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18.疼き※
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私はルーカスに流されて契約を交わしてしまった。
もしそれが本当だとすれば、私はルーカスからは一生逃げられないということになる。
それが怖いと思う反面、喜んでいる自分もいた。
私は彼のことが好きだから、一緒にいられることが嬉しいのだろう。
「ミア、信じられないか? だけど安心してくれていい。俺は一生ミアを離すつもりはない。この命が続くまで、ずっとミアの傍にいるし守ってあげる」
彼の表情は少し意地悪そうに見えたけど、先ほどよりも穏やかな顔をして私はどこかほっとしていた。
少なくとも私に敵意を向けているようには見えない。
悪魔は嘘つきで卑怯でもあるけど、敵対しなければ別に害ににはならないのではないだろうか。
「悪魔と聖女は敵対関係になるんじゃないの?」
「必ずしもそうとは限らない」
「どういうことですか? 詳しく教えてください」
「納得できたら、諦めて俺のものになってくれるか?」
私が悩んでいると彼は「まあ、いいか」と呟き、色々と私に教えてくれた。
長い歴史の中で、人間と魔族との衝突は何度かあったようだ。
しかし、もう何百年もそのような争いは起きていないという。
魔族は自分たちの世界で平穏に暮らしており、長寿である者は退屈しのぎに人間に成りすましてこの世界に来ることもあるそうだ。
聖女は人間とほとんど同じだが、魔力量が桁外れに高く『癒しの力』という特殊なスキルを生まれながらに保持している。
ただそれだけのことであり、衝突が起こってない今は敵対関係になることはないらしい。
意外とあっさりと話が終わってしまい、私は戸惑った顔を浮かべていた。
「そういうことだから、悪魔である俺と一緒にいてもなんら問題ない」
彼は話し終えると、顔を寄せてきて私の唇を再び塞いだ。
「んっ……」
「抵抗、しないんだな」
私は口づけを素直に受け入れていた。
考えてみれば、彼のことをもっと知りたいと願ったのは私自身だ。
その願いが叶ったのだから、これは喜んでもいいのではないだろうか。
それに、今の説明を聞く限り、ルーカスの傍に私がいても問題はなさそうだ。
「話してくれたから……」
私は理由をつけて、ぼそりと恥ずかしそうに答えた。
「中途半端な状態にしていたから体が疼いて辛いか?」
「……っ」
唇が剥がされると、彼は不敵に小さく笑った。
私の考えていることなど、全て見透かされているようだ。
挑発されているような気分になり、私は悔しそうな顔で彼を睨みつける。
「ミアが一番触れて欲しい場所、いじめてあげるから足を開いて準備をして」
「……っ!」
ルーカスはさらりとそんな台詞を吐くが、自らそんな体勢になるなんて恥ずかしくて簡単にできるはずがない。
「恥ずかしいか? だけど、触って欲しいんだろう? だったら、足を広げないと触ってあげられないよ」
「ルーカス様の意地悪っ!」
私は泣きそうな顔で、再びルーカスを弱々しく睨みつけた。
「その顔、たまらないほどに愛しいよ。俺は意地悪だ。これでも悪魔だからね。ミア、自分で足を抱えて開けばいいだけだ。今は体も自由に動かせるはずだぞ」
「……あ、ほんとだ」
気づけば体の自由が戻っていた。
だけどこんな状況で解放するなんて、ルーカスは本当に意地悪だ。
私は羞恥に耐えながら、ゆっくりと足を広げた。
「いい子だ。そのまま自分でしっかり足を抱えていて。ミアの触って欲しいところ、沢山可愛がってあげる」
「……ぁっ、ん……はぁっ……」
ルーカスは私が広げた中心に視線を向けると、秘裂をなぞるように指で触れた。
少し触れられただけで、ゾクゾクとした甘い快感が体中に流れてくる。
ずっとこの刺激を待っていたかのように、蜜壺の入口はひくひくと悦ぶように反応する。
「くくっ、まだ入り口を少し撫でただけだぞ? 本当にどこもかしこも敏感な体だ」
「ぁあっ……そんなに激しく、舐めないでっ……んぅ!」
ルーカスはしゃぶりつくように私の蜜が滴る中心を舐め始めた。
舌が擦れるだけで体が小さく震え、蜜口に舌を入れられ内壁を擦られると、鳥肌が立ちそうなほどの快感に腰を何度も跳ねさせてしまう。
「俺の舌を締め付けながら、中をそんなにうねらせて。この蜜を吸い終わったら、もっといいものをミアにあげるから楽しみにしていて」
「やぁっ、んっ……ぁっ、だめっ、っっ!!」
快感を感じる度に頭の奥が麻痺していくような気がする。
私は中をきゅうきゅうと締め付けながら、何度も達してしまう。
「これなら簡単に俺に堕ちてくれそうだね。ミアを閉じ込めて、早く俺だけのものにしたい。そうしたら、時間に縛られることなく、ずっとミアと愛し合える」
「……はぁっ、ぁあっ……どういう、ことっ?」
「俺たち悪魔は数百年は生きることができる。長ければ数千年も可能だ。そして老けることなく、この姿のまま、ね。簡単に言えば、時間の概念に囚われることはなくなる。もちろん、ミアの体も作り変えているから、その姿のまま老けることもなく俺の傍にいられるということだ」
「……不老不死ってこと?」
「不死ではないけど、滅多なことがない限りは死ぬことはないから、ある意味そうなのかもしれないな。俺の世界に来れば、毎日毎時間、好きなだけ抱き潰せるってわけだ」
