白い結婚がいたたまれないので離縁を申し出たのですが……。

その日、ティアラは夫に告げた。

「旦那様、私と離縁してくださいませんか?」


王命により政略結婚をしたティアラとオルドフ。
形だけの夫婦となった二人は互いに交わることはなかった。
お飾りの妻でいることに疲れてしまったティアラは、この関係を終わらせることを決意し、夫に離縁を申し出た。

しかしオルドフは、それを絶対に了承しないと言い出して……。


純情拗らせ夫と比較的クール妻のすれ違い純愛物語……のはず。

※小説家になろう様にも掲載しています。
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