そして私は社長にベッドに寝かされたと思ったら社長はスーツの上着を脱ぐと覆い
それもそうか……奥さんだし。そう考えると胸がズキッと痛みだした。
「どうだ? なかなかいい景色だろ?」
「……はい」
私は素直に返事をした。こんな高級なレストランになかなか行けるものではない。
ただ罪悪感はあるけど……。するとワインを持ってきてグラスに注いでくれた。
一口飲んでみると甘くて飲みやすかった。
「このワイン……飲みやすくて美味しいわ」
「それは良かった。女性でも飲みやすいようにアルコールの少ないヤツなんだ」
なるほど、確かに女性向きだ。これなら、あんまりアルコールが強くない私でも飲めるわね。美味しいし。
しばらくすると料理も運ばれてくる。前食べた時も美味しかったが今日のは特に美味しかった。
会話もいつもと違い、好きな映画のことや趣味や料理の事など普通に楽しむことが出来る内容。まるで本当にデートを楽しむカップルみたいだった。これが、そうだったらどんなにいいだろう。だが、ワインを飲み過ぎる前に気づくべきだった。
お酒は人の判断力を鈍らせる。そう想うからこそ余計に控えるべきだったのだ。
楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいワインのせいで酔いが回ってしまう。
「大丈夫か? 夏希」
「うぅっ……つい飲み過ぎてしまいました」
飲み過ぎて気持ちが悪い……。身体も心もふらふらになってしまう。すると社長は、私の身体を支えてくれた。
「そうか。なら少し休んでいくか。丁度、部屋も取ってあることだし」
と言いながらニヤリと笑う社長に気づくべきだった。
その後。どんな風に口説かれたか分からないが、目を覚ました時には……そう。
私は、社長と一夜を共に過ごしてしまったのだ。嘘…でしょ⁉
後悔で頭が真っ白になっていく広いスイートルームのベッドの上で横を見ると、裸で寝ている社長の姿があった。私も生まれたままの姿。頭も身体も……痛い。
何とか思い出そうと頭を必死に整理させる。確か、楽しく会話をして……それから社長に連れて行かれてレストランから出るとエレベーターで上がり部屋に案内された。
そして私は社長にベッドに寝かされたと思ったら社長はスーツの上着を脱ぐと覆い
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