「……っ!」
ルーカスは口端を上げて不敵に笑った。
もしそれが本当だとすれば、私はルーカスからは一生逃げられないということになる。
それが怖いと思う反面、喜んでいる自分もいた。
私は彼のことが好きだから、一緒にいられることが嬉しいのだろう。
「ミア、信じられないか? だけど安心してくれていい。俺は一生ミアを離すつもりはない。この命が続くまで、ずっとミアの傍にいるし守ってあげる」
彼の表情は少し意地悪そうに見えたけど、先ほどよりも穏やかな顔をして私はどこかほっとしていた。
少なくとも私に敵意を向けているようには見えない。
悪魔は嘘つきで卑怯でもあるけど、敵対しなければ別に害ににはならないのではないだろうか。
「悪魔と聖女は敵対関係になるんじゃないの?」
「必ずしもそうとは限らない」
「どういうことですか? 詳しく教えてください」
「納得できたら、諦めて俺のものになってくれるか?」
私が悩んでいると彼は「まあ、いいか」と呟き、色々と私に教えてくれた。
長い歴史の中で、人間と魔族との衝突は何度かあったようだ。
しかし、もう何百年もそのような争いは起きていないという。
魔族は自分たちの世界で平穏に暮らしており、長寿である者は退屈しのぎに人間に成りすましてこの世界に来ることもあるそうだ。
聖女は人間とほとんど同じだが、魔力量が桁外れに高く『癒しの力』という特殊なスキルを生まれながらに保持している。
ただそれだけのことであり、衝突が起こってない今は敵対関係になることはないらしい。
意外とあっさりと話が終わってしまい、私は戸惑った顔を浮かべていた。
「そういうことだから、悪魔である俺と一緒にいてもなんら問題ない」
彼は話し終えると、顔を寄せてきて私の唇を再び塞いだ。
「んっ……」
「抵抗、しないんだな」
私は口づけを素直に受け入れていた。
考えてみれば、彼のことをもっと知りたいと願ったのは私自身だ。
その願いが叶ったのだから、これは喜んでもいいのではないだろうか。
それに、今の説明を聞く限り、ルーカスの傍に私がいても問題はなさそうだ。
「話してくれたから……」
私は理由をつけて、ぼそりと恥ずかしそうに答えた。
「中途半端な状態にしていたから体が疼いて辛いか?」
「……っ」
唇が剥がされると、彼は不敵に小さく笑った。
私の考えていることなど、全て見透かされているようだ。
挑発されているような気分になり、私は悔しそうな顔で彼を睨みつける。
「ミアが一番触れて欲しい場所、いじめてあげるから足を開いて準備をして」
「……っ!」
ルーカスはさらりとそんな台詞を吐くが、自らそんな体勢になるなんて恥ずかしくて簡単にできるはずがない。
「恥ずかしいか? だけど、触って欲しいんだろう? だったら、足を広げないと触ってあげられないよ」
「ルーカス様の意地悪っ!」
私は泣きそうな顔で、再びルーカスを弱々しく睨みつけた。
「その顔、たまらないほどに愛しいよ。俺は意地悪だ。これでも悪魔だからね。ミア、自分で足を抱えて開けばいいだけだ。今は体も自由に動かせるはずだぞ」
「……あ、ほんとだ」
気づけば体の自由が戻っていた。
だけどこんな状況で解放するなんて、ルーカスは本当に意地悪だ。
私は羞恥に耐えながら、ゆっくりと足を広げた。
「いい子だ。そのまま自分でしっかり足を抱えていて。ミアの触って欲しいところ、沢山可愛がってあげる」
「……ぁっ、ん……はぁっ……」
ルーカスは私が広げた中心に視線を向けると、秘裂をなぞるように指で触れた。
少し触れられただけで、ゾクゾクとした甘い快感が体中に流れてくる。
ずっとこの刺激を待っていたかのように、蜜壺の入口はひくひくと悦ぶように反応する。
「くくっ、まだ入り口を少し撫でただけだぞ? 本当にどこもかしこも敏感な体だ」
「ぁあっ……そんなに激しく、舐めないでっ……んぅ!」
ルーカスはしゃぶりつくように私の蜜が滴る中心を舐め始めた。
舌が擦れるだけで体が小さく震え、蜜口に舌を入れられ内壁を擦られると、鳥肌が立ちそうなほどの快感に腰を何度も跳ねさせてしまう。
「俺の舌を締め付けながら、中をそんなにうねらせて。この蜜を吸い終わったら、もっといいものをミアにあげるから楽しみにしていて」
「やぁっ、んっ……ぁっ、だめっ、っっ!!」
快感を感じる度に頭の奥が麻痺していくような気がする。
私は中をきゅうきゅうと締め付けながら、何度も達してしまう。
「これなら簡単に俺に堕ちてくれそうだね。ミアを閉じ込めて、早く俺だけのものにしたい。そうしたら、時間に縛られることなく、ずっとミアと愛し合える」
「……はぁっ、ぁあっ……どういう、ことっ?」
「俺たち悪魔は数百年は生きることができる。長ければ数千年も可能だ。そして老けることなく、この姿のまま、ね。簡単に言えば、時間の概念に囚われることはなくなる。もちろん、ミアの体も作り変えているから、その姿のまま老けることもなく俺の傍にいられるということだ」
「……不老不死ってこと?」
「不死ではないけど、滅多なことがない限りは死ぬことはないから、ある意味そうなのかもしれないな。俺の世界に来れば、毎日毎時間、好きなだけ抱き潰せるってわけだ」
「……っ!」
ルーカスは口端を上げて不敵に笑った。
